中西秀男のレビュー一覧

  • ザ・ベスト・オブ・サキ(1)
    イギリスの作家「サキ」の短編を作品発表順にまとめた一冊。
    一巻、二巻とあってこちらにはサキの代表作であり傑作でもある「スレドニ・ヴァシュター」や「開いた窓」などが収録されています。

    非常に読みやすいため、70余年ほど昔の作家なのに古くささは一切感じませんでした。一編がとても短いので(作品によって大...続きを読む
  • ザ・ベスト・オブ・サキ(2)
    毒気は相変わらず、なのですが
    総合的からすれば1作目よりは劣ります。
    それと文化の違いなのかはわからないですが
    オチがまったく理解できないのがありましたので。

    しかし思わぬ逆転劇がある作品は
    読んでいて爽快ですね。
    「幻の午餐」、「ルーイス」は
    まさかのことが起きますので面白いです。
  • ザ・ベスト・オブ・サキ(1)
    短編集。全44話。

    以前、『サキ短篇集』を読んで以来、すっかりはまってしまって、ベスト1・2を買っちゃいました。んで、読んじゃいました(笑)

    前に読んだ作品もあったけど、ほとんどおもしろかったな〜。奇妙な味って言うの?阿刀田高さんと似た作風。エスプリに富んでて、ブラックジョークが効いてて・・・。...続きを読む
  • ビアス怪談集
    ・右足の中指
    結末と題名がリンクする。幽霊が復讐する。

    ・宿なしの幼子
    疫病により家族をなくした子供が遠くの施設に引き取られる。しかし、何かに導かれるようにして放浪を続け、母親の墓の上で息絶えていた。

    ・月あかりの道
    一連の出来事を三人の視点から順に語った小説。息子、父親、母親の順だが、最後の母...続きを読む