中曽根康弘 「大統領的首相」の軌跡

中曽根康弘 「大統領的首相」の軌跡

990円 (税込)

4pt

4.2

自主憲法制定を訴えるタカ派、主張を変える「風見鶏」、首相就任時も、田中角栄の影響下「田中曽根内閣」と批判された中曽根康弘。だが「戦後政治の総決算」を掲げた中曽根は「大統領的首相」の手法によって、国鉄などの民営化を推進、中韓と蜜月関係を築き、レーガン米大統領やサミットを通し、日本の国際的な地位を大きく上昇させる。本書は中曽根の生涯を辿り、日本が敗戦から1980年代、戦後の頂点へと向かう軌跡を追う。

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中曽根康弘 「大統領的首相」の軌跡 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    広田弘毅を著した服部教授による中曽根康弘の評伝。読み応え十分。

    毀誉褒貶ある政治家であるが(というか政治家なんて毀誉褒貶あるのが通常だが)、その哲学、知力、胆力、理念、実行力は、今の政治家からは感じられないものであり、その主義主張や行ったことへの賛否はおいて、類まれな政治家であったことを実感させら

    0
    2021年03月17日

    Posted by ブクログ

    著者も最後に書いているが、まだ存命の政治家について業績をまとめることはとても勇気のいることだったと思う。まずその労をねぎらいたい。そして、吉田茂が戦後を作った指導者ならば、中曽根康弘こそが戦後を終わらせ、冷戦を勝利に導いた指導者なのだろう。
    総理になる前に、これほどまでに海外を歴訪した指導者は日本で

    0
    2018年11月02日

    Posted by ブクログ

    中曽根康弘。5年の長きにわたり、内閣総理大臣を務めた昭和を代表する政治家。特に評価されるのが外交手腕。米国大統領レーガンとニックネームで呼び合うほどの親密な関係を築き、中国や韓国との首脳とも会談を重ねる。好調な国内経済も後押しして、中曽根率いるジャパンの存在感は世界の中心を占めていた。

    内政面でも

    0
    2016年02月15日

    Posted by ブクログ

    カント読んでる政治家なんて日本に今いるのかな。
    そういえば佐藤栄作も読んでた。昔の政治家には哲学があったんだなあ。

    0
    2020年10月27日

    Posted by ブクログ

    「大統領的首相」を標榜して昭和の最後に約5年間首相を務めた中曽根康弘の評伝。中曽根へのインタビューや中曽根の著書・日記をベースとしつつも、同時代の他の政治家による中曽根に対する評価を記した史料等も用いながら、中曽根を現代日本政治史の中に位置付け、その半生をできる限り客観的に描いている。
    中曽根の半生

    0
    2017年11月19日

    Posted by ブクログ

    中曽根マシーン
    中曽根は多くの時間を読書に費やした。
    ジャンルは主に政治、宗教、歴史、科学であり、
    小説では司馬遼太郎の本を愛読していふ。
    水泳、ゴルフ、座禅を好んだ半面、「インドアの遊びをするなら勉強していたほうがいい」と麻雀を嫌った。

    0
    2016年08月03日

    Posted by ブクログ

    保守最右翼のタカ派、最小派閥を率いた風見鶏というイメージを持つ政治家である中曽根康弘の評伝。読後、彼は外部環境やその他もろもろの要因を踏まえながらも、自分の信念とするところを実現するために動いてきたのがわかった。

    0
    2016年02月14日

    Posted by ブクログ

    中曽根康弘はもともと海軍の主計係だった
    前線の物資調達にあたる任務で、命の危険にさらされた経験もある
    戦後は、反米・自主独立路線をとり
    日米安保や新憲法に対する批判の急先鋒となった
    ところが、国際社会が冷戦構造を形成していくにともない
    むしろ親米傾向を強めていく
    初入閣が科学技術庁長官だった中曽根の

    0
    2020年01月02日

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