【感想・ネタバレ】女の一生のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年01月15日

風景描写が素晴らしかった
目の前にその光景が広がるようで、まるで見たことのある景色のように感じる。
海がみたくなった。
ジャンヌが夢見心地から現実を知る時が来た時はつらかった。
結婚するような年までそういったことに全くの無知であることは、恐ろしい事だと思う。

愛したひとからの裏切り、不信続きの人生...続きを読むだが、孫娘とロザリによってこの先は幸せに生きられるのか。
叔母の最後の登場がいつか思い出せない。
でも読み返してまでいつだったかを確認する気もおきない。 いつの間にか一読者である自分さえも叔母を軽んじている不思議

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年10月20日

 今となっては個々人が独立して自由に生きている印象が強いフランスにも、女性が自分の意志では何も決められない時代があったんだなあと、最初から最後までなかなかの衝撃を受けながら読んだ。一回では物足りなかったので読み終わってすぐ二周目に突入。さすがフランス人、事あるごとに接吻するなあと思って「接吻」という...続きを読むワードを最初から全部数えてみたら77回だった。言うほど多くなかったジャンヌ。
 思春期のほとんどを学校にも行かず家と修道院で過ごし、修道院を出た直後にほとんど何も知らない相手と結婚。最初感じた熱烈な恋に落ちたような感覚は所詮幻想で、度重なる夫の不貞で結婚生活は早々に破綻。一人息子は家族総出で甘やかしすぎたせいで立派なろくでなしに成長。男性や年長者や司祭に言われる「こうすべき」に忠実に従ってきたジャンヌは、大人になっても、自分が何をしたいのか、自分にとっての幸せとはなんであるかがわからない。考える能力もない。唯一自分を必要としてくれた幼い我が子に執着の照準を合わせて付き纏い、その子が成長と共に離れていくと、加速する老いの中でただただ孤独と絶望を深めていく。天真爛漫で快活だった少女がそうして落ちぶれていく過程は、読んでいて辛いけれど、なんら想像に難くはない。母親が隠し遺していた古い手紙を読んだ彼女が家族の過去を知って震撼するシーンがあるけれど、当時は彼女のみならず周囲の女性たちもみな同じような状況だったから、それ以外の生き方があるという可能性に思い至ることすらなかっただろう。
 物語の終盤はジャンヌの情緒不安定さがなかなかのホラーだった。自然の美しさに歓喜したと思えば分かち合う相手がいないと打ちひしがれ、かつての友と昔を懐かしんでいたと思えば過ぎ去った日々への寂しさと悲しさで咽び泣きながら深夜に家中を彷徨い歩く。わたしはこうならないように生きたいなあと読みながらずっと思っていた。
 

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Posted by ブクログ 2018年12月08日

「朝ドラ」ことNHK『連続テレビ小説』題材によくある
「波乱万丈な女性主人公の半生」もの
小説分野でいうなら女性が主役の教養小説
というものの古典
フランスの田舎の田園に生きたある女性の半生
書かれたのは1880年くらい
なので「女性」というものの扱いが現在とはいろいろ違うと思われる
題名の『女の一...続きを読む生』は大正二年に和訳されたとき付けられたらしいが
現在だったらこの題名にはならないのでなかろうか
「女性の生涯とはだいたいこのようなものであるとして、作者から客観的に外からながめられている」
というように解説には書いてある
ほほう

「朝ドラ」のようなものは小説の分野でいうなら何にあたるのだろうか
主人公が男性の場合だったらどうか
主材料における「仕事」「家庭」の割合の違いの他に
男性と女性はそれほど明確にわけられるものだろうか

この作品では「ある1人の女性の半生」を
「だいたいこのようなもの」と表現するには不十分
修道院時代がまるきり空白であるし
解説にあるように本編も短編の断片のつながりでしかなく
主人公の家族に向ける視点しか書かれていない
都会へのあこがれはなく田園に住みたがるのだが
新婚旅行はイタリアに行きたがるのである
主人公の行状に「だいたいこのような」とみられる
すなわち「朝ドラ」のような一面は確かにあるものの
それは男性側である彼女の夫も彼女の両親のどちらにも変わらずあるものだ
この時代のある「生涯」がこの小説のようで
それが100年後にも「だいたいこのような」普遍性を持つのは確かでも
「女性の」だけ
であることにはかなり疑問

