無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2015年06月01日
なんという 小説なのだろうか。
松尾芭蕉の奥の細道
そして源氏物語を ひもといていく。
その徹底した構成力と 文体の変化に
作者自身の 智力 と 洞察力。
人間模様の 変化 など。
円熟した ふでさばき の職人ワザ。
恐ろしいほどに 切り込んでいく。
まったく、スゴイ人が いるんですね。
その...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月20日
とても面白かったです。特に「源氏物語」ファンにはタマラナイでしょう。僕はそうじゃないんですけど、舌を巻きました。
やっぱり丸谷才一さんは、凄いなあ、と。なんていうか、好きか嫌いか、という趣味の問題はもちろんあります。
なんていうか、ソコと別次元で、「知っている」「考えている」「自分の趣味を貫く」「...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年11月05日
日本文学(主に19世紀)研究者・杉安佐子は、日本最古の長編小説・源氏物語には「輝く日の宮」という巻が存在していたと考えていた。長良との恋に悩み、研究者との論戦に遭遇しながらも、幻の一巻を求め研究を続ける。やがて紫式部と時の権力者・藤原道長の関係に、安佐子は答えを見つけ出す――
初めての丸谷才一だっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年08月16日
こういう小説を読むと、自分が日本人で日本語の素晴らしい作品に会えてよかったと思う。
===
女性国文学者の研究、私生活を中心とした話。
彼女は「源氏物語」には失われた一帖、「輝ける日の宮」があったと考え研究を続けている。その研究を中心に、主人公の思春期時代、家族や交際する男性達との関係、日本文学史...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
源氏物語の失われた章を探し求める女性国文学者の話です。文章というものを知りつくした人が書いたのではないかというくらい圧倒されました。旧仮名遣いや各章ごとに変わる文体が、それ以外の表現方法はないだろうと素人ながらに感じられます。資料を基に立てられる推論、もう用は済んだと思われた人がのちのち絡んでくる人...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。