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2020年、翻訳者のケヴィンは軽井沢の小さな山荘から、人けのない隣家を見やっていた。親しい隣人だった元外交官夫妻は、前年から姿を消したままだった。能を舞い、嫋やかに着物を着こなす夫人・貴子。ケヴィンはその数奇な半生を、日本語で書き残そうと決意する。失われた「日本」への切ない思慕が溢れる新作長篇。上巻。
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Posted by ブクログ
亡くなった兄キリアンへの想いと家族への疎外感からアメリカを離れ日本に暮らすケヴィン.彼の軽井沢の隠れ家のような山荘の隣に越してきた元大使の夫妻との交流をつうじて日本文化が立ち現れてくる.妻貴子の謎めい佇まいが想像と違っていて,その生い立ちも含めて下巻が楽しみである.
2025年の最高作にもう逢ってしまったよ。 水村美苗さまの久々の最新作は、鎌倉が舞台。失われゆく日本の美を嘆きながらひっそりと別荘地はずれの庵に暮らすアメリカ人の隣へ、夢見た日本を体現したかのような女性とその夫が越してくる。彼女の正体は…ああ、もうなんと美しい文章か。読んでるだけで血が洗われる。
たとえば、嵐が丘のような、 たとえば、源氏物語のような、 そういう例え、そぐわないかもしれないけれど、深淵で高貴で雅で、しかも海外も感じられ軽井沢の風も感じられるような。 「下」にまた感想を書き綴ります。
語り手の日本に住むアメリカ人、 高等難民みたいで どこか日本を見下してるし 最初は鼻についてたんですが 読み進むうちにやめられなくなり! それは実は彼も もう一人の主人公の女性と同様、 過去に故郷で重い出来事があり それをずっと引きずりながら 生きているから。 女性の主人公が話す日本語が美しく ...続きを読む背筋が伸びる気持ちになりました。 最後は書かれていませんが 哀しい結末を想像しちゃった!
アメリカ人のケビンは一人で軽井沢の追分の小屋に住んでいる。冬の寒い頃は東京のマンションに移っているが、気候が良くなると軽井沢に戻ってくるのが習慣になってしまった。そんなケビンの隣の別荘が改築され新しい住人が越してくるという。静けさを愛するケビンは家族ずれなら困るなと心配していたが、やってくるのは夫婦...続きを読むずれだという。少しほっとしたケビンだった。そしてその夫婦が越してきて、少しずつお互いの来歴を知るにつれ、ケビンにはその夫婦が忘れられない人たちになっていく。
薄い布を一枚一枚剥ぐように貴子の真実が明らかになっていく ケヴィンと同じくわたしも次々に訪れる驚きにただ茫然とするばかり。 冒頭で夫妻との別れが描かれているので、これからさらに何があきらかになって何が起こるのか、怖いような気持ちで下巻に、、、
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