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一人ひとりが活き活きと働き、全体としてはどこにも負けない競争力を持つ そんな理想の組織はどうすればできるのか。 その答えは、行動分析学に裏打ちされた人と組織のマネジメントにある。 組織変革や人材マネジメントで注目を集める行動マネジメントを、基礎からビジネスへの落とし込みまでをコンサルタントと行動分析学の専門家が実例に基づくストーリーを通じて具体的に解説。 行動分析学を用いた個人の成長、組織活性化の具体的手法を解説。
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Posted by ブクログ
今まで仕事で、安全ルールが守れないのは意識の問題と捉えて来た。その意識を変えるためにさまざまな行動を起こしたが、この本を読みその考え自体が間違っていたと気づき衝撃を受け、これだ!とおもった。 曖昧な表現のない科学的な分析に基いた行動原理を利用して行動を変え、それを継続させる。そうすることで人の意識や...続きを読む組織の文化までも変わってくる。 いきなり人の意識を変えるのは間違っていた。 素晴らしい本に出会えた。行動分析学をしっかり身につけていきたい。
行動分析学の手法はいくつかあるが、それらについてとても分かりやすく説明している。具体例も、会社組織の出来事でイメージしやすい。 行動分析学は、以前より動物の調教や療育などでも使われているが、この本を読んで応用範囲がとても広いことに気づかされた。 家族に家事を頼んだり、会議で意見を活発に述べてほし...続きを読むいとき、悪い習慣を辞めたいときなど、会社だけでなく日常生活でも使えるし、人々も気持ちよくやってくれる気がする。 ときどき読み返したい本の一つ。
企業は社員によって構成されている。社員の行動の集積が企業活動そのものである。したがって、企業組織マネジメントの究極の課題は、社員、すなわち、人間の行動の問題といってよい。P10のこの一節は自身の最近の問題意識を的確に表現している。また、組織人事コンサルタントとして著名な舞田竜宣氏による「人の行動は、...続きを読む変えられる。組織の文化も、変えることができる。」という冒頭の言葉も大変心強く感じた。しっかりと通読はできていないが、その科学的・体系的な方法論を深く理解していきたい。人の性格や人格を変えるということではなく、人の「行動」を変えるということはポイントだと思う。
分かりやすく応用しやすい 自分の行動に当てはめてみると、気付きが多く、改善点が明確になった。 これからの人生において、私の考え方や行動の基礎として、ずっと役立てていける内容だった。 この本に出会えて良かった。
P16 行動分析学では、目安として「60秒ルール」と呼ぶように、行動をしてから60秒以内に起こらない結果には、ほとんど意味がないと考えている。 P32 行動は、行動直後の状況の変化によって変わる。専門用語では行動随伴性と呼ぶ。 好子 行動の直後に出現する行動を増やす刺激や出来事 行動の直後に好...続きを読む子が出現すると行動は増加する ダイアグラムを書くさいには、左からではなく真ん中の「行動」から始める。(「社員が定時に帰社する 」など) 行動の理由は、直前直後の状況の変化にあるから、この行動の直前と直後に何が起こっているのかを考えるのだ。 行動の問題を考えるときは、「頑張り」「努力」「良い仕事をする」という抽象的な言い方ではなく、できるだけ具体的に考えることが重要である。 (重傷障害児の学級を生き生きと教える教師)「教師の行動を支えているものは、100%スーパーバイザーからの注目です」 パフォーマンス・マネジメント ?口約束ではなく文書に残せ a何をいつまでにするか b行動した場合、もしくはしなかった場合には結果として何が起こるか を明記したものを作り、マネジメントする人とされる人との間で契約として交わす。 ?効果的な好子や嫌子を探せ 効果的なこれらが見つかれば、成功したも同然 ?パフォーマンスを最低でも週に一回はチェックせよ ?ルールをハッキリ規定せよ シェイピング(できないことを段階的にできるようにしていくための工夫)の秘訣 ?即時強化 中間的にも設定した目標を達成したら、すぐに強化することがきわめて大切だ。 ?細かな中間目標設定 ?挫折したときは、戻るかあらたな中間目標の設定 P237 たとえば営業では、今回、課題分析と言うことを行いました。そして、営業のファーストステップであるご挨拶や(以下略)すべき行動を詳細に明確化しました。 事細かにプロセスを分析し、フィードバックのポイントを設定し、指導してあげなければならない。 P264 目標設定はフィードバックなどの強化随伴性と組み合わせて行うと、いっそう効果的だと推察できる。 P271 (自分をほめることが営業がとれたときだけ)それでは、やはり少なすぎます。毎日の自分を強化しなければ。 P275 トークンというと、表彰制度で使っているあのカードのようなものですか? この場合は現金でよいでしょう。自分をほめたときに、「しるし」として500円でも1000円でも、どこかに蓄えるのです。そして、その蓄えで自分のために何か立派なものを買う P276 ふむ。それは自己強化によって、毎日に張りが生まれたからではないでしょうか。 P280 3、行動の自己管理 ?標的行動を定義する 少なくとも、1日1回はする行動 ?行動を記録する ?ベースラインをとる:従来の状況で起こる行動の量 ?グラフをつける 3強化のための好子 ?ものとしての好子 ?行動も好子になる ?社会的好子(人をほめる、自分で自分をほめる) ?フィードバック ?トークン 金銭などの飽和化を防ぐ、すぐに与えられる(時間差を埋める) (苦手な得意先の写真を見て、笑顔と挨拶)まいにちこのエクササイズを行ったら、自分をほめてあげることを忘れないでください。 P326 「従いやすいルール」 一階の行動に随伴する結果が適切な大きさで、確率が高ければ、そのルールは従いやすい 「従いにくいルール」 一階の行動に随伴する結果が小さすぎたり(累積的にしか現れない)、確率が低すぎたりするとそのルールは従いにくい
行動分析学を利用して仕事を効率化する方法が解説されていた。各章が事例を紹介する小説とその事例の解説の2部で構成されている。頭に入りやすいのでこの工夫は見事だと思う。
架空のケーススタディが冗長だなぁ… と読み進めていたが,結果,良本であった。 行動分析学の本は,何冊か読んでいるので, 内容は既知であったり重複していたりもするけど, 何度か反芻することに意義もある――行動分析学的にも。 行動分析学の本質自体はすこぶるシンプル。 シンプルがゆえに,色んなことに応...続きを読む用もできる ――行動分析学的なアプローチは秀逸だと思う。 ちょっとずつだけど,自分の行動も, 良い方向に変えていきたいと思う。
心理学と似たように感じたが、行動を引き起こす原因と結果を元に分析しているところが違うのだろう。 取り上げているケースが、具体的で、かつ、ありがちな話であり、とても参考にしたくなる。よい。
人事担当者から紹介されました。 他人が行う行動に対し、60秒以内に反応する事。 反応の仕方で他人の行動が強化も弱化もされる。 当たり前だけど、具体的に参考に出来る本です。 うちのチーム長は自然に出来ます。 まさにヒューマンスキルですね。
物語形式で読みやすいし、言いたいことも明瞭。好子・嫌子・消去・弱化・トークンなど、様々なフレームワークをケースごとに紹介しているので、実生活に活かしやすい。
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行動分析学マネジメント-人と組織を変える方法論
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