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サイゴン陥落にともない、アメリカに亡命した南ベトナムの将軍一家。同行した大尉は、現地でベトナム人難民たちと生活しながら、ひそかに将軍の動向を同志に報告しつづけていた。ピュリッツァー賞・アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞を受賞した破格の大作。
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Posted by ブクログ
長かった。真面目な小説なのだが、拷問や強姦の場面の過剰な描き方は、ありきたりのテレビドラマドラマかハリウッド映画のようで、わざとなのかがよくわからない。長いだけの重いテーマではあるが。ずいぶん久しぶりの長い小説。
本書の上巻は、全体に抑揚のないストーリーで、ベトナム戦争について何らかの原体験がないと楽しめない本だと感じた。もう下巻は読むこともないと思っていたが、なぜか気になる存在ではあった。しばらくたって思い立ち、下巻を読み始めると、抑揚のないストーリーの中にも激しく迫るものを感じ、やめられなくなっていた。...続きを読む 北側の2重スパイの南ベトナム軍の情報将校として従軍し、サイゴン陥落以降はアメリカに逃れた。アメリカでもスパイ活動は続き、ラオス国境に舞い戻る。そこで捕らわれの身になった主人公は北側のスパイだったにかかわらず、抑留され半生を振り返る告白文を書かせられる。それが本書だ。 ベトナム戦争を戦い、同時代を生きた人々を通じて、読み手は存在の意義や、存在すること自体が何の意味を持つのか、問われだす。哲学だ。 原文は韻を踏み、ダブルミーニングが多用された美しい文章のようだ。翻訳に苦労が現れている。日本語でしか読めないことを少し残念に思いつつも、風変わりな印象を残した面白い1冊でした。
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