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Posted by ブクログ
スパイものですが、読みやすくて爽快な作品。作品内の教えとしてはスパイの過酷さや報われなさなどが説明されていますが、実際に描かれるストーリーとしては重さやグロさはないです。短編形式で一つ一つの事件に対するページ数が少なく、しっかり解決して終わるので、ヒーローものや時代劇のような爽快さがあります。
評価にもそれがあれわれいるようで、高評価が多い中、本を読み慣れている方からは強めの低評価が散見されています。その理由で多いのは文章や人物描写の拙さ、時代背景の不正確さ、ストーリーの深みのなさなどです。ただし低評価の多くに共通する点として文学賞受賞作品なので手に取ったという背景があるので、ここでミスマッチが起きた可能性も高いと思われます。
個人的には低評価の意見も分かるのですか、いつの時代も周りが想像する以上に生きにくい天才が、スパイに馴染んでいる様がかなりしっくりきたので★5をつけました。今も昔も天才であれば地位も名誉もお金も難なく手に入るのに、幸せそうではありません。スパイは自分を透明にして、スパイが成功した事実すら知られないことが理想の世界です。長ければ何十年もの間本当の自分に戻ることも許されず、1度国家の重要な秘密に触れたからには普通の生活に戻れません。それでも天才は後者を選んだ方が幸せなのだろうと想像してしまいます。
Posted by ブクログ
おびのりさんの、どこか?のコメント欄からです♪
いつも、ありがとうございます!
カッコいいです! 6篇の連作短編集、スパイ小説です。
この小説は、昭和十年代初期、太平洋戦争に突入するまえの時代です。日に日に軍国主義が強まっています。
そんな時代に、陸軍につくられた「D機関」とよばれる「スパイ養成学校」のおはなし。
わたしが思うスパイといえば、ミッション:インポッシブルのトム・クルーズさんですね。アクション多めです。
でもこのスパイ小説はちょっと違います。「情報活動」でした。解説の佐藤優さんによれば「インテリジェンス・ミステリー」だそうです。
ちなみにこの場合、インテリジェンスはただの「知性」ではなく、国家の安全保障にかかわる「情報の収集・分析・評価・戦略の立案」まで含まれるシステムのようです。
そんなインテリジェンスの化け物であるスパイたちのすごさが、第一話の『ジョーカー・ゲーム』からグイグイきます。D機関に選ばれ、養成された人たちの有能さがこれでもかと書かれています。
カッコいい! 絶対にイケメン間違いなしです! 素のままで、そのへんのイオンにでも現れたなら、目立ってしょうがないでしょう。即、任務終了ですわ。(笑)
情報を扱う彼らは、いまなら詐欺師、手品師、地面師、クイズ師?と親和性が高そう!
まあ、彼らからしたらロマンス詐欺なんて簡単すぎておもしろくないでしょう。この本読めば、男性も女性もロマンス詐欺耐性が高まるかもしれませんね。
全体主義が強まっていく時代に、それを冷ややかな目でみる彼ら。任務の枠組みのなかであっても、とらわれることなく自由です。
自分の裁量で、自らの能力の限界をたしかめ、そのゲームを楽しんでいるようです。
だれにも知られないように隠された、知性と肉体の輝きが、暗い時代を背景にきわ立ちます。カッコよさの乗数でしたよ!
みなさま、2026年、本年もよろしくお願いしま〜す\(^o^)/
Posted by ブクログ
大日本帝国陸軍の上級将校、結城中佐の発案で極秘に設立されたスパイ養成学校「D機関」
諜報活動など卑怯で卑劣な行為!スパイなどという姑息な手段を用いるのは、日本古来の武士道に反する…と軍上層部からも強い反感を受ける「D機関」だったが…
頭脳明晰、冷静に任務をする諜報員たちにより「D機関」は確実に成果を上げていく…
「死ぬな、殺すな、とらわれるな」この規律を結城中佐に徹底的に叩き込まれた若き精鋭たち…
彼らは自分以外の何ものも信じていないニヒリスト!
命懸けのスパイ任務についたところでちょっと面白いゲームにすぎない…
彼らを突き動かすのは
手に負えぬほどの自尊心なのだ…
水曜日 23:30~24:00(BSテレ東)のアニメをみてはまり、調べてみたら舞台上演があるため9年ぶりに再放送されているものらしい…
それに2015年に映画まで上映されていたとは…
こんなおもいしろいスパイものに気がついていなかった私
いったい何をしていた…
アニメもおもしろいが、原作を読むとよりその世界観に浸ることができる
やはりスパイものはやめられない…(笑)
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