籠の鸚鵡(新潮文庫)

籠の鸚鵡(新潮文庫)

693円 (税込)

3pt

3.7

詐欺事件を種に不動産屋を強請(ゆす)り、長崎から流れつきバーBergmanのママをつとめる蠱惑的な妻カヨ子を奪いとった地廻りのヤクザ、春駒組若頭の峯尾。彼はさらにカヨ子を使って町役場出納室長の梶に公金横領を唆(そそのか)す。折しも山一抗争の拡大で全国で血みどろの戦いが展開する中、峯尾に組長暗殺のヒットマンという大役が命ぜられる。バブル期の紀州を舞台にエロスと欲望が突き抜ける犯罪巨編!(解説・溝口敦)

...続きを読む

籠の鸚鵡(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年10月07日

    本作は1980年代後半、所謂バブル時代の頃の和歌山を主な舞台とし、当時の実際の事件や動きに虚構を絡ませた、「虚実混じり合った」というような具合に展開する“犯罪モノ”というような小説である。
    1人の女と3人の男が主要視点人物ということになる…
    ヒロインの「増本カヨ子」はスナックを営む。そこの客である町...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年12月09日

    帯より「誘う女とワル3人、最期に誰が笑うのか?」
    ワル3人とは、あの3人か
    4人のお話なのね
    やくざの抗争がありつつ、個人間のだましあい
    そこに女が絡み、なお話でした

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月08日

    昭和50年代の和歌山。
    1人のコケティッシュな女がいる。
    この女に群がる3人の男がいる。
    1人は不動産屋。1人はヤクザ。1人は町役場の出納室長。
    時代はバブル期を目前にし、国際空港の建設に沸く。山口組分裂に伴う、いわゆる「山一抗争」で血みどろの戦いが展開されていた頃でもある。

    女は元々、長崎の浦上...続きを読む

    0

籠の鸚鵡(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

辻原登 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す