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外出のチャンスも、人に会う機会も減ると、スマホやパソコンを手放すことの出来ない時間が爆発的に増えてしまう。だが、持て余した時間をSNSに費やしネットサーフィンを繰り返すことで、貴重な資源が次々と権力者や大企業に奪われているのだ。トロント大学哲学科教授であり名エッセイストの著者が、「退屈の哲学的評価」「SNS依存と退屈の関係」などの今日的なテーマについて、鋭い洞察と規制の必要性を小気味良い筆致で綴る。訳者はロス、デリーロらの翻訳で名高いアメリカ文学者、上岡伸雄。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年08月20日
インターネットのSNSについて、包括的な考えを書いたものである。したがって、学生が哲学や情報教育で読むべきほんである。しかし、哲学的な基礎知識が当然既存知識として書かれているので、哲学入門よりも応用哲学で扱われる必要があろう。新書としてはかなり重い内容なので、新書でなくてもよかったと思えるし、大学の...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年03月12日
哲学からの引用、日本語に出来ないカタカナ語、オリジナルの造語?「足場組み」など理解が難しい点が多々あるが、それでも面白く読めた。インターネット(スマホ?)依存症であろう自分にとっては、「スマホ脳」で言われていたことを、より構造的に、IT企業に対する文句を投げかけていて、少し溜飲が下がる。
最初に「解...続きを読む
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