曠野の花 新編・石光真清の手記(二)義和団事件

曠野の花 新編・石光真清の手記(二)義和団事件

1,100円 (税込)

5pt

4.0

明治三十二年、諜報活動に従事すべく、ロシアの進出著しい満洲に入った石光陸軍大尉。そこは、中国人、ロシア人、韓国人、コサック、そして日本人など多彩な民族の坩堝であり、日本人娼婦を妻とする中国人馬賊が疾駆する大地だった。未公開手記『得体の知らぬ日本人』『因果物語ほか』等を収録。

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曠野の花 新編・石光真清の手記(二)義和団事件 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    日清戦争後にロシアに対する危機感を持った石光が対露諜報を志してシベリアに渡ってからの話。
    義和団事件の余波からブラゴヴェシチェンスクでの清国人大虐殺(アムール川事件)を目撃し、満州への進出を本格化させたロシア軍を追うべく北満に侵入する。
    あるときは馬賊の仲間になり、あるときはロシア軍の出入り業者にな

    0
    2020年04月11日

    Posted by ブクログ

    ノンフィクションならではの迫力。明治時代にロシアと満州で日本陸軍の諜報員として働いた石光真清氏の手記を息子が編集した4部作の第2巻。
    日露戦争前の緊迫した時代である。クリーニング屋や写真屋などの仮面をかぶりながら、石光氏はロシアや満州の状況を探る任務を負った。
    当時、満州やロシア東部にこんなにたくさ

    0
    2023年04月12日

    Posted by ブクログ

    満州の地でロシア軍や馬賊とも交友を結びながら命懸けの諜報任務に当たった様子が臨場感溢れる筆致で描かれている。

    0
    2021年07月21日

    Posted by ブクログ

    あいかわらず巻末付録の著者自筆のままと思われる別バージョンが気になる。お花との巡り合いもいくつものパターンがある。脚色か、そもそも記憶も曖昧なのか

    ハルビンへ西に向かっていた真清がいつの間にか方向転換してハバロフスクへ向かっていたり、のっけから記述・編集がゆるい

    黒竜江事件についてはじめて知った

    0
    2024年04月21日

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