外交ドキュメント 歴史認識

外交ドキュメント 歴史認識

902円 (税込)

4pt

歴史教科書、靖国参拝、「従軍慰安婦」……様々な利害が絡み合う歴史認識問題。しかしそこには、関係悪化と修復とを繰り返してきた東アジア国際関係の複雑な歩みが存在した。日本政府は歴史認識問題とどのように向き合い、中国・韓国とどのように対話してきたのか。その過程を丁寧にたどり、日本の立ち位置を明らかにする。

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外交ドキュメント 歴史認識 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年01月11日

    日本外交史、東アジア国際政治史の専門家が、日韓・日中間の歴史問題について、日本外交の視点からこれまでの政策過程を分析・提示している。
    著者は、冒頭で「筆者が判断を下すというよりも、読者のために材料を整理して提供したい」と述べ、戦後の過程を以下のように説明している。
    ◆第二次大戦後、20余年をかけて、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月29日

    日中、日韓の歴史認識における問題を外交ドキュメントから振り返る。外交では、どちらか一方だけが正しいということはなく、双方が謙虚に相手の立場も配慮していかないといけない。文章の末尾に、「自国が納得することだけを考えていては、和解は難しい。和解とは相手を慮り、相互に敬うことである。」とある。この言葉が重...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年12月03日

    主に中国、韓国との歴史教科書問題と従軍慰安婦問題をめぐる歴史認識の外交の歴史を膨大な資料の中からまとめあげている。戦後途中の靖国神社へのA級戦犯の合祀などは国民として知っておくべきことだろう。とはいえ総理大臣が変わるたびにこれらの問題に言及するのはいかがなものかと思うし、何度謝罪すればよいのか。未来...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月21日

    教科書問題から、従軍慰安婦、靖国問題と日中・日韓関係の外交史を検証する。
    加害国と被害国の関係を修復するには時間をかけるしかない。いじめと一緒で、ポイントになるのは被害を被った方が、どう感じるかが優先するんだろう。もちろん国内の政治状況に利用してもいるけど。
    中国側の「義和団事件は風化したけど、太平...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月02日

    1980年代の歴史教科書問題以降の歴史認識問題について、日本外交の視点から政策過程を分析している。「読者のために材料を整理して提供したい」という著者の言葉のとおり、中曽根内閣の靖国神社公式参拝問題や、従軍慰安婦問題、村山談話の発表など、歴史問題のトピックスについて、著者の私見は基本的に排され、その経...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年07月19日

    戦後の日中・日韓関係を理解できた。
    その時代の日本首相と各国の首脳の心理や事情がわかり、一つ賢くなった気がする。
    サマリーを書きながら読んだので、余計に理解が深かったのかな?
    小説以外の読書は、サマリーを書くようにしよう。

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    Posted by ブクログ 2015年06月14日

    歴史認識問題の初期から現在までの流れを、外交関係に焦点を当ててまとめている。飽くまでも外交交渉がメインであり、国内の政治過程はオマケ程度。分かりやすい筆致で書かれているため、読みやすい。

    歴史認識問題が顕在化してしまう要因としては、技術革新、経済発展などが考えられるが、現在は領土ナショナリズムが歴...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年06月02日

    日韓関係、日中関係がもうずいぶん長い間こじれてしまっていますが、なぜこのようになってしまったのかについて、イデオロギー抜きで客観的に記述してくれているものはないのかと思っていたところ、新聞書評で今年1月に出版されたこの本が取り上げられていたので、早速読んでみることにしました。
    歴史教科書問題、靖国神...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月05日

    〈本書の主たる目的は批評や提言ではなく、日本外交の視点から政策過程を分析することにある〉と「はじめに」にあるとおり、歴史教科書問題、靖国神社公式参拝、従軍慰安婦問題、村山談話・河野談話などについて、その背景や経緯をたんねんに、かつわかりやすく、右にも左にも寄らずに示していて、ありがたい本。都合良く意...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年11月30日

    歴史認識というのも何とも不思議な言葉である。
    靖国参拝の問題というのは、歴史認識の議論でよく出てくるが、本書を読んで驚いたのは、中国はA級戦犯合祀について問題としていて、それがなければ靖国参拝は構わないという認識を持っていたということだ。
    靖国参拝は戦没者慰霊なのに何が悪いのか、という主張は本質的に...続きを読む

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