樹液そして果実

樹液そして果実

1,697円 (税込)

8pt

4.0

『若い藝術家の肖像』と『ユリシーズ』を素材にした刺戟的で創見に満ちたジョイス論を幕開けに、『源氏物語』を世界的視野で分析し、後鳥羽院と折口信夫の驚くべき関係を語る。そして、鴎外、紅葉、谷崎から大岡昇平、吉行淳之介までを論じ、さらには金屏風とは何かを探求する。王朝和歌から20世紀のモダニズム文学までを一望する文藝評論集。

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樹液そして果実 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年01月23日

    巻末の金屏風の起源に関する論考以外は、すべて文芸評論である。ジョイス、源氏物語、新古今、後鳥羽院、大谷崎、折口信夫、大岡昇平等自分の好きな人、作品を機嫌良く論じており、読者も気持ちがいい。母権性社会と源氏物語を結びつけた「むらさきの色こき時」が、構想が大きく楽しめた。

    0

    Posted by ブクログ 2011年08月05日

    1、ジョイス(空を飛ぶのは血筋のせいさ、巨大な砂時計のくびれの箇所) かなり、難しかった。ジョイスに連なる作家に刮目。
    2、古典(むらさきの色こき時、北野供養、王朝和歌とモダニズム、室町のころ、ばさら連歌)古今和歌集が鎮魂のためなど、なるほど?と思うことも。
    3、近代(題名略)森鴎外、折口信夫、北原...続きを読む

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