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Posted by ブクログ 2024年03月10日
幕末のことはほとんど知らないし、そこまで興味もない。なんのきっかけでこの本を知ったのかも忘れた。ただ、壮絶な環境を生き抜いた人の記録という点に興味を持った。
自分自身いろいろ辛いことがあるが、他の人に比べれば、自分はまだまだ甘いのだろうと思っていた。実際読んで、さぞ大変だったろうと想像する。そんな...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月26日
僕にとって格別な一冊になりました。
常日頃、
大切なことは得手して伝わらない、
と痛感していますが、
これほどの偉人と、それが形成された背景(歴史)を知らないことは日本人にとって、
元来の日本持ちうる理想を逸しているようで、
今回、柴五郎翁を知れた喜びと同時に、少し残念な気持ちする抱きまし...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年07月11日
「名著、刷新!」ということで復刻されたものです。会津の柴五郎氏の遺書を第一部に、その後や解説を第二部にまとめています(第一部は文語体ですが、徐々に慣れて読みやすくなります)。
「西郷どん」に見られるようないわゆる薩長からの視点ではなく、反対側に立った会津の視点がよくわかります。かつては京都や幕府を...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月22日
1971年の初版から改版も含めると60版になる、このようなロングセラーがあることを知らなかった。柴五郎は、会津藩士の子として生まれ、10歳の時に戊辰戦争が起こった。父や兄たちは戦場に向かった。そして祖母・母・姉妹(妹は7歳!)等は、会津の籠城戦前に自刃している。五郎は家系を残すため、それとは知らさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月21日
心に深くしみる名作。武士の誇り高さを感じるとともに、この精神性を失ってしまった日本を見て、果たして維新は本当に良い選択だったのかと、疑問に思う。
厳しさの中にも、深い愛情がある柴家。苦境の中でも家族や仲間を思いやる場面は、涙なくしては読めない。
歴史は常に勝者の側から書かれていることを思い知らされ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月07日
ある明治人の記録と言うことだが無名な方ではなく会津藩出身の元陸軍大将、軍事参議官などを務めた方の物語である。ただしこの方の生き方や生き様、若い頃の苦労は涙なくしては語れないほどの刻苦精励さ、隠忍不抜、臥薪嘗胆といった内容が、その単語を使わずとも滲み出ている日記録である。若い頃のとてつもない苦労と誠実...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月17日
いくたびか筆とれども、胸塞がり涙さきだちて綴るにたえず、むなしく年を過して齢すでに八十路を越えたり。
柴五郎翁遺書冒頭の一文です
ハードSFの名作のあとにこれ、我ながら振り幅がエグいw
柴五郎とは
戊辰戦争で朝敵とされ新政府軍と戦い敗れた会津藩の生き残りであり、藩主松平容大と共に斗南藩(現在の青...続きを読む
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