赤井三尋のレビュー一覧

  • 翳りゆく夏

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    面白かった。以外な犯人、犯行。しかし、誰もが
    、子に対する想いは一緒なんだな。朝倉さんの、能力。私ももちたかった。

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    2020年05月02日
  • 月と詐欺師(下)

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    ネタバレ

    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    詐欺師たちは当主の儀一郎に反抗して解任された灘尾電機の元社長を仲間に引き入れ、財閥本社の電話交換嬢を騙して抱き込む。用意した餌は、海軍に食い込みを狙う灘尾が渇望する最新軍事技術。特高警察・検事局・海軍技術研究所が交錯し、クライマックスの京都帝国大学へ。痛快コンゲーム・ミステリー長編。

    そういうことでしたか・・・。瀬尾の奥さんとか春日のその後をもっと知りたいが・・そこもベールに包まれてって感じだね。イッキ読み

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    2019年03月28日
  • 月と詐欺師(上)

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    ネタバレ

    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    戦前の大阪。瀬戸俊介は、両親を破産させ甘言で妾にした姉まで死に追いやった新興財閥総帥の灘尾儀一郎の殺害を誓う。偶然知り合った町工場主の春日は、自分の裏稼業は詐欺師だと明かす。「殺すな、かたきは取ってやる」。俊介の全財産で雇われた詐欺師たちは灘尾財閥破綻に向け、壮大な詐欺を仕掛け始める!

    面白い!下巻に続く

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    2019年03月27日
  • 翳りゆく夏

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    これほど「何も起きていない」ミステリーは珍しい。事件の真相に迫る話ながら、今はホントになにも起きていない。話の展開もスムーズで中だるみせず、強引さのない最後。面白かった。

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    2018年02月01日
  • 翳りゆく夏

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    ネタバレ

    新聞社の偉いさんの奥さんが、育児に疲れ事故で我が息子を死なせてしまった。
    奥さんが、姑に気を使い、病院から赤ちゃんを誘拐。その後自殺。
    これが、犯人の真相。

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    2017年12月18日
  • 月と詐欺師(下)

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    コンゲームものは詐欺が成功して終わるお約束 とわかってはいるのにハラハラドキドキ 手に汗握る。
    筋書き通りに進んでいる時はワクワク痛快。小道具に細工する仕掛けの数々は子供のイタズラのように楽しい。予想外のハプニングをアドリブで切り抜けるクライマックスにヒヤヒヤ。そして何より 運命を 大金を手のひらで転がしてゆく彼らがカッコいい。彼らの中には志があり それが読後の感動を生んだ。上下巻をためらっている方も 読み始めたらあっという間。是非お勧めします。

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    2015年09月07日
  • 翳りゆく夏

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    WOWOWドラマWで映像化されたドラマを先に見て
    よく出来ていると感銘を受けたので
    原作にも手を出してみた。

    読みながら思ったのは、ドラマ版は
    驚くほど原作に忠実に作られているのだなということ。

    つまるところ、話の筋が全く一緒。

    話の筋を再確認するだけだったが、
    序盤を過ぎて事件当時の描写から始まる
    中盤からのラストにかけては
    引き込まれる面白さ。

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    2015年08月02日
  • 翳りゆく夏

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    赤井三尋が2003年に発表した「翳りゆく夏」の文庫版。第49回江戸川乱歩賞受賞したデビュー作です。2015年にはTVドラマ化されました。週刊誌の記事をきっかけに20年前の誘拐事件を再調査することになった東西新聞社編集資料室の梶が真相に挑む。事件に関わった人たちの証言をもとに当時の状況をパズルのように組み立てていく展開が非常に上手く、ページをめくる手が止まりませんでした。本作はミステリーとして事件の真相を追うのが王道だと思いますが、物語に登場する家族の関係に主眼を置くのも読み方としてありだと思いました。

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    2025年10月04日
  • 翳りゆく夏

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    ドラマ化された作品でもあり、やはり原作が面白いとドラマ化されるんだな、と思った。
    最後まで犯人はわからず予想外だった。話が進むたびに、さまざまな人の証言や記録から当時の疑問が明らかになり、それがきれいに回収されていく。それにしても、ドラマやミステリで、こういう20年前の事件の振り返りで、当時みた顔とかよく覚えてるものだな、と。自分ならぜったい覚えてないだろう…

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    2025年08月26日
  • 翳りゆく夏

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    警察ではなく記者が20年前の事件を再調査する話。
    その事件の犯人とされている娘を記者として採用したい人物と会社。
    色々と個性的な登場人物が登場しますが、その一人一人の行動、言動が最後はパズルのようにつながり面白かったです。

