中西秀男のレビュー一覧

  • ザ・ベスト・オブ・サキ(1)

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    ネタバレ

    イギリスの作家「サキ」の短編を作品発表順にまとめた一冊。
    一巻、二巻とあってこちらにはサキの代表作であり傑作でもある「スレドニ・ヴァシュター」や「開いた窓」などが収録されています。

    非常に読みやすいため、70余年ほど昔の作家なのに古くささは一切感じませんでした。一編がとても短いので(作品によって大体5枚〜7枚くらい)通学、通勤電車で読むのがおすすめです。

    クローヴィス・サングレールやヴィアラが上流階級の人々をやり込めるのがなんとも痛快でした。
    素直に面白いと思える贅沢な一冊です。

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    2013年11月09日
  • ザ・ベスト・オブ・サキ(2)

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    やっぱショートと言えばちょいと皮肉というか塩辛い感じがよいと思うのは星新一世代だからか。
    とは言え日本とは違う感覚があって、大惨事にはならないけどけっこうギリギリっぽい話も多い。怒り狂ったブタに子どもを食わせそうとしたり、どこのハンニバルっていうかブタに人を食わせるのはキリスト教的にはアリなんかな。ブタさん怖い。
    後は幾つか面白さの理解できないのがあって、これは翻訳故なのかやっぱり宗教とか文化の問題か。そういう謎も含めて楽しんでみたかなー。

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    2026年09月23日
  • ザ・ベスト・オブ・サキ(2)

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    毒気は相変わらず、なのですが
    総合的からすれば1作目よりは劣ります。
    それと文化の違いなのかはわからないですが
    オチがまったく理解できないのがありましたので。

    しかし思わぬ逆転劇がある作品は
    読んでいて爽快ですね。
    「幻の午餐」、「ルーイス」は
    まさかのことが起きますので面白いです。

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    2010年06月10日
  • ザ・ベスト・オブ・サキ(1)

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    短編集。全44話。

    以前、『サキ短篇集』を読んで以来、すっかりはまってしまって、ベスト1・2を買っちゃいました。んで、読んじゃいました(笑)

    前に読んだ作品もあったけど、ほとんどおもしろかったな〜。奇妙な味って言うの?阿刀田高さんと似た作風。エスプリに富んでて、ブラックジョークが効いてて・・・。

    なんでこんな少ないページ数でキリッとまとまった文章ができるの!?さすが短編の妙手です。感心です。

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    2009年10月04日
  • ビアス怪談集

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    ネタバレ

    ・右足の中指
    結末と題名がリンクする。幽霊が復讐する。

    ・宿なしの幼子
    疫病により家族をなくした子供が遠くの施設に引き取られる。しかし、何かに導かれるようにして放浪を続け、母親の墓の上で息絶えていた。

    ・月あかりの道
    一連の出来事を三人の視点から順に語った小説。息子、父親、母親の順だが、最後の母親は死んだあとの幽霊として語り手となる。幽霊とはいえすべてを承知しているわけではなく、自分の見たものしか知り得ない。幽霊である母親の語りによって、息子と父親の謎は解けるが、結末まで言ってもひとつの謎が残る。父親の前に家に入ったのは何者だったのか?

    ・壁のかなた
    O・ヘンリの最後の一葉の分岐を間違えたかのような話。

    ・死人谷の夜の怪異
    この短編集のなかでもっともはっきり幽霊が出てくる。中国人の幽霊が切り取られた辮髪を取り戻しに来る話。

    ・ハルピン・フレイザーの死
    ハルピン・フレイザーは夢のなかで母親に似た怪物に殺される。現実にも彼は殺され、その場所は母親の墓だった。母親はその父親に殺され、息子のハルピンを道連れにしたのか?

    ・シロップの壺
    正直者の店主が死んで、正直者の幽霊が現れる。

    ・見知らぬ男
    語り手が幽霊で残された聞き手が真相を悟る。

    ・適切な環境
    作家ジェイムズ・アー・コールストンは親友チャールズ・ブリードと同日同時に自殺することを約束する。ウィラード・マーシュはコールストンからその日にブリードの邸で渡された短編を読むよう言い渡される。その短編は二人がその日自殺するという告白書であった。ブリードとマーシュは死に、コールストンは精神病院に収容された。

    ・あん畜生
    透明な怪物が現れ人を殺す。目的・理由は不明。

    ・マカーガー峡谷の秘密
    迷い込んだマカーガー峡谷の小屋で夢を見た。夫婦が小屋に住んでいる。そこで目が覚めるが音だけは続いていた。女が絞め殺されるような声が聞こえた。その後、マカーガー峡谷を知る人からそこにマクグレガーという夫婦が住んでおり、妻が死体で発見され夫は行方不明だと聞かされる。マカーガーはマクグレガーがなまったものだった。

    ・猛烈な格闘
    南北戦争の北軍の士官が監視中に亡くなった。士官の死体は格闘の跡があり、そのそばには敵軍の死体があった。しかし、その死体は死後相当の時間が経っているものだった。

    ・カーコサの一住民
    見慣れない場所で人に話しかけてもまったく相手にされない。ふと見ると自分の名前と生没年が書かれた墓石があった。と、霊が霊媒に語ったのだった。

    ・アウル・クリーク橋の一事件
    南北戦争の北軍が支配していたアウル・クリーク橋を爆破しようとした南軍の協力者が捕らえられ、絞首刑に処されるところだった。足元の板が外され、首に縄が食い込むまでの僅かの間に、彼は逃げだし家族のもとに向かう夢を見る。妻に会う直前で死が訪れた。

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    2015年07月05日