同じように教養小説といったら男性のもので
女性は「少女」「娘」の次は「妻」で「母」で上がりであるのは
だいたいそうかもしれないが
男だっていつの時代でも家庭においてはだいたいそのようなものである
外では仕事で名誉で英雄で事跡で歴史で蹉跌で諦観で教養小説なのかもしれないが
家庭のなかだけだって仕事とだいたい同じようなものではないか
演じるひとは同じなのだから

と(この題名をよしとする)解説に文句を書いたが
内容には特になし
この前に読んだ武者小路せんせいの『友情』と比べると
どちらが「古い」のかわかったものではない
その時代を描くことの結果が
どの時代でも変わらぬひとの在りかたでなければならなく
そのほうが偉くて高くで良い
というわけではもちろんないが
100年後も読まれるのがどちらかは明らかである

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Posted by ブクログ 2016年08月09日

世間知らずのお嬢さんが、女という魔物(!)に成長していくまでを克明に美しく描いている。ジャンヌに、目も当てられない悲劇が次々降りかかって来ても、男どもがどんなに馬鹿で愚かしくっても、そんなのどうでもいいんですよ!女って強いってか底が知れないんです。泣いて打ちひしがれてそんなの抱えたまま達観しちゃって...続きを読むなんかうまく説明できない…。モーパッサンには身近な観察例がいたんだろうか。なんでこんなのかけたんだろう。そして最後に付け加えるのは、男と女ってどうしてこうも同じ方向見ていることが難しいんでしょう、ってことです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年08月31日

最初のあたりは、主人公ジャーヌの少女的な表現の連発にちょっと読むのが大変でしたが、
そこを越えるとわかりやすい描写でするすると読むことができました。

全体の3/4くらいまでは、主人公ジャーヌに対して気の毒に思いながらも、
「全てに対して受身だから、どんどん悲惨な状況になっていってしまっている。幸い...続きを読む資産家の娘なのだし、あまりにも最悪なジュリアンには見切りをつけて、次の幸せを探すべきでは?」と、行動を起こさないジャーヌに対しての怒りもありました。

でもよく考えてみると、この時代、離婚などは有り得ないことで、
そもそもそれを考えのひとつに入れられるようには教育されていなかったのだろうと気づき、深く考えさせられました。
誰もが自分で考え、努力すれば道を切り開くことができる世界になれば良いと、心から思いました。

結末に関して言えば、孫と一緒に生活できるようになり、本当に良かったです…。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

フランス文学らしいフランス文学。文字通り哀れな女の一生を描いている。面白い。登場人物も作者も違うのだが、雰囲気が「ボヴァリー夫人」と似ている。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

山本有三の『女の一生』と読み比べた。どちらも素晴らしい。女の一生には儚い美しさや悲しみが伴っている。恋愛。愛した人の裏切り。出産。子どもの成長と母からの独立。女であるということは、どういうことなのだろうか。女の一生とは、女とは何かを確認していくプロセスなのかもしれない。確実に私もその道を歩いてる気が...続きを読むする。

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Posted by ブクログ 2023年04月22日

順風満帆な貴族の娘のジャンヌ。彼女の幸せな少女時代とそこから転落していく人生がひたすら悲惨だった。だからこそ、物語を締めくくる最後のセリフは悲しみを乗り越えていくジャンヌと読者の胸に希望を灯す美しいものだった。

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Posted by ブクログ 2022年11月11日

これ結構あるあるだったのかな…とおもうとガーンとなるが、
まあこのくらいてんこ盛りじゃなくても、要素要素はいまでも見聞きするか…

結婚した女の一生に起こる最悪のあるある詰め放題パック300ページどん!!!!

