万葉集講義 最古の歌集の素顔

万葉集講義 最古の歌集の素顔

小説・文芸
968円 (税込)

4pt

4.2

奈良時代の後期に成立し、短歌・長歌など四五一六首を収める『万葉集』。歴代天皇や皇族、宮廷貴族、律令官僚がおもな作者だ。他方で防人、東国の農民、遊女といった庶民の歌も含む。幅広い階層が詠んだ、きわめて日本的な「国民文学」のイメージで語られるが、それははたして妥当か。古代日本が範を仰いだ中国の詩文の色濃い影響をどう見るべきか。代表的な歌々を紹介・解説しつつ、現存最古の歌集の実像を明らかにする。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / ブックガイド
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    万葉集講義 最古の歌集の素顔
  • タイトルID
    :
    910366
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年02月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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万葉集講義 最古の歌集の素顔 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    万葉集の成り立ち、構成等を東アジア漢字文化圏の中から位置づけた講義。歌そのものの解釈より広く時代背景や『文選』の影響を考察する。

    万葉集の時代的な背景と全20巻の構成から成り立ちを語る。個々の歌の解説は少ないので筆者の他の書籍に譲りつつ、命名の由来や中国文化の影響など実にわかりやすい。

    万葉集に過大な期待をかけるでもなく、それでも素晴らしさを語る一冊。

    0
    2021年01月11日

    Posted by ブクログ

    万葉集の一連を丁寧に説明の上、最後に「日本は翻訳と加工の大国である」と結論づけておられるところに、「なるほど~」と感じ入った次第です。

    0
    2020年12月03日

    Posted by ブクログ

    著者はこれまでに多くの『万葉集』にかんする入門書を刊行しており、『万葉集』という作品の性格をさまざまな観点からわかりやすく解説をおこなってきたことで知られています。これに対して本書は、冒頭でいきなり「『万葉集』をどういうものだと考えるか?」というストレートな問いが提起されており、この問題に正面からこたえようとする試みがなされています。著者の『万葉集』の理解の中心にある考えかたが明確に語られている入門書といえるように思います。

    上の問いに対する著者のこたえは、「東アジアの漢字文化圏の文学としての性格を有する」「宮廷文学としての性格を有する」「律令官人文学としての性格を有する」「京と地方をつなぐ文学としての性格を有する」という、四つにまとめられます。とくに近代以降の『万葉集』の再発見がなされて以来、この作品を国民文学の嚆矢とする見かたがくり返し語られてきましたが、現在の研究成果を押さえながら、『万葉集』という作品の真相がわかりやすく解説されています。

    終章および「あとがき」では、上で述べたような『万葉集』をめぐる近代的な言説が、ふたたびひろく語られつつある現在の状況に対して、著者が専門家として危機感をおぼえているのだろうかと思われるようなことばが見られます。ただ、なんといっても本書は、著者の多くの著作のなかでも一般の読者にひろくとどけられる新書形式で『万葉集』という作品の中核的な性格を解説している本なので、多くのひとに手にとってほしいと感じました。

    0
    2026年07月26日

    Posted by ブクログ

    最近、日本的なものの源流として、和歌や俳句などを少しづつ読んでいる。そういう源流のもっとも源流といえる万葉集もすこしづつ学んでいるところ。

    が、この「日本的」なるものが、実は、そんなに簡単な話しではない。万葉集はのちの技巧をこらした和歌にくらべて、素朴な直情的なもので、ここに日本の魂の源があるのだ、というような読みはもはや成立しないのだ。

    つまり、万葉集は、古代の中国の詩歌に影響されたもので、その影響をなんとか言語化しようという先人の努力なのだ。

    つまり、外来のものをなんとか日本のものにしようとする悪戦苦闘の歴史である、という意味において、とても日本的なもの。

    ということが、かなりわかりやすく説明してある。

    同様の論旨は、品田さの議論で十分に論じられているわけだが、こちらの本では、もう少し柔らかく、優しいトーンで諭してくれる感じ。

    0
    2021年06月15日

    Posted by ブクログ

     これは万葉集の非常に素晴らしい入門書だ。
     編纂という行為には、多くの人の営為があった。そんな当たり前のことを、万葉集については忘れていたことに気付かされた。

    0
    2020年11月05日

万葉集講義 最古の歌集の素顔 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / ブックガイド
  • 出版社
    :
    中央公論新社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    中公新書
  • タイトル
    :
    万葉集講義 最古の歌集の素顔
  • タイトルID
    :
    910366
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年02月12日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    6MB

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