書店員のおすすめ
話ベタだったり、人にうまく伝えることに自信のない人におすすめの1冊である。著者の言う「言葉にできなかったり、うまく言えないのは、言葉にできるほど考えていないからである」という件があるが確かにその通りだと思う。「頭の中で考えているだけでは本当に考えていることにはならない」と人に伝えるということはトレーニングが必要だと・・「まずは自分の中にある課題を設定し書き出してみる」とある書き出すことで頭の中が整理され、必要なものとそうでもないものを分類することができる。昨今ネット現代社会では他者と議論するなどの風潮ではなく会話というトレーニングの機会が減ったことにより「人に伝える」ということに不安をもっている人も増えたと思う。まずは「自分との対話」が大切で「頭の中に浮かんでは消える言葉を捕まえる」習慣を身に付けることそしてその言葉を「可視化すること」で思考が磨かれていく。考えることのトレーニングの大切さを教えてくれる名著である。