大使とその妻 上
  • 完結

大使とその妻 上

小説・文芸
2,200円 (税込)

11pt

2020年、翻訳者のケヴィンは軽井沢の小さな山荘から、人けのない隣家を見やっていた。親しい隣人だった元外交官夫妻は、前年から姿を消したままだった。能を舞い、嫋やかに着物を着こなす夫人・貴子。ケヴィンはその数奇な半生を、日本語で書き残そうと決意する。失われた「日本」への切ない思慕が溢れる新作長篇。上巻。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    大使とその妻
  • タイトルID
    :
    1650028
  • 電子版発売日
    :
    2024年09月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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大使とその妻 の一覧

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  • 大使とその妻 上
    完結
    2,200円 (税込)
    2020年、翻訳者のケヴィンは軽井沢の小さな山荘から、人けのない隣家を見やっていた。親しい隣人だった元外交官夫妻は、前年から姿を消したままだった。能を舞い、嫋やかに着物を着こなす夫人・貴子。ケヴィンはその数奇な半生を、日本語で書き残そうと決意する。失われた「日本」への切ない思慕が溢れる新作長篇。上巻。
  • 大使とその妻 下
    完結
    2,200円 (税込)
    2020年、翻訳者のケヴィンは軽井沢の小さな山荘から、人けのない隣家を見やっていた。親しい隣人だった元外交官夫妻は、前年から姿を消したままだった。能を舞い、嫋やかに着物を着こなす夫人・貴子。ケヴィンはその数奇な半生を、日本語で書き残そうと決意する。失われた「日本」への切ない思慕が溢れる新作長篇。下巻。

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大使とその妻 上 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一筋縄ではいかない、気高い人と愛のお話。移民の歴史とか、政策とか、戦争とか、文化とか、色んなことに思いを馳せまくること間違いなし。
    水村美苗の本を読むときは、読み手のこちらが、登場人物あるいは作家に品定めされているような緊張感と居心地の悪さを感じてしまう。人品卑しいかた、お断りいたします、と暗に言われているような。皆さまのお眼鏡にはかなわないような人間ですし、暮らし方をしていますが、読ませていただいています、的な卑屈さが、心にチラチラよぎってしまうのは、私だけだろうか。
    なんというか、物語世界の美しさや気高さの純度が高いのだ。さらに西洋人目線という設定で、日本が捨ててきたものへの辛辣な眼差しが痛い。イオンの支配下にある凡庸な住宅地に住まう自分の現在の生活は、この人たちにはさぞ醜悪に映るだろうな、という思いを致さずに読むことはできないのであった。

    0
    2026年06月14日

    Posted by ブクログ

    まるで明治や昭和初期のような独特の雰囲気の文体と、日常の日本から隔絶されたような世界感がとても味わい深く感じられます。
    日本文化というものを純粋に継承している一般の日本人など既にこの世にはおらず、その幻や理想を追い求める人達にとっては日本は醜悪な国なのだろうか。外国人や、日本から遠く離れてしまった日系人達の心のなかにしかもはや存在しない、幻のような夢のような日本人と奇跡的に出会った米国人の目を通して語られる物語。日本人がこれまで捨てて来てしまった自分たちの文化への哀惜の感が湧きます。

    0
    2026年03月08日

    Posted by ブクログ

     第1部を昨日読み終えましたが、今朝、冒頭の「消えてしまった夫婦」を読み返し、最初、なんのことか解らなかったのですが、すぐに理解出来ました(笑)。
     アメリカ人の独身男性(日本を深く理解している)が、軽井沢の別荘で体験したことを綴った小説です。
     日本の南米大使の妻(ミステリアス)との出会い、大使夫婦とのやりとり、そして、ミステリアスな妻の素性がだんだんと解ってくるプロセスが丁寧に描かれていて、どんどんこの本に入り込んで行ってしまう、筆者の書きぶりがすばらしいと思った。
     筆者が人生の中で経験したことで表現される内容、そして、深く日本文学を理解していることから発せられる表現も美しいものとなっている。
     上巻の最後で、ミステリアスだった大使の妻の素性が明らかにされた。いよいよ下巻に入って行くが、また、スラスラと読めそうな気がするが、どんな顛末が待っているのか・・・

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    軽井沢の小説を久しぶりに読む。土地の歴史とイメージが手品のタネのような。今となっては伝統的日本語を書く手立ては冷凍保存の解凍となるのか。語り手の設定もなかなか。

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    亡くなった兄キリアンへの想いと家族への疎外感からアメリカを離れ日本に暮らすケヴィン.彼の軽井沢の隠れ家のような山荘の隣に越してきた元大使の夫妻との交流をつうじて日本文化が立ち現れてくる.妻貴子の謎めい佇まいが想像と違っていて,その生い立ちも含めて下巻が楽しみである.

    0
    2025年03月19日

    Posted by ブクログ

    2025年の最高作にもう逢ってしまったよ。
    水村美苗さまの久々の最新作は、鎌倉が舞台。失われゆく日本の美を嘆きながらひっそりと別荘地はずれの庵に暮らすアメリカ人の隣へ、夢見た日本を体現したかのような女性とその夫が越してくる。彼女の正体は…ああ、もうなんと美しい文章か。読んでるだけで血が洗われる。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    たとえば、嵐が丘のような、
    たとえば、源氏物語のような、
    そういう例え、そぐわないかもしれないけれど、深淵で高貴で雅で、しかも海外も感じられ軽井沢の風も感じられるような。
    「下」にまた感想を書き綴ります。

    0
    2024年10月29日

    Posted by ブクログ

    明暗の続編を書かれただけあり、夏目漱石を何となく感じさせる作品。内省的な文章が中心で刺激に欠けるところは正直あるが、少しずつ謎が明らかになる感じは面白い。戦争ものなのかなと感じさせて上巻了。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    知人に勧められて。やめられないほど面白いわけではなかったが、日系ブラジル人の歴史について学び、きちんとした日本人とは何かを考える機会となった。この作品は日本の伝統を重んじる人たちに価値を置いているように見え、それはそれでよろしいかと。しかし、伝統を重んじず日々生きてる普通の人との対立軸を作っているように読めて、普通の人として少し不快。貴子さんが素敵でうらやましいから妬んでるのかもね。

    0
    2026年02月23日

    Posted by ブクログ

    静かに物語が進んでいく、だけど引き込まれていく。言葉、文字の使い方でちょっとしたニュアンスや感覚の違いが伝わって面白い。今まであまりなかった小説。

    0
    2026年02月13日

大使とその妻 上 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • タイトル
    :
    大使とその妻
  • タイトルID
    :
    1650028
  • 電子版発売日
    :
    2024年09月26日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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