新編 分裂病の現象学

新編 分裂病の現象学

1,540円 (税込)

7pt

5.0

実践的な臨床の経験から、分裂病(統合失調症)を治療すべき異常なものとする論理に与することなく、人間という矛盾に満ちた存在そのものに内在している自己分裂に根差したものとする地平から紡ぎだされた珠玉の初期論文。西田哲学における自‐他論や時間論を敷衍し、分裂病者の自閉性や体験の基本的構造に注目することにより、自我障碍よりも人と人との「あいだ」における自己の自己性の危機、自己と身体との乖離を論じる。

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新編 分裂病の現象学 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年12月28日

    木村敏さんの初期論文集で、古いもので1965年から、70年代にかけての論文が収められている。
    第3章の一つめ、「精神分裂病症状の背後にあるもの」が一番古いが、これはさすがに、あまりにも西田幾多郎の影響が顕著すぎて露骨だが、後年の論文と読み合わせると、著者の思考がどんどん固有のものに結晶化してゆくのが...続きを読む

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