アルタッドに捧ぐ

アルタッドに捧ぐ

1,210円 (税込)

6pt

それは、予言されざる死だった??著者の意図せぬ主人公の死、その少年に託された「アルタッド」という名のトカゲとの生の日々。選考委員の保坂和志氏、大絶賛! 衝撃の第51回文藝賞受賞作。

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アルタッドに捧ぐ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大学を卒業したが、進学も定職に就くこともせず、バイトと小説の執筆だけで日々を過ごす主人公の本間。ある日、その小説も自分の意図に反して主人公・モイパラシアが死ぬという展開に陥り、書くこともやめてしてしまう。本間は原稿用紙と「死んだ主人公の腕」を庭に埋めようとするが、そこからは小説内でモイパラシアが飼っ

    0
    2016年01月17日

    Posted by ブクログ

    bound proof 未校正版にて。

    「書くこと」とは何か。そのことに対する逡巡。これはとても素敵な、そしてとても大切な作品だと思った。
    書きたいけれど書いたことがない人は論外として、小説を書き始めたならば、避けては通れない問題がある。なぜ書くのか。いかにして書くのか。小説世界は作者が創るものだ

    0
    2014年11月07日

    Posted by ブクログ

    小説の主人公である少年が作者の知らないうちに死に、現実の世界には少年から託されたトカゲのアルタッドとサボテンが出現する。架空のものだったはずのそれらを、現実世界で育てていく作者(小説家志望の大学院浪人生)の話。

    設定こそ奇妙でシュールだが、テーマは「書くこと」とそれによって与えられる「命と死」であ

    0
    2018年06月25日

    Posted by ブクログ

    献本企画にていただきました。
    突拍子のない始まりから続くリアルの物語。正直あらすじを読んだ時からこれはどういう意味だろうと思っていたのだけれど、本当にそのままの意味だった。作中で死ぬはずのなかった人物が死ぬという不可思議な事態に陥るのは面白い。現実にはありえない非現実性が逆に魅力に思えた。
    固有名詞

    0
    2014年11月18日

    Posted by ブクログ

    第51回文藝賞受賞作 刊行前サンプル版レビュー。

    理屈をこねるような文体なのだが、言葉選びは適確のようで、物語の終結点までの流れは淀みなく体に浸み透った。本質的にとまでは言わないまでも、作者の言わんとする恍惚や高揚が生に対して持つ意味、あるいは死に向かい合う緊密な距離のようなものを享受できた。そん

    0
    2014年10月28日

    Posted by ブクログ

    勝手に死んでしまった小説の中の少年からトカゲとサボテンを託された作者。
    あらすじだけではさっぱり意味のわからない不条理小説のようなのに、内容はむしろ現実的であわあわとしている。
    小説を書かなければいけない、まだ書くべきではないとせめぎ合い、1年もの何者でもない期間を、トカゲとの生活に費やす。
    ひいて

    0
    2015年10月16日

    Posted by ブクログ

    架空のような村の民族の話しから始まり、現代社会へとそれがリンクしていく。実は村の民族の話しというのが小説の中での出来事だった……。
    普段知ることのないトカゲの習性、生態がわかった小説でした。

    0
    2015年04月05日

    Posted by ブクログ

    1ページ目でぐっと引き込んできて、あとはチョットしりすぼみだったかな。設定をそのまま書いているような説明的な文章、死生観も唐突だし、もうちょっとうまく書けたのではとどうしても思ってしまった。

    0
    2015年02月19日

    Posted by ブクログ

    なかなかおもしろかったよ。
    細かく分けられていて考える時間を与えられてる感(勝手に思ってるだけやけど)、よかったね。

    作者は慶應か。羨まし。

    0
    2014年12月19日

    Posted by ブクログ

    献本企画でいただきました。文藝賞受賞作です。 幻想と現実が入り混じった小説家の卵のお話。どこからが幻想でどこまでが現実なのかわからない。すべてが妄想なのかもしれない。きっとどちらでもよいのでしょう。哲学ぶって、理屈をこねくり回しているだけかもしれないけれど、無為に過ごす日々がいつか有為になるかもしれ

    0
    2014年12月08日

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