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Posted by ブクログ 2020年11月19日
講談社学術文庫で、
鷲田清一氏の著作で、
タイトルが『〈弱さ〉のちから ホスピタブルな光景』。
お硬い本を予想して買ったんですが(もちろんどんなにかたいテーマでも優しく語ってくださるのが鷲田清一氏の本なのですが)、あにはからんや、鷲田氏が性感マッサージ嬢やゲイバーのマスターや生け花作家など一癖も二癖...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月29日
あらゆる場面で見つけた弱さのちからをまとめた本。
精神科の病棟で見る患者は、この本にあるように”どう生きるかを、いつも目に見える形で突き詰めないと生きられない人たち”で、” 普通は人知れず悩むことを、過剰なまでに抱え込んできている人たち” 。その姿を見るうちに自分の歪さや弱さに気づく。精神科にいる...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月11日
著者に敬意をもって、「わけわからん」といいたい。
単行本も読んだことがあるのだけど、鷲田さんがさきさき自分の世界を行っているその背中を、ただただ見ているだけ、そんなかんじ。
ケアの反転、ということの意味はわかるしそういうこともあると思うけど、これに書かれているひとや場面がそれにあたるかどうかは、わた...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月26日
ディベートをさせると、震災の時に援助をすることを考える人は多くいるが、補助を受けさせるためにはどうすればいいのかを考える人がいないというのを読んでいて、確かにそうだなと思った。
色々な制度があったとしても、本当に必要な人にはその情報がいかないこともある。
そして、人は誰しも弱い部分がある。
その...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月04日
様々なケアの現場の方への取材と、その後の考察が紹介されています。
人と人とが接する場面について、一冊の本の中でこれほど多角的に考察されたものとの出会いは私自身初めてで、興味深く読みました。
模擬患者と医師との面談についての部分については、対人援助職に就く身として、ひやりとするような、はっとするよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月26日
●以下引用
24時間要介助の遠藤さんは他のだれかに身をまかせなければ生きていけない。そんなふうに無防備なまでにありのままの自己を開くことで、逆に介助する側が個人的に抱え込んでいるこだわりや鎧をほどいてゆく光景がここに開けている
じぶんもまた脆さにさらされているひとが、ひとりではその脆さを抱え込め...続きを読む
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