辰巳芳子 ご飯と汁物 後世に伝えたい食べ物

辰巳芳子 ご飯と汁物 後世に伝えたい食べ物

2,420円 (税込)

12pt

4.5

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

日本の2018年度の食料自給率はカロリーベースで約37%。先進国の中でもかなり低い。私たちは「持たざる国」に住んでいることを自覚せねばならない。しかし、米と大豆さえあればこの国は何とかやっていける。米は主食「ご飯」、大豆はみそ、しょうゆなど「汁物」の原料。
本書では、四月は胚芽米ご飯とあさりのみそ汁、五月はたけのこご飯と鶏のすっぽん仕立て、六月は梅干しご飯とえんどうのけんちん汁、十月はかやくご飯と天ぷらのみそ汁、十一月は麦ご飯ととろろ汁、三月は五目ずしとはまぐりの吸い物など、季節ごとに食べたいご飯と汁物を紹介し、その大切さを説く。
著者は、脳血栓で倒れて言語障害を伴う半身不随の父親の8年におよぶ介護を通じ、スープの重要性に気づくことになる。その代表的なスープである「玄米スープ」と「干ししいたけのスープ」も掲載している。
また、著者と親交のあるヒゲタ醤油株式会社・取締役相談役の濱口敏行氏が「しょうゆについて」を、合資会社八丁味噌(屋号カクキュー)・代表社員の早川久右衛門氏が「八丁味噌について」を寄稿し、しょうゆやみそが日本の食文化に欠かせない調味料であることを力説している。
ご飯と汁物のレシピだけでなく、米と大豆との向き合い方を考えさせる一冊である。

...続きを読む

辰巳芳子 ご飯と汁物 後世に伝えたい食べ物 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年12月11日

    大変勉強になりました。
    季節ごとの献立、ハレの日のご飯、常備菜、丁寧な下処理、コツ、大事なこと、基本的なこと。たつみさんの言葉がそのまま伝わってくるようで、日々お食事を作っているものとしても、あらためて気が引き締まりました。

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月20日

    日本食についてのコラムがたくさん。
    単なるレシピ本にあらず。
    食について考えさせられた。

    五目ずしは3日に分けて作るのならば、やってみたい。手間暇がかかるものでも、日をまたぎ、時間をかけて良いのであれば気持ちが楽になる。

    丁寧に暮らしたいと思いながらも、ちゃちゃっと手早く作れるものばかり食べて暮...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年11月20日

    正しい日本人のお食事の基本。
    丁寧に食材と向き合う姿がステキ。
    「かどがとれる」「(食材を)いじめない」のような表現がやさしい。
    思わず土鍋でおかゆを作りたくなる。

    0

辰巳芳子 ご飯と汁物 後世に伝えたい食べ物 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 暮らし・健康・美容

暮らし・健康・美容 ランキング

辰巳芳子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す