Posted by ブクログ 2018年12月08日
「朝ドラ」ことNHK『連続テレビ小説』題材によくある
「波乱万丈な女性主人公の半生」もの
小説分野でいうなら女性が主役の教養小説
というものの古典
フランスの田舎の田園に生きたある女性の半生
書かれたのは1880年くらい
なので「女性」というものの扱いが現在とはいろいろ違うと思われる
題名の『女の一...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月09日
世間知らずのお嬢さんが、女という魔物(!)に成長していくまでを克明に美しく描いている。ジャンヌに、目も当てられない悲劇が次々降りかかって来ても、男どもがどんなに馬鹿で愚かしくっても、そんなのどうでもいいんですよ!女って強いってか底が知れないんです。泣いて打ちひしがれてそんなの抱えたまま達観しちゃって...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
山本有三の『女の一生』と読み比べた。どちらも素晴らしい。女の一生には儚い美しさや悲しみが伴っている。恋愛。愛した人の裏切り。出産。子どもの成長と母からの独立。女であるということは、どういうことなのだろうか。女の一生とは、女とは何かを確認していくプロセスなのかもしれない。確実に私もその道を歩いてる気が...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月10日
思っていたよりは読みやすかった。
良妻賢母がよしとされる時代の女性の人生について、非常にリアルに感じることができた。
「夫に恵まれなかった」という考え方はイスラムの物語でも見かけたことがあるけれど、そんなことを理由に自分の人生を振り回されたくないよね。
フェミニズムの議論の題材にも使えそう。
読んで...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月09日
(01)
ある女性の半生が14章に分けて描かれる。同時にレ・プープルと呼ばれるノルマンディー地方の家の物語(*02)でもあり、一人娘の彼女のために男爵が用意した屋敷がその半生を包み込み、放り出す。
母、父、夫、子や叔母(*03)といった親族のほかにも、使用人や夫の愛人、友人、司祭、犬や馬といった人物...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月02日
高校生の時に読んで、ここまで悲惨な人生ってある。。?て絶望的な気持ちになったのを覚えてる。てか主人公世間知らずすぎてだな。。あそこまで子どもに依存しちゃダメ。。夫も子どもも酷いんだけどさ。。でもさ、こういう人って現代にもいっぱいいるんだよなあ。モーパッサンの書く宗教性とか、私には理解しきれないところ...続きを読む