双子は驢馬に跨がって

双子は驢馬に跨がって

1,540円 (税込)

7pt

3.9

「アメトーーク!」読書芸人特集・光浦靖子氏紹介でブレイク! 監禁される親子、救出に向かう双子と驢馬――独自の世界観で注目を集める気鋭が描く、荒唐無稽な冒険譚。

...続きを読む

双子は驢馬に跨がって のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年12月07日

    驢馬に跨ってメタ的なファンタジーの世界を旅する双子の姿に、『はてしない物語』の冒険者アトレーユとその愛馬アルタクスを彷彿した。異なるのは「少年と馬」でなく「双子と驢馬」であるということ、それから『はてしない物語』は「読み出す物語」であるのに対して、これは「書き出す物語」であるということだろう。

    ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年09月05日

    以前書いたと思った感想が見つからない。

    わかんなさが村上春樹っぽくて、寓話っていうとどこを教訓にすればいいのかわかんない。多分双子は後でたどり着いた。たどり着いたに決まってるんだ。

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月18日

    記憶を失い監禁され続ける父子と、彼らを救出すべく旅を続ける双子と驢馬。双方の視点から語られる不思議な物語。

    父子の名が「君子危うきに近寄らず」と「君子」という冒頭からして意表を突かれる。なぜどこに監禁されているのか、自分たちの本名も、さらには本当に親子なのかもわからない。ただ、何の根拠もないのだが...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月02日

    不思議な世界だな。「君子」「君子危うきに近寄らず」という名前の監禁されている親子を驢馬に乗った双子が助け出そうと旅に出る…というお話。昔話を読んでいるような小さな世界を感じるとともに、驢馬、ラクダが日本の苗字っぽい名前でそのほかの人はイニシャル(例えばSとかW)で、ますます独特の世界。大きな山もなく...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月15日

    時代も場所も定かでない世界観は、おそらくあらゆる苦境にあてはまる。
    主人公も彼を解放しようとする者もそれを阻む者も、なんなら全て同一人物かもしれない。
    だから、自身は囚われたままでも、その原因に向けて分身を差し向ける彼を不甲斐ないとは思わない。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年10月22日

    彼の想像力が好きだ。
    驢馬は驢馬のことを言っているのか、飼育されているのは誰なのか、その寓意性とでも呼ぶべきものが、好きだ。
    この物語は、小説を書くことについて語っているのだと思う。
    双子が驢馬に跨って親子を助けに来るだろう、という想像。想像は創造され、まず驢馬がU夫妻の元へやって来る。やがて双子が...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年07月13日

    岡上淑子さんの装画に惹かれた完全なジャケ借りで手にした初めての作家さんでした。
    面白かったです。不条理過ぎて内容が無い気がするお話だったのですが最後まで惹き付けられました。
    記憶も自らの名前も失い、理由もわからず監禁されている「君子危うきに近寄らず」と「君子」の親子と、彼らを救出するために驢馬と旅に...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年02月19日

    記憶を無くしたままどこかの一室に閉じ込められている父と息子。

    親子は互いに血の繋がりがあるのかどうかすら、記憶からない状態で、
    いつか双子が驢馬に跨って、自分たちを助けてくれるだろうと信じて励まし合う日々を送る。

    壁に書いた地図は、食事を運んでくる男たちによって真っ黒に塗りつぶされ、
    トイレの壁...続きを読む

    0

双子は驢馬に跨がって の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

金子薫 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す