キルプの軍団

キルプの軍団

小説・文芸
806円 (税込)

4pt

4.2

高校生の僕は、ディケンズの『骨董屋』を読み、作中のキルプにひかれる。そして、刑事の忠叔父さんと一緒に原文で読み進めるうちに、事件に巻き込まれてしまう。「罪のゆるし」「苦しい患いからの恢復(かいふく)」「癒し」を、書くことと読むことが結び合う新たな語り口で示した大江文学の結晶。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    キルプの軍団
  • タイトルID
    :
    290505
  • ページ数
    :
    416ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年11月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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キルプの軍団 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あまり言及されることがないがとてもおもしろい。特に文学から文学をつくるという大江的手法が明示的に採られている。

    0
    2014年01月29日

    Posted by ブクログ

    主人公の少年は骨が曲がっていて、叔父さんの憧れている女性は元サーカス団員の少女の様な一輪車乗り。

    沢山のキルプがいて、もう誰がキルプか分からない。
    ネルの結末を早く知りたくて、ただじっと読み進めてしまった。

    0
    2009年10月07日

    Posted by ブクログ

    初めて大江氏の本を手に取りました。 題材が社会思想等、重くなりがちなモノをあたりの柔らかい言葉で書かれていて、意識してゆっくり読みたくなりました。(*^^*)

    0
    2011年08月10日

    Posted by ブクログ

    高橋源一郎氏の文学がこんなにわかっていいかしら (福武文庫)に出てきて、とっても気になっていた本です。

    何がいいって、書き出しのサービス精神です。
    上述の書籍で、高橋氏が引用しているのですが、書き出しはこんな感じです。

    「まずキルプという名前が、気にいったのでした。Quilpとアルファベットで印刷した様子は、ネズミに似ていると思います。これが自分の名前だったらことだぜ、そう考えたと、最初の個人授業の後で忠叔父さんにいいました。―そうかい?ディケンズは、悪役には悪役らしい名前をつけるものやから、という返事だったのですが、現役の暴力犯係長の叔父さんが妙に寂しそうだったので、僕は説明しました。」

    惚れ惚れするという高橋氏の意見に全く同感で、私もこの部分だけは何度読み返したかわかりません。
    こんな風に書きたいと思って真似もしてみました。うまくいったためしはないですけれども。

    つかみでこの情報量。無駄のない文章。期待を高める効果に満ちています。
    かっこいいなあ。(*゚ー゚*)

    また、ディケンズは、原文はもちろん、邦訳でさえ読んだことはなかったので、ところどころ原文が引用されているのをみて初めこそたいそう驚きましたが、そこはお話の推進力たる装置であるだけに、作中人物の邦訳という形で必ず訳がついていたので、問題なく読み進められました。

    主人公は高校生の男の子なんですが、とてもそうは思えません。
    知的レベルが相当高いです。
    自分を振り返ると話になりませんが、どんな優秀な設定だとしても、高校生でそこまで考え付くか?と思う場面が多々あります。

    でも、だからこそお話が進んでいくんですけれどもね。

    そして、お兄さん役で光さんも、名前もそのまま特別出演しています。
    著者の光さんへの愛情を強く感じました。

    学生運動とか、一輪車とか、徒手体操とか、なんとなく耳慣れないざらりとした手触りの言葉も出てきますが、全体を通すと難解さは皆無です。

    とても楽しめました。

    混沌として先の見えないなんとも不安な今の時代だからこそ、魂の浄化、癒しをテーマとされたこの作品を読んで、あなたもなんとなく心を軽くしてみませんか。
    たとえほんのひとときの夢にすぎないとしても。

    0
    2010年02月15日

    Posted by ブクログ

    久しぶりに大江さんの文体を読んで、懐かしい気分。

    ディケンズは読んだことがないから、読んでみたいと思った。
    一度読んだだけでは読みこなすことのできない、難しいけど、心地いい感じを久々に味わった。

    悪意に取り囲まれた時、あるいは自分が悪意の側に立った時、その窮境から抜け出すには、、、
    思いつめればきりがないし、神からの声もかからない、かといって死という選択もできない、
    自分にはそのとき支えになるものがあるのだろうか

    0
    2010年10月26日

キルプの軍団 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    講談社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    講談社文庫
  • タイトル
    :
    キルプの軍団
  • タイトルID
    :
    290505
  • ページ数
    :
    416ページ
  • 電子版発売日
    :
    2014年11月28日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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