大使とその妻 下
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大使とその妻 下

2,200円 (税込)

11pt

2020年、翻訳者のケヴィンは軽井沢の小さな山荘から、人けのない隣家を見やっていた。親しい隣人だった元外交官夫妻は、前年から姿を消したままだった。能を舞い、嫋やかに着物を着こなす夫人・貴子。ケヴィンはその数奇な半生を、日本語で書き残そうと決意する。失われた「日本」への切ない思慕が溢れる新作長篇。下巻。

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大使とその妻 のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • 大使とその妻 上
    完結
    2,200円 (税込)
    2020年、翻訳者のケヴィンは軽井沢の小さな山荘から、人けのない隣家を見やっていた。親しい隣人だった元外交官夫妻は、前年から姿を消したままだった。能を舞い、嫋やかに着物を着こなす夫人・貴子。ケヴィンはその数奇な半生を、日本語で書き残そうと決意する。失われた「日本」への切ない思慕が溢れる新作長篇。上巻。
  • 大使とその妻 下
    完結
    2,200円 (税込)
    2020年、翻訳者のケヴィンは軽井沢の小さな山荘から、人けのない隣家を見やっていた。親しい隣人だった元外交官夫妻は、前年から姿を消したままだった。能を舞い、嫋やかに着物を着こなす夫人・貴子。ケヴィンはその数奇な半生を、日本語で書き残そうと決意する。失われた「日本」への切ない思慕が溢れる新作長篇。下巻。

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大使とその妻 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    大使とその妻の下巻、貴子が日系ブラジル人だと分かり、その数奇な運命が描かれていました。
    主人公と貴子のミステリアスな軽井沢の別荘での出会いで、お話は始まったが、彼女の持って生まれた人格からなす様々な展開が始まる。
    日系ブラジル人社会の過酷な歴史、また、裕福な日本人夫人との出会いから始まる新たな展開、

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    美しい自然や伝統、人間社会や価値観、心の中の思い出さえも、時とともに変わりゆく。後悔してもしなくても、季節はめぐり月は満ち欠け、人は老いて死ぬ。大切な誰かを喪った経験のある人なら誰もが、心に響く歌や文章に出会えるはず。
    別世界の話のようで、先の戦争を生き延びた親世代やコロナ禍を経験した私達自身の話で

    0
    2025年05月20日

    Posted by ブクログ

    下巻は、貴子の、そして「おばそま」の半生が入れ子のように、薄紙を剥がすように明かされ、ブラジル移民の痛切な生き様を知る。私たちは日本に何をしてしまったのだろう。今も容赦なくその美と本質を壊し続けて。最後の数ページで声を上げて泣いた。失われたものの尊さと、かすかな希望に向かって。

    0
    2025年02月24日

    Posted by ブクログ

    新たな未来が拓けることを夢見て渡った ブラジルの地で、いろいろな苦悩と戦いながら成功した人、夢やぶれた人。
    経験した人でないとわからない想像を絶するものであると下巻では目が離せなくなりました。

    0
    2024年12月14日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに美しい日本語、美しい日本の文章を読んだ気がする。日本から遠く遠く離れた地で、日本を恋焦がれながら生きた人々。天の原ふりさけみれば。月の描写があまりに切ない。彼女の人生だけでなく、描かれないままの数知れない人々の人生に思いを馳せずにはいられない。知らずにきた歴史と自らが進行形で経験している歴

    0
    2024年12月02日

    Posted by ブクログ

    軽井沢に暮らすアメリカ人、隣の別荘にやって来たのは、日本人で南米で大使を務めた夫とその妻貴子。日本文化を愛する不思議な貴子の過去を巡る。

    良かった。古き良き日本について色々考える。ストーリー展開を味わうような話ではないかと思っていたら意外な展開もあり、それも良し。

    0
    2024年11月10日

    Posted by ブクログ

    ああ、読み終わってしまった・・・
    12年ぶりの水村美苗小説、じっくり味わう積りが
    やっぱり最後は、一気読みになる。仕方ないね。

    周一・貴子、「大使とその妻」が軽井沢を去った後、
    隣人ケヴィンの手記として小説は進む。
    下巻では、貴子の父の生い立ちから始まり、少女時代、
    周一との運命的な出会いが描かれ

    0
    2024年10月14日

    Posted by ブクログ

    水村美苗さんの書籍を初めて読みました。ストーリー展開は終始ゆるやかで驚くような展開はありませんが、選ばれた言葉一つ一つがとても美して読んでいるだけで、教養が身につくようなそんな読書体験でした。源氏物語や百人一首など、日本人なのに学校でほんのさわりを習っただけで、何も知らない。ブラジル移民の話も初めて

    0
    2025年11月28日

    Posted by ブクログ

    ケビンは、夫婦のことを書いて残しておきたいと思った。特に貴子のことは。本人から聞いたことより夫の篠田氏から聞いたことが多かった。貴子のことは篠田氏も六条の御息所から詳しく聞いていたのだ。貴子の両親がサンパウロについてそこで貴子は生まれた。しかし母親が死んでしまいどうしようも無くなった父親は旧知の山根

    0
    2025年02月09日

    Posted by ブクログ

    北條夫人のキャラクターなど魅力的だし、ブラジル移民の様子など舞台設定もユニーク。時間をかけて盛り上げてきたストーリーだが、終盤、失速したように感じた。日本、というものへのこだわりから離れた、ような。。私の読みが浅いのかもしれないけど。

    0
    2025年06月13日

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