ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
子宮体がんを告知された主人公は、放射線センターでエックス線照射を受ける。治療法に反対する娘、肺がん闘病中の元同僚、放射線宿酔の夢に現れる今は亡き女性たち。数々の文学賞に輝く著者による、実体験をもとに病と魂の変容をめぐる傑作長編。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
一言、素晴らしい。 でも、残念なことに私にはその素晴らしさを分析する能力も無ければ表現するウデも有りません。 一言で言えば、自らの体験に基づくガン闘病小説です。(但し癌治療方法の優劣や是非を問うような物語ではありません) 主治医や婦人科の看護婦である娘と喧嘩してまで、摘出手術を拒み、子宮体ガンには...続きを読む効果が無いと言われる放射線治療を選ぶ主人公。彼女は一人ウイークリーマンションを借り、特殊な放射線治療を行う九州の最南端の地の放射線センターに通院します。強い放射線宿酔に苦しみ痩せさらばえつつも毎日センターに通い、帰宅すれば食べる気力もなくベッドに寝転がるばかりの日々。 病気に打ちひしがれながらも生きようとする主人公の元に訪れる奇妙な夢。同じくガン闘病中の元同僚からの電話。テレビから流れ続ける3.11の映像と市内から4㎞先に有る焼島の噴火。どこか現実と夢想が入り混じったような奇妙な物語空間。 生と死の狭間のような場所で、いつも以上に短く鋭い文章を積み重ね、一つ一つの話がグサグサと突き刺さって来る。ただそれだけで素晴らしい。さすが村田さんです。
灰の舞う薄暗い世界の淵を、その先にあると信じる小さな、たった一粒の小さな光を探し彷徨っているようなとても疲れる作品。 そう。わたしも照射されているようにリアルだから余計疲れるのだけど、これだけの描写をやってのける作者の力は凄まじい。 選択できるのであれば、なにがどうでも選択したいと思う。 その可能性...続きを読むに縋りたい。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
焼野まで
新刊情報をお知らせします。
村田喜代子
フォロー機能について
「朝日文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
姉の島
エリザベスの友達(新潮文庫)
光線
掌篇歳時記 春夏
新古事記
新編 尻尾のある星座
飛族
人の樹
「村田喜代子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲焼野まで ページトップヘ