絶筆(新潮文庫)

絶筆(新潮文庫)

924円 (税込)

4pt

3.0

この国に、戦前がひたひたと迫っていることは確かだろう――脳梗塞で倒れながらもいくつもの連載を持ち、作家として書き続けた12年。酒も煙草もやらずに過ごすリハビリの日々、混迷する現代社会への警鐘、自らの複雑な生い立ち、そして「火垂るの墓」にも描かれた敗戦前後の悲惨な体験。急逝するわずか数時間前まで書き続けた日記に、揺れ動く時代を浮き彫りにした最晩年のエッセイを収録。(解説・野坂暘子)

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絶筆(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年10月18日

    野坂昭如氏が2015年末に亡くなっていた事を知った。彼の作品との出会いは、有名な火垂るの墓よりも先に「エロ事師たち」であった事は、今となっては私の黒歴史。耳や鼻やに男性器を挿入などの文章に大人の闇を除き、気持ちが悪くなったものだが、この辺は大人になった今も気持ち悪さは変わらず、自らの正常さに安堵。さ...続きを読む

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