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    2025年01月27日
  • 翳りゆく夏

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    ネタバレ

    義理父からおすすめされて。
    意外な犯人でしたが、主人公の妻が赤ちゃんを誘拐し育てる話を読んだばかりだったので、またか…となりました。

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    2023年04月05日
  • 翳りゆく夏

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    ネタバレ

    2022.11.05
    そこそこに楽しめるミステリーだった。
    ただやはり時効した事件を追いかける内容なので、臨場感には欠ける気がしたかな。
    子供を返さなかったことも辻褄が合わない気がするし、父親が誘拐犯ではないと分かった時のヒロコの心情ももっと描いてほしかった。

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    2022年11月05日
  • 翳りゆく夏

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    最後まで読んで「あぁ・・・!」となる作品。

    過去に起きた誘拐事件の関係者が大手新聞社に新卒内定。
    その事実が記事となって明るみになったことから過去にさかのぼって、事件の真相に近づいていく窓際社員。

    単なる誘拐事件ではなかった、切ない人の心理が巧みに表現されており推理小説というジャンルを超えた楽しみが得られる作品。

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    2022年10月21日
  • バベルの末裔

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    ストーリーも面白かったが、それ以上にキャラが立っている数名に満足。波多野(首相)、童浄、穂積、球あたり。なので、必然的に2020年の方が面白く、2022年は回収用な感じ。2022年だなぁ。遠いなぁ。

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    2022年05月03日
  • 翳りゆく夏

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    第49回江戸川乱歩賞を受賞。

    犯人の家族について改めて考えさせられる作品でした。
    罪で問われるのは、その本人だけなのに・・・。家族というだけで。だけど、これが現実。

    20年前の新生児誘拐事件について新聞記者が事件の真相に迫っていきます。記者とともに事件について少しずつ分かっていく展開なので、読みながらどんどん引き込まれていくのを感じました。

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    2021年10月17日
  • 翳りゆく夏

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    東西新聞社に入社が決まったのは20年前に嬰児誘拐殺人事件の犯人が父親の娘朝倉比呂子だった
    その事実がどういうわけか週刊誌に取り上げられ、東西新聞は何としてでも比呂子を入社させようとする。
    しかし、比呂子は入社後に噂されるのがつらいと入社辞退を考える。
    それを覆そうと、20年前の嬰児誘拐事件についてもう一度洗い直すこととなり、犯人は男女の2人の他にもいたのではないか?と疑い始める
    徐々に事実が明らかとなり、嬰児殺害の真犯人は東西新聞に務める武藤の自殺した妻であることが分かった。
    読み応えがあって、話も難しくなく面白かった
    2021/09/03 22:51

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    2021年09月20日
  • 翳りゆく夏

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    江戸川乱歩賞受賞作という小説だったので買った一冊。

    20年前の事件を再調査する話

    登場人物が多く、話もちょっと複雑な話だなと思ったが、文章がわかりやすくよみやすかったので、理解力のない自分にも話の内容がよくわかった。

    意外な人物が犯人だった

    ただ残念なのは、事件の真実はわかったが、それに関わった人物のその後が書かれてないから気になる。

    暗い物を持っている人物が多いなと思ったが、事件の真実がわかり、それぞれの人物がいい方向に人生が進むといいなとふと思った小説でした。

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    2021年06月23日
  • 翳りゆく夏

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    ネタバレ

    夏ということで読みました。オチは少々無理がある様な気がしましたが、終盤までぐいぐい読ませます。新聞記者という存在が世間でかなり信頼または尊敬されており、取材しやすかった時代なのでしょう。井上元刑事の「お主」という口癖が浮いています。

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    2019年08月13日
  • 翳りゆく夏

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    物語の本筋の前の段階が長くて、ちょっとしんどかったけれど主人公の梶が核心に近づくにつれて、読むスピードも加速した。いくつかの出来事が重なってあの様な結末を迎えたのは不幸でしかないし、真相を知ったところでスッキリはするけど、救われる人があまり居ない感じなのも悲しい。

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    2017年12月17日
  • 翳りゆく夏

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    20年前に起きた誘拐事件。
    容疑者は逃走中に死亡し、誘拐された子供の行方はわからないまま事件は終わった。
    大手新聞社に容疑者の娘が内定したが、週刊誌にスクープ記事として掲載されてしまう。
    内定を辞退しようとする娘に対して、新聞社の社主は思いとどまるように説得をする。
    同時に、当時の誘拐事件の再調査を窓際記者である梶に命じる。
    娘の入社に何故これほどまでにこだわるのか。
    社主の思い入れがいまひとつ説得力に欠けてはいたけれど、張り巡らされた伏線と描写のリアル感がさすがに乱歩賞受賞作だと感じた。
    忘れ物を取りに戻ったときに見かけた奇妙な光景。
    交わされた会話に隠された真実、結末への助走はみごとだった

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    2017年03月08日