無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
作家・柴崎友香が俳優・東出昌大をイメージし純文学小説を執筆。
さらに、<物語>に合わせ写真家・市橋織江がその世界観を撮り下ろし。
作家、俳優、写真家。各界で第一線を走るクリエイター3者が集結し、<一冊>を作り上げた、“新しい純文学”。
◎内容紹介
「わたしのほうが幽霊である、と気づいたのは、
早い時期であったように思う。」
かつての住み家であったのであろう、“この家”を彷徨い続ける“わたし”。
その理由がわからないままに時は移り変わり、家には次々と新しい住人たちがやってくる。
彼らの光景を見守り続ける“わたし”は、ここで、いったい何を、誰を待っているのか――。
ラスト、あなたはその<結末>に、きっと涙する。
あなたは、大切だったあの人の“顔”を、覚えていますか?
Posted by ブクログ 2019年03月11日
『幽霊が現れたり消えたりするように、わたしにもほかの人間が見えたり見えなかったりする。人々だけでなく、世界の全体が遠のいて、虚空に投げ出されたような心地になる』
夢十夜の第一夜を彷彿とさせるような味わい。柴崎友香が踏み出した新しい境地を伺う思いがする。如何にも主人公の男性であるような男優の写真が少...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月12日
文学と俳優さんの写真を合体しており、東出さんの雰囲気と文体がわりとマッチしていました。しかし、写真は写真、小説は小説で分けた方が集中できるかなぁ、と。この世に未練があったのでしょう。家に住みついている幽霊が家の移り変わりを見届け、やがて一番会いたかった人にようやく出会うまでのストーリーはちょっぴり切...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月18日
東出昌大さんの素敵な横顔のカバーを外すと、きれいな赤の表紙。写真も懐かしい昭和の雰囲気で良いです。
自分がだれで、ここがどこで、何をしているのかもわからない主人公。
作品紹介で「ラスト、あなたはその<結末>に、きっと涙する。」と書かれていましたが…
偶然の再会? でも結局誰かわからず、再会も主人公の...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。