無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで200万冊以上配信中!
●あらすじ●のび太が北極で拾ったものは、なんと巨大なロボットの部品だった!! さっそく組み立てると、のび太とドラえもんは、しずちゃんをさそって逆世界に入りこみ、巨大ロボットを乗り回して遊んでいた。ところが、そこでとてつもないことが判明する。この巨大ロボットには、ビルを一撃で破壊してしまうほどのおそろしい武器が備わっていたのである!! あわてた三人は、このことを秘密にしようと約束しあう。しかし、のび太は不思議な少女リルルと出会い、ついその秘密を話してしまう。それが原因で、やがてのび太たちはとんでもない事実と直面する。なんとリルルが、逆世界を地球侵略のための秘密基地にしたてあげていたのだ。まもなく地球人を捕獲するための侵略ロボット集団、鉄人兵団が地球にやってくるという。そうなれば地球は、そして、のび太たち人間は、いったい、どうなってしまうんだろう!? 愛と勇気と友情たっぷりの大長編シリーズ第7弾!!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
人とロボット
人とロボットの関係というのは大長編ドラえもんにおいて普遍的テーマだと思います。AI技術が発達し、この作品に登場するようなロボットたちが現実味を帯びてきた現代においてとても考えさせられるなぁと思いました。個人的に、リルルは大長編シリーズで一番好きなキャラクターです。ラストシーンは何度読んでもぐっときます。
Posted by ブクログ
初めに書いておくが、以下は決して批判ではない。わたしがこの作品から受けた圧倒的な感動も、作家の偉大さも、最早傷一つつけられるものではない。
大人になってから再読しての印象は、「小さい」ということと「速い」ということである。前者がどういうことかといえば、ザンダクロスの部品が落ちてくる場面や、氷原を探索して熊をかわすリルルなどに対して、重量感、先入観としての寒さといった臨場感が得られず、少々呆気にとられてしまった。藤子氏は同様の絵柄で大人の鑑賞に足る作品をいくつも作ってきた人であるので、それが描けないはずがない。つまり、明らかに、子供向けの味付けをしていたのだ。その点で素朴に衝撃を受けた。
次に後者であるが、展開/転回がとにかく早い。考えに浸るための時間(マンガ表現では空間量)というものが、ほとんどないどころか、むしろ半ば無理くりに切り詰められている。制限された紙面によくこれほどの転回数を折り込んだものだと驚いた。長編作品で子どもの注意を引くというのはかくのような仕事でもって成り立つのだろう。(子どもの頃の私はそれでも何度も途中でうたた寝してしまったものだ。)
射撃の名手であるのび太がリルルに対して銃口を向けたシーンは、最早手垢のついたような展開であるにもかかわらず、猛烈な迫力でわたしの心臓を鷲掴みにした。静香がリルルに一旦は激昂するものの、戻ってくる場面なども、自分がため息をつくことでそれまで緊張し続けていたことに気づくほどだった。とても斜に構えて笑えるようなものではない。藤子氏の手腕がなせる業である。
今回発見したのは、子どもの頃のわたしは圧倒的な数量差のある鉄人兵団の布陣に全く絶望しなかったということであり、大人になってなおわたしは恐怖感を味わうことがなかった。ドラえもんで恐怖を味わったのは、仲間がいなくなってしまうこと(竜の騎士のスネ夫、ドラビアンナイトでの静香、ブリキの迷宮のドラえもん)と、家族が敵によって魔物に変えられてしまったこと(西遊記)、幽霊的な敵(メデューサ、ツチダマ)などであって、機械に対する恐怖感の王道は<人心を解さない>ということだが、そういう要素は無かった。
この作品をある秘密道具で決着させたことを藤子氏は悔いていたそうだが、自我を得た一アンドロイドが長い葛藤の末に到った結論としてこれほど胸を打つエンディングはそうそう無いのではないか。それを間近で見た者の心中はいかほどのものであったか。
終盤の彼女のセリフはどこまでも美しい。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ
少年・青年マンガ