増補版 大平正芳 理念と外交

増補版 大平正芳 理念と外交

1,500円 (税込)

7pt

3.0

保守本流の政治とは──均衡と中庸を信条とする政治家が描いた、この国のかたち。
没後40年、「哲人宰相」の足跡をたどる傑作評伝。

大平正芳は何を遺したのか。
外相として成し遂げた韓国との請求権問題解決や、日中国交正常化の断行は大きな功績である。蔵相、自民党幹事長を経て首相に就任、環太平洋連帯構想を模索したが、党内抗争の果て志半ばで逝った。
日中関係の大平証言を増補し、悲運の宰相の素顔と哲学に迫り、保守政治家の神髄を問う。

解説・渡邊満子

【目次】
序章 遠い記憶
第1章 「楕円の哲学」──大蔵官僚
第2章 政界への転身──池田内閣官房長官まで
第3章 始動する大平外交──池田内閣外務大臣
第4章 「戦後の総決算」──自民党筆頭副幹事長から宏池会会長へ
第5章 外交の地平を追う──田中内閣外務大臣
第6章 内外の危機──田中、三木内閣大蔵大臣、自民党幹事長
第7章 環太平洋の秩序を求めて──首相
終章 「永遠の今」

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増補版 大平正芳 理念と外交 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    戦時中の大平正芳は大蔵省の官僚だった
    やや四角四面というか
    目先の手柄よりも道理を優先するところがある
    戦後、政治家に転身したものの
    そういう性格が池田勇人や佐藤栄作に煙たがられ
    出世レースで田中角栄に遅れを取った
    その角栄に後押しされる形で上り詰めていったのだが
    ロッキード事件の影響があって
    傀儡

    0
    2020年10月20日

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