中西秀男のレビュー一覧

  • ザ・ベスト・オブ・サキ(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    イギリスの作家「サキ」の短編を作品発表順にまとめた一冊。
    一巻、二巻とあってこちらにはサキの代表作であり傑作でもある「スレドニ・ヴァシュター」や「開いた窓」などが収録されています。

    非常に読みやすいため、70余年ほど昔の作家なのに古くささは一切感じませんでした。一編がとても短いので(作品によって大体5枚〜7枚くらい)通学、通勤電車で読むのがおすすめです。

    クローヴィス・サングレールやヴィアラが上流階級の人々をやり込めるのがなんとも痛快でした。
    素直に面白いと思える贅沢な一冊です。

    0
    2013年11月09日
  • ザ・ベスト・オブ・サキ(2)

    Posted by ブクログ

    毒気は相変わらず、なのですが
    総合的からすれば1作目よりは劣ります。
    それと文化の違いなのかはわからないですが
    オチがまったく理解できないのがありましたので。

    しかし思わぬ逆転劇がある作品は
    読んでいて爽快ですね。
    「幻の午餐」、「ルーイス」は
    まさかのことが起きますので面白いです。

    0
    2010年06月10日
  • ザ・ベスト・オブ・サキ(1)

    Posted by ブクログ

    短編集。全44話。

    以前、『サキ短篇集』を読んで以来、すっかりはまってしまって、ベスト1・2を買っちゃいました。んで、読んじゃいました(笑)

    前に読んだ作品もあったけど、ほとんどおもしろかったな〜。奇妙な味って言うの?阿刀田高さんと似た作風。エスプリに富んでて、ブラックジョークが効いてて・・・。

    なんでこんな少ないページ数でキリッとまとまった文章ができるの!?さすが短編の妙手です。感心です。

    0
    2009年10月04日
  • ビアス怪談集

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ・右足の中指
    結末と題名がリンクする。幽霊が復讐する。

    ・宿なしの幼子
    疫病により家族をなくした子供が遠くの施設に引き取られる。しかし、何かに導かれるようにして放浪を続け、母親の墓の上で息絶えていた。

    ・月あかりの道
    一連の出来事を三人の視点から順に語った小説。息子、父親、母親の順だが、最後の母親は死んだあとの幽霊として語り手となる。幽霊とはいえすべてを承知しているわけではなく、自分の見たものしか知り得ない。幽霊である母親の語りによって、息子と父親の謎は解けるが、結末まで言ってもひとつの謎が残る。父親の前に家に入ったのは何者だったのか?

    ・壁のかなた
    O・ヘンリの最後の一葉の分岐を間違え

    0
    2015年07月05日