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Posted by ブクログ 2021年10月18日
2008年の北京が舞台。
もう忘れてしまった感じがありますが、オリンピックの前で高揚する中国の雰囲気を思い出しながら、そのあと日本で現実になる出来事と合わせてタイムマシンに乗ったかのような感覚が味わえます。
小説にここまで描かれていたことが、なぜ、簡単に起こってしまったのか。
喉元を過ぎ、原発...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月26日
政治のことも、エネルギーのことも
このタイミングで読むにはあまりにもリアルな内容。
丁寧に取材して書かれたこと、
そしてかなりのボリュームで真実も含まれているであろうことを考えると
隣国が舞台となったフィクションとは思えません。
人物の描写もいきいきとしていて、
ぐいぐいと話に引き込まれます。
壮...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月10日
「原発は我々に素晴らしい恩恵を与えてくれる。だが、人間の心に隙が生まれた瞬間、神の火は劫火に変わる」原発事故と五輪開催を通して中国という国の姿を描く本書。福島原発とほとんど同じ事故が描かれているため、中国のことだけでなく、今回の事故の本質、そして原発のあり方について深く考えさせられた価値あるサスペン...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月12日
大作。そして傑作。
上巻は読み進めることがつらくなるくらい苦しい。
理解できない文化の違い、と一言で表していいのか躊躇うほど、
中国という国へ対しての不信感、嫌悪感が掻き立てられていく。
ほとんどの登場人物を嫌いになるのではないかと思うほど。
それがだんだんと、
すでに出来ている文化の在り方や、...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月28日
まるで、福島第一原発事故を予測していたかのような内容。
真山さんの社会問題を取り上げて読者に突き付ける書き口は、やっぱり見事だしすごい。
いろんなことを思うけど、確かなのは、原発の問題はものすごい政治的で、簡単に決められるものではないということ。
原発大国フランスでも、日本でも、中国でも、...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月30日
中国の実像をとらえるには むつかしいとおもう。
二人の主人公 日本人の技術顧問としての田嶋。
特命副書記 鄧学耕。
『切れすぎる刃物は、切れない刃物より使いにくい。』
というが、二人は 切れすぎながら 切れないような見事なキャラクター。
田嶋は 先頭に立って 行動する現場主義者。
中国人と融合して,...続きを読む
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