プロパガンダ戦争 分断される世界とメディア

プロパガンダ戦争 分断される世界とメディア

ビジネス・実用
869円 (税込)

4pt

4.8

迎合か抵抗か? 嫌イスラーム、新型コロナ・パンデミック、紛争、「テロとの戦い」、フェイク報道……。報道の中で展開される宣伝戦と混迷の世界情勢を読む! メディアは報道だけではなく、世界に分断をつくりだす宣伝、すなわちプロパガンダにも使われる。独裁国家や全体主義的な国のメディアは言うまでもなく、欧米、日本の報道でも程度の差はあれ、その社会の権力に都合のよい報道がされることがある。さらに、近年のSNSの普及でこうした宣伝戦は巧妙を極める一方となっている。戦争、難民、移民排斥、嫌イスラーム、大災害やパンデミックによって世界が未曽有の分断の局面にある今、事態をどうとらえるか? そこで重要なのは情報を読み解く力、すなわちメディア・リテラシーだ。宣伝戦を見抜き分断を超える視座を得るため、激動の世界情勢を俎上に、いかに情報に接し、読み取るかを提言する。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    プロパガンダ戦争 分断される世界とメディア
  • タイトルID
    :
    856086
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年10月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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プロパガンダ戦争 分断される世界とメディア のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    新書で刊行されていますが、新書にしておくのはもったいないです。より寿命の長い書籍として再刊行すべきではないかと思います。

    イスラム圏のことは日本ではあまり話題にならないためか、よく判らないな、と感じていました。そもそも、メディアはひとつの事柄を継続的に伝えることがほとんどないため、受け取り手は推移を理解することが困難です。
    本書は、当時世界で何が起きていたのか、と、その事象がどのような形で報道されてきたのか、を合わせて説いてくれています。世界中の事件と報道を追うのは大変だったでしょう。
    何度も読み返したい本です。

    0
    2025年09月19日

    Posted by ブクログ

    メディアの情報がいかに政府のプロパカンダや見解を垂れ流してきたかを痛感。


    現場の声を聞き、その地域の歴史を学んで記事を書いても、本社の都合で角が取りれたニュースになってしまう。

    メディアリテラシーの持ち方に加えて、中東情勢とそれに絡む欧米露の外交政策も勉強になった。


    欧米、イスラーム世界など、文化圏が異なれば情報の捉え方も違う。
    その点で、カタールの国際メディア、アルジャジーラのニュースは定期的にチェックしたい。

    0
    2021年02月23日

    Posted by ブクログ

    日本ではなかなか得られない世界情報を、それぞれの相手国がどのように操作して、有利に組み立てているかを実例をもとに説明していた。
     最後はコロナの話であるが、何かの卒論のアイディアにはなるであろう。

    0
    2021年02月03日

    Posted by ブクログ

    著者は中東でイスラム研究をしながら取材もしている大学教授。この本のメインテーマはプロパガンダなのだが、アラブ市民の民主活動の仕方など現地でじっくり観察している著者ならではの分析が興味深い。
    「民族によい民族、悪い民族などない」「メディアは白黒つけたがる」
    ニュージーランド政府は普段から移民に対しても平等に処遇することを表明してきたので、移民を狙ったテロ事件でアーダーン首相が「テロリストの名前を二度と口にしない。男がテロによって手に入れようとしていたものの一つが悪名。だからこそ私は口にしない。テロリストは無名のまま終わる。みなさんには犠牲者の名前を忘れないでほしい」
    国営放送と公共放送は違う。国営放送は国が資金を出すので政府のプロパガンダが柱になるが、公共放送は全ての市民から視聴料を徴収するので政府のプロパガンダはしない。
    ヨーロッパの難民問題、トルコでは「恥を知れ、世界」と報じられた。トルコはギリシャやイタリア、ハンガリーが難民排斥する中、360万人ものシリア人を難民として受け入れている。
    バグダディー暗殺に際し、トランプとエルドアンと筆者の推測ではロシア、イラクが水面下で交渉したのが驚き。
    2019年にサウジアラビアで開催されたアニメエキスポを日本メディアは無邪気に報じたが、2015年から2018年までイエメンでは7500人の子供がサウジアラビアとUAEの空爆によって命を落としている。ジャーナリスト殺害などの野蛮性の裏で女性ドライバーの解禁するなどと同様、アニメエキスポもサウジアラビアのプロパガンダであることを見破るべきだった。

    0
    2021年01月30日

    Posted by ブクログ

    内藤先生は昔近くの研究室にいながら何となく近よりがたい存在だった。そんな先生の本を見かけたので、躊躇うことなく迎え入れた。
    情報に容易くアクセス出来るからこそ、操作もしやすい。複雑な話題は、シンプルに捉えて考えた方が楽なため、ついつい対のフレームで考えがちである。しかし、対で考えることは、時に分断を生む。シンプルな構図で捉えられるほど、現実は単純ではない。一方、シンプルに敵が分かる方が、権利側は都合がいいし、自分も正義を振りかざせて気分がいい。
    本著には、その情報は誰の視点かを考えることが大事だとある。併せて情報にフィルターをかける自分の視点とは何か、それを言語化することも大事だと考えた。

    0
    2020年10月11日

    Posted by ブクログ

    インターネットが普及し、日々様々な情報にふれる私達。

    この情報について、一歩踏み込んで考えてみようと思いこの本を読みました。

    内容は、中東情勢、テロとの戦いを伝えられていること各国のメディアの視点ではどのように報じられているのかを実際の記事を基に説明されています。

    中東情勢についての知識がないと少し組織名などのアルファベットなどに苦労しますが、著者の伝えたいことは理解できました。

    国レベルで行われている情報操作合戦により真実はとても見にくくなっている。
    しかし、だから真実を知らなくてもよいということではないと思う。

    そのためには、どこの誰からの情報であるのか、同じ案件に対する情報はないかという多視点を常に持たなければ、真実は見えてこないと知りました。

    キーワード
    分断するための報道の存在
    日本以外のメディアも見る
    情報は、毒でもあり薬にもなる
    なぜ、日本で報じられないかを考える

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結構レベルは高め。
    だけれどもいかに情報というものが
    そういったものの前には歪になるかは
    よくわかることでしょう。

    全てを鵜呑みにするわけにはいきませんが
    思惑というものがあるのです。
    それぞれの国にも。
    それに踊らされたケースというのもある訳で。
    (まあ関係者はすでに、ね)

    そういう意味である種のメディアを知るために
    言語習得は大事なのかもしれません。

    しかし私が見なくなった理由
    だいたいにおいて…

    0
    2023年12月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     メディアが流す情報、為政者等からの偏った情報の垂れ流しなのかそれとも現地をしっかり取材した上で誰の立場で語られた情報なのか、心して受け止めよ、という強いメッセージを感じる一冊だ。
     巷にあふれている情報をどのように拾い取るかは自分次第ということだ。ただ、「どのように拾い取るか」というところにも自分のフィルターが働くし、すでに情報に操作されたフィルターなのかもしれない。

    0
    2020年12月09日

プロパガンダ戦争 分断される世界とメディア の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    社会・政治 / 政治
  • 出版社
    :
    集英社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    集英社新書
  • タイトル
    :
    プロパガンダ戦争 分断される世界とメディア
  • タイトルID
    :
    856086
  • ページ数
    :
    272ページ
  • 電子版発売日
    :
    2020年10月16日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    3MB

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