逆にこれの反対をいけばめちゃくちゃ幸せになれそうとさえ思える

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Posted by ブクログ 2021年03月10日

思っていたよりは読みやすかった。
良妻賢母がよしとされる時代の女性の人生について、非常にリアルに感じることができた。
「夫に恵まれなかった」という考え方はイスラムの物語でも見かけたことがあるけれど、そんなことを理由に自分の人生を振り回されたくないよね。
フェミニズムの議論の題材にも使えそう。
読んで...続きを読むそのまま、ではなく誰かと議論したくなる作品。

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Posted by ブクログ 2020年07月09日

(01)
ある女性の半生が14章に分けて描かれる。同時にレ・プープルと呼ばれるノルマンディー地方の家の物語(*02)でもあり、一人娘の彼女のために男爵が用意した屋敷がその半生を包み込み、放り出す。
母、父、夫、子や叔母(*03)といった親族のほかにも、使用人や夫の愛人、友人、司祭、犬や馬といった人物...続きを読むや動物も登場するが、それほど多くはない。視点はいつも女主人公ジャンヌのまわりにあるが、いっとき、彼女のまわりを離れることがある。近隣に住むフールヴィル伯爵は、ジャンヌの夫ジュリヤンと自分の妻が不貞を働いている現場をのぞき、怒りに任せた蛮勇を奮う場面である。第10章のこの場面までの時の流れはややゆったりとしているが、ここから最終章までの4章で一気に20年以上が進んでいく。
人生は、ほぼ全ての人間が経験しているように、一様に進むわけではない。急速に進むとともに普通は単調な時が過ごされていく。その単調さは、愚鈍な感性や惰性とともにあり、人は滅多な事では驚かなくなる。ジャンヌの愚かな魯鈍もこの終盤の4章に顕著に現れ、人生は皮肉にも停滞し、時は急速に進んでいく。

(02)
もちろん家だけではない。家の周囲にはポプラ並木、漁村、海があり、ジャンヌたちによって散歩された風景があり、貴族ではない漁民や農民がそこにはいて、風景と化している。
ジャンヌには、この家と風景を出なければならない事態が終盤に発生する。そして、わずかな時間だけその家に戻ることが許される。その時、家の諸々の家具や傷が記憶とともに蘇る。家や風景に流れる時間は、その保存状態さえよければ、遅くとどまり、人間のように変化せずに残される。この時間差にジャンヌは襲われるわけであるが、序盤にこの家と風景が輝いてみえたのは、ジャンヌの前途の栄光を幸福を暗示していたわけではない。家や風景は、人間が惨めであっても輝いている。特に風景には、特有の時間があり、近代的な一個の人生のような雑多な記憶に左右されず、使用人や漁民や農民によっても共有され、育まれ、あまり変わらずにいつもそこにある。リアリズムや自然主義が、人生と対位的に風景を用いるのはそのためでもあり、ロマンスが宿るのもそのためである。

(03)
使用人ロザリも爽快な存在であり、この小説にいつも風穴を開けてくれるが、このリゾン叔母の奥ゆかしさと存在感の薄さは何を表現しているのであろうか。
彼女は、今にも家や風景に溶け込んでしまいそうな透明感があり、存在しているようでしていない。幽霊的でもあり、その処女性は、村や貴族の淫女性へ対抗する地点に据えられている。かといって、ロマンの女性でもあったジャンヌに目指される地点になることもない。
後任の司祭のエキセントリックな振る舞いや呪詛や復讐と潔癖もこの風景にあって異様であるが、リゾン叔母はそこまで活性しておらず、ほぼ死にながら生きているという状態にある。彼女もいずれこの場景からすっと退場してしまうが、その存在や時間の薄さは明滅的でもあり、超近代的あるいは古代的でもある。本作にかすかに現れている彼女の人生にも注視したい。

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Posted by ブクログ 2019年03月02日

高校生の時に読んで、ここまで悲惨な人生ってある。。?て絶望的な気持ちになったのを覚えてる。てか主人公世間知らずすぎてだな。。あそこまで子どもに依存しちゃダメ。。夫も子どもも酷いんだけどさ。。でもさ、こういう人って現代にもいっぱいいるんだよなあ。モーパッサンの書く宗教性とか、私には理解しきれないところ...続きを読むもあるんだけど、複雑で暗い人間味の部分の表現が、今も共感しやすいんだよね。フランス語でも読んだ最初の小説。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年01月02日

