女の一生

女の一生

作者名 :
通常価格 528円 (480円+税)
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作品内容

修道院で教育を受けた清純な貴族の娘ジャンヌは、幸福と希望に胸を踊らせて結婚生活に入る。しかし彼女の一生は、夫の獣性に踏みにじられ、裏切られ、さらに最愛の息子にまで裏切られる悲惨な苦闘の道のりであった。希望と絶望が交錯し、夢が一つずつ破れてゆく女の一生を描き、暗い孤独感と悲観主義の人生観がにじみ出ているフランス・リアリズム文学の傑作である。

女の一生 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月22日

    ジャンヌの転落する人生がひたすら悲惨だった。だからこそ物語を締めくくる最後のセリフは、これまでの悲しみを乗り越えて希望を灯す美しいものだった。

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    Posted by ブクログ 2018年12月08日

    「朝ドラ」ことNHK『連続テレビ小説』題材によくある
    「波乱万丈な女性主人公の半生」もの
    小説分野でいうなら女性が主役の教養小説
    というものの古典
    フランスの田舎の田園に生きたある女性の半生
    書かれたのは1880年くらい
    なので「女性」というものの扱いが現在とはいろいろ違うと思われる
    題名の『女の一...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年08月09日

    世間知らずのお嬢さんが、女という魔物(!)に成長していくまでを克明に美しく描いている。ジャンヌに、目も当てられない悲劇が次々降りかかって来ても、男どもがどんなに馬鹿で愚かしくっても、そんなのどうでもいいんですよ!女って強いってか底が知れないんです。泣いて打ちひしがれてそんなの抱えたまま達観しちゃって...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    フランス文学らしいフランス文学。文字通り哀れな女の一生を描いている。面白い。登場人物も作者も違うのだが、雰囲気が「ボヴァリー夫人」と似ている。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    山本有三の『女の一生』と読み比べた。どちらも素晴らしい。女の一生には儚い美しさや悲しみが伴っている。恋愛。愛した人の裏切り。出産。子どもの成長と母からの独立。女であるということは、どういうことなのだろうか。女の一生とは、女とは何かを確認していくプロセスなのかもしれない。確実に私もその道を歩いてる気が...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月11日

    これ結構あるあるだったのかな…とおもうとガーンとなるが、
    まあこのくらいてんこ盛りじゃなくても、要素要素はいまでも見聞きするか…

    結婚した女の一生に起こる最悪のあるある詰め放題パック300ページどん!!!!

    逆にこれの反対をいけばめちゃくちゃ幸せになれそうとさえ思える

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月10日

    思っていたよりは読みやすかった。
    良妻賢母がよしとされる時代の女性の人生について、非常にリアルに感じることができた。
    「夫に恵まれなかった」という考え方はイスラムの物語でも見かけたことがあるけれど、そんなことを理由に自分の人生を振り回されたくないよね。
    フェミニズムの議論の題材にも使えそう。
    読んで...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年07月09日

    (01)
    ある女性の半生が14章に分けて描かれる。同時にレ・プープルと呼ばれるノルマンディー地方の家の物語(*02)でもあり、一人娘の彼女のために男爵が用意した屋敷がその半生を包み込み、放り出す。
    母、父、夫、子や叔母(*03)といった親族のほかにも、使用人や夫の愛人、友人、司祭、犬や馬といった人物...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年03月02日

    高校生の時に読んで、ここまで悲惨な人生ってある。。?て絶望的な気持ちになったのを覚えてる。てか主人公世間知らずすぎてだな。。あそこまで子どもに依存しちゃダメ。。夫も子どもも酷いんだけどさ。。でもさ、こういう人って現代にもいっぱいいるんだよなあ。モーパッサンの書く宗教性とか、私には理解しきれないところ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年10月10日

    モーパッサンの代表作。読んだことがない人も題名くらいは知っているほどの作品。恥ずかしながら初めて読んでみて、意外に読みやすいこと。情景や環境は違えど、描かれている内容そのものは、今でも受け入れられるストーリー性に驚いた。人の悩みは古今東西変わらぬものなのね。

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