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Posted by ブクログ 2022年03月23日
大学の系譜的解説。実は大学も多義的なことが理解できた。かなり中身が厚いので再読の価値あり。一応世界史、メディア、リベラルアーツの軸があるらしい。
①中世大学
欧州経済圏の中の自由都市に流浪の知識集団が定着したのが始まり。ボローニャに代表されるように法学(医学)が優越するが、アリストテレスのイスラム再...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年11月23日
「大学」という定義が歴史的にいかにゆらぎ、崩壊し、形を変えてきたのかを概観できる。「大学とは何か」に答えることではなく、この問いが成り立つ複数の地平の歴史的変容を捉えた本。
あとがきでは、大学は自由を基本原理に据えたメディアだと定義。
Keyは、「自由」やキリスト教思想、大学と出版文化の関係、にあり...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月19日
大学の歴史を俯瞰して、大学とは何か、という問いに迫る。
大学は中世ヨーロッパに端を発し、都市を基盤にして発展する。
しかし、16世紀以降に印刷技術が発展し、越境的な知のネットワークを構築する。大学はこれに取って代わられる。
19世紀になると、ナショナリズムを背景に研究と教育の一致という理念をかかげた...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月30日
中世のボローニア、パリ大学に始まり、イギリスのオックスブリッジ、そして19世紀のドイツでナポレオンの仏に押される中で、知の先進国としてのフンベルト大学の隆盛、そして20世紀はジョンズ・ホプキンス大学から米国の時代に。中世から近代にかけて大学が衰退し、近代知のパラダイムが浮上した時代があった!大学が学...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年05月16日
・読み終わって感じたこと
中世と現代が似ている点について、人の動きやグローバル化の視点から考えるることは面白く感じた。浅い感想になってしまうが、少しずつ変わりながらも大きな流れとしては歴史が繰り返されているように思えた。
様々な国・時代で理想とした教育や国家像があったことを知ることができた。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月27日
大学の誕生と死、その再生と移植、増殖といった世界史的な把握により、大学とは何か、あるべき大学とはいかなるものか、を考察している。また、コミュニケーション・メディアとしての大学という場を考えるところや、リベラルアーツと専門知の関係についての新しい認識の地平を提供するところに本書の特色がある。
大学の歴...続きを読む
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