母の遺産 新聞小説(下)
  • 最新刊

母の遺産 新聞小説(下)

990円 (税込)

4pt

母を見送った美津紀は、ひとり、冬の箱根へ向かう。かつて、祖母、そして母が訪れた芦ノ湖畔のホテルで夫と女が交わしたメールを読んでいると、「あたしは愛されなかった」という真実が目の前に立ち上がった。過去を正視し、今後一人で暮らしていけるかを計算する美津紀。はたして人生の第二幕へ向けて歩み出せるのか。大佛次郎賞受賞作。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

母の遺産 新聞小説 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 母の遺産 新聞小説(上)
    990円 (税込)
    八十歳を過ぎた母が骨折をして病院に運び込まれたその日、美津紀は夫・哲夫の引き出しから花柄のティッシュ入れを見つける。施設に入った母に時間を奪われ続け、美津紀は思う。「ママ、いったいいつになったら死んでくれるの?」親の介護、夫の浮気、忍び寄る更年期、老後資金の計算……実体験を交えて赤裸々に描き大きな話題を呼んだ、大佛次郎賞受賞作。
  • 母の遺産 新聞小説(下)
    990円 (税込)
    母を見送った美津紀は、ひとり、冬の箱根へ向かう。かつて、祖母、そして母が訪れた芦ノ湖畔のホテルで夫と女が交わしたメールを読んでいると、「あたしは愛されなかった」という真実が目の前に立ち上がった。過去を正視し、今後一人で暮らしていけるかを計算する美津紀。はたして人生の第二幕へ向けて歩み出せるのか。大佛次郎賞受賞作。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

母の遺産 新聞小説(下) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2012年に単行本で出た際に、読んでいるんです。
    2017年現在からみると、たったの5年前。
    最近、電子書籍で再度購入。

    「母の遺産」水村美苗さん。中公文庫、上下巻。

    #

    50代の女性がいて、結婚していて子供はいない。
    父はもう亡く、老いた母がいる。
    この母が、色々面倒ばかりかけ、たいへんにし

    0
    2017年07月15日

    Posted by ブクログ

    下巻です。
    上巻では母の介護が焦点だったのに、下巻では主人公の夫の若い女との浮気話に軸を移した感じで主題が読めず、はじめは少々戸惑いました。
    だってね、箱根のホテルに逗留してから雰囲気ががらっと変わるんですもん。急に夫問題(苦笑)。

    ・・・ではありましたが、通読したらとてもよかったです。
    ここまで

    0
    2017年07月10日

    Posted by ブクログ

    読売新聞にて2010年1月16日から2011年4月2日まで毎週土曜日に連載(全63回)。当日の新聞を保存してあったので、読み通した。
    自分が母の介護に追われているので、このタイミングで読んでみた。主人公の心理描写が素晴らしく、満足できる着地で読後感は期待以上であった。

    0
    2022年04月26日

    Posted by ブクログ

    母と娘って、ありますよね。。

    独特の何かが。

    きっと "父と息子"にも
    あるのだろうけど。

    私自身は 父親との方が
    性格も似ているし
    話も合って 仲が良いのですが

    不思議なことに

    『母の死』を 想像した時の方が
    途轍もない 喪失感に襲われます。

    母と娘って もちろん

    0
    2021年01月03日

    Posted by ブクログ

    中年のおっさんが主人公の小説ってけっこうあると思ってて、
    ハードボイルド小説といえばかなりの確率でおっさんだし、
    まぁおっさんの定義にもよるけど、40代、50代でも特に
    おかしくない感じで。
    じゃあおばさんは、っていうと、まぁおばさんの定義は
    おっさんの定義に対して極めて難しい問題をはらんでいるので

    0
    2019年10月24日

    Posted by ブクログ

    毒親の話かなーと思って読んでみました。上下巻と、けっこうボリュームがありますが、読み応えのある文章で、心情の描写がとても丁寧で読むのは楽しかったです。
    特に大きな出来事もなく(あるなら母の死。それも、そう簡単に死んでくれない(笑))、色々となにかありそうでないんだけれど、そういうところがかえってリア

    0
    2017年02月19日

    Posted by ブクログ

    上巻で老母を看取った美津紀は、介護疲れや、夫の火遊びなどの日常の煩わしさを一時忘れるために、箱根芦ノ湖畔のホテルに向かう。

    そこにも、個性的な老女が…
    そして、普段は連泊客がめったに居ないというホテルに、何故か何組もの連泊客。
    元は旧男爵邸であったというクラシックホテルが、なんだかミステリの舞台の

    0
    2015年07月04日

    Posted by ブクログ

    愛憎入り混じる実母の死を迎えた上巻を経て、下巻では箱根のホテルを舞台に、夫の不貞を知り自身の身の振り方を決めるプロセスが描かれる。

    ここでは極めて魅力的な人物が登場し、そのうち1人は前半からの伏線を経て登場する。魅力的な人物との出会いを通じて、自身の半生を振り返り、新しい生を取り戻そうとする主人公

    0
    2015年05月04日

    Posted by ブクログ

    途中まで暗い、寂しい結末が予想されました。
    しかし最終番に向けての展開は前向きで、明るく、何故かほっとしました。

    0
    2017年03月05日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ここまで自分の気持ちを出せたら、気持ちいいだろうと思う。
    母親に対しての感じ方、とても共感てきる。
    最後は、いい姉妹に恵まれたな、と思う。
    いいラストでした。

    0
    2020年01月22日

母の遺産 新聞小説(下) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

水村美苗 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す