誰のために 新編・石光真清の手記(四)ロシア革命
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誰のために 新編・石光真清の手記(四)ロシア革命

1,210円 (税込)

6pt

5.0

世田谷で三等郵便局長を務めていた石光元陸軍少佐は「大地の夢」さめがたく、再び大陸に赴き満蒙貿易公司を設立する。そしてロシア革命が勃発、密命を受けた石光はアムールへと赴く。一方日本軍は革命に干渉し、シベリアに出兵する。時代を裏側からささえていた一軍人の手記、完結。

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誰のために 新編・石光真清の手記(四)ロシア革命 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ロシア革命後に陸軍嘱託としてブラゴヴェシチェンスクおよびアムール川を挟んだ対岸の黒河に特務機関を設置して情報収集に当たった時期について書いたもの(本文に特務機関という語はない)。
    ボルシェビキの地域代表者や、反革命を謳う元の市長やコザック部隊、ドイツ=オーストリア(独墺)軍の捕虜から転じて赤軍に協力

    0
    2022年01月04日

    Posted by ブクログ


    ・東京に留まることを家族から望まれながら幾度も大陸へ「帰って」いく真清の姿を鏡として、自分は家族を幸せにできているのか自問せずにいられない。食べていくに困らない給料をもらい、平日は子供が寝る前に帰宅し、週末はどこか少し遠出をして好奇心を満たす、そんな平穏な日々を過ごせている幸せを自覚した。

    ・シ

    0
    2021年08月09日

    Posted by ブクログ

    たぶん、当時から克明に付けていた日記などを元にして書かれたのであろうが、それにしても驚嘆すべき記憶力と記述力である。つまりは、こういう人だからこそ、大陸での諜報任務に就くことができたのであろう。事実は小説よりも奇なりというが、まさにそれを裏付ける稀覯の書である。

    0
    2021年05月30日

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