高坂正堯―戦後日本と現実主義

高坂正堯―戦後日本と現実主義

1,100円 (税込)

5pt

日本における国際政治学の最大の巨人・高坂正堯(1934~96)。中立志向の理想主義が世を覆う60年代初頭、28歳で論壇デビューした高坂は、日米安保体制を容認、勢力均衡という現実主義から日本のあり方を説く。その後の国際政治の動向は彼の主張を裏付け、確固たる地位を築いた。本書は、高坂の主著、歴代首相のブレーンとしての活動を中心に生涯を辿り、戦後日本の知的潮流、政治とアカデミズムとの関係を明らかにする。

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高坂正堯―戦後日本と現実主義 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    亡くなった96年には色々な追悼企画が組まれたそうだが全く記憶に無い。
    生きてはいないだろうなとは思っていたが、そんなに前とは思わなかった。
    著作は「世界地図の中で考える」と「文明が衰亡するとき」で、読んだのは1982年頃、その頃はネットなんぞ無かったから、どんなキャラかもわからず。
    もしかするとTV

    0
    2019年04月01日

    Posted by ブクログ

    高坂正堯が鬼籍に入ったのは1996年。
    この年の私の読書録を読み返すと、「高坂正堯」以外にも「司馬遼太郎」「遠藤周作」の名があり、この3人が亡くなって、「これらの人の小説、評論がもう世に出てこないと思うと寂しい限り」との記載があった。本当にこの時は直接会ったこともない人の死が何故こんなに悲しいのかと

    0
    2018年11月13日

    Posted by ブクログ

    日本における国際政治学の泰斗・高坂正堯の本格的評伝。高坂の主要著作、歴代首相のブレーンとしての活動を中心に生涯を辿り、戦後日本の知的潮流、政治とアカデミズムとの関係を明らかにしている。
    高坂の主要著作を体系的に総覧しており、高坂の思想・学問の全体像や変遷を理解するのに適している。『国際政治』で説かれ

    0
    2019年12月23日

    Posted by ブクログ

     高坂正堯さんの生涯やその間の作品,活動内容などを興味深く読みました。これまで高坂さんの作品は個別に読んでおり,いろいろと共感するところがありましたが,ご本人の生涯や背景などを知ることで,より理解を深めることができたと思っています。
     湾岸戦争の頃の活動に関する記載やそのときの高坂さんのご主張は,い

    0
    2019年03月16日

    Posted by ブクログ

    橋本 五郎(読売特別編集委員)の2018年の3冊。
    学者としての公的な側面と私的な高坂さんが過不足なく描かれている。

    0
    2018年12月31日

    Posted by ブクログ

    現実主義者・高坂正堯の若き頃からの秀才ぶり、父・正顕からの伝統をひく京都学派としての顔。そして東大のこれまた若き秀才・坂本義和との対話が面白い。理想主義者・坂本の高坂評は「空襲を経験していないため、戦争の苦労を知らない高坂」とのこと。高坂の坂本や丸山眞男への丁寧な態度は頭が下がるところ。そして晩年6

    0
    2018年12月03日

    Posted by ブクログ

    戦後の国際政治学者、高坂正堯の評伝。
    思った以上に政治に首を突っ込んでいたことは初めて知ったが、予想外の話は少なかった。現実的な保守派として風当たりは強かったと思うが、そのあたりも記述は少なく、淡々と著作権をもとに生涯を追いかけたもの。晩年の改憲論への転向などもう少し深掘りすれば面白かったと思う。

    0
    2025年01月01日

    Posted by ブクログ

    経済中心主義としての吉田を高く評価する一方、後年の田中には批判的で「吉田体制」にまで高めることはあってはならないとしていたことは興味深い。また、湾岸戦争を受けて日本外交の主体性の欠如に対する危機感を高めており憲法9条は思考停止の悪弊があり集団的自衛権を容認すべきとの立場であったこともその後の展開に示

    0
    2023年06月02日

    Posted by ブクログ

    高坂の伝記。それ以上でもそれ以下でもない。高坂が好きな人にはこれで良いのかもしれないが、高坂が社会で果たした役割について少し詳しく知りたいと思って読んだ自分には物足りなかった。高坂の発言についても、またその発言の時代背景についても、記述は十分でない。彼がほぼ一貫して「現実主義」の立場であったこと、あ

    0
    2020年05月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    服部さんの評伝はさすがに読みやすくすらすらと読めた。高坂正堯しの『国際政治』は読後感がとても大きかった印象がある名著であるが、彼が32歳くらいで書いたと知りびびりました。またかれは、高坂昌信の子孫なことも知らなかったのでびびりました。彼のような冷静な知識人にとっても、湾岸戦争は衝撃的だったのだなあ。

    0
    2019年01月16日

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