何か問題に出会ったとき、泣いたり悲しんだり、頼ったりするのではなく、ちゃんと逃げずに問題に立ち向かわなければダメだ。そうじゃなきゃ、惨めな事態に陥っても、何も解決しっこないのだ。ジャンヌは、夢みがちで、感情の振り幅が広く、純粋な女性だ。母性愛を深く持っていて、美点はある。ジュリアンとくっついてしまっ...続きを読むて、あいつがどーしょもないのは不運としか言いようがない。でも、子供の育て方はどうにも良くない。スポイルしている。台無しにしてしまっている。一方、ロザリは、最低な主に手込めにされ、妊娠し、あげく追い出されたにも関わらず、人情深く、優しく、賢く、器がでかい。ジャンヌが、屋敷の家具を売ったお金3600フランを息子にそっくり送ろうとしたのを見破り、咎め、でも600フランは送ることを許す場面は、とても大きくて暖かい人間性がわかるような気がする。最後も、法的なあれこれを全て片付けて、孫を抱いて戻ってきてくれる。ロザリのような女性にはなれないけど、友達になりたい。最後の終わりかたは、少し暖かくて、赤ちゃんの温もりを感じれるところがいい。モーパッサンすごい。

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Posted by ブクログ 2016年10月10日

モーパッサンの代表作。読んだことがない人も題名くらいは知っているほどの作品。恥ずかしながら初めて読んでみて、意外に読みやすいこと。情景や環境は違えど、描かれている内容そのものは、今でも受け入れられるストーリー性に驚いた。人の悩みは古今東西変わらぬものなのね。

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Posted by ブクログ 2012年07月30日

これは読んでいて辛かった。起伏の「起」がなくて伏ばっかり。読んでいるこっちが辛くなる。ジャンヌが最後に言う「世の中って、人が思うほどいいものでも悪いものでもありませんね。」というセリフ。何とも言えない気持ちにさせた。「そんなことないよジャンヌ!あなたの人生はもっと選択の余地があったはず!」と言ってあ...続きを読むげたいけれど、彼女の一生はまさにその彼女の言った言葉が全て表していたように思う。

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Posted by ブクログ 2011年12月05日

ある女の一生をたどった物語。
夫に裏切られ、愛情を注いだ子供に裏切られ、絶望してしまう女の様子は、みじめでもあり共感できる部分もあった。
古い作品とは思えない。みずみずしい作品だった。

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Posted by ブクログ 2011年08月28日

人生の悩み、女性の愛憎は国も時代も超えるものだと実感。
落ちて行く主人公が滑稽でもあり、共感してしまうと苦しくもなる。
特に最終局面で息子に利用されているのをわかりつつ、信じる気持ちを捨てられない主人公が切ない。

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Posted by ブクログ 2011年04月27日

救われない話だけど描写が美しい。ボヴァリー夫人は破滅していく女だったが、ジャンヌは追い討ちをかけられる女だ。俗っぽい司祭と狂信的な司祭、したたかな小作人たち。美しい自然。ペシミズムにあふれていながらも筆致は暖かい。トルストイとドストエフスキーを足して二で割った感じだ。
ジャンヌや父親に自由主義的神学...続きを読むの影が見える。

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Posted by ブクログ 2011年09月03日

こどものころ映画で観て、そんなわけないんだけど、女だったらみんなこんな一生を送らねばならないのかと思い恐怖した。本を読んでいても映画の場面がよみがえったなあ。現代女性には耐えられないような女の生き方な気がする。

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Posted by ブクログ 2023年02月03日

学校卒業からの、夢の人生の始まり、自分の人生の始まり、と思いきや、あっけなく出会い結婚、人生に翻弄される貴族女性の話。

原初のタイトルは Une vieということ。
本当にいろいろ起きて、場面によって喜劇であり悲劇。

主人公の女性の周りにもさまざまな登場人物がいて、その女性はそのうちの一つの生き...続きを読む方、そのような一つの人生についての視点として読めるのかなと思う。
多分楽しんでいるときもあるけど、割と一貫して悲劇が印象的。女性を翻弄する人間関係とは対照的に、自然や情景の描写は、読者にも少し安らぎを与える。

解釈によって人生は悲劇になり喜劇になり、重要なのはその人自身の解釈なのではないかと。

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Posted by ブクログ 2022年01月08日

主人公ジャンヌが次々とフラグを踏んでいく様子に昼ドラ的展開を感じた…。文学作品として有名だけどテーマが大衆的なので比較的読みやすいかも。

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Posted by ブクログ 2019年12月29日

この著作を端的に表すなら、独身の人が周りの人からなんで結婚しないの?って聞かれてうざいなと思ったら「結婚したって『女の一生』みたいになるだけだから。」と答えてもいいくらいの、暗い作品。最後のオチだって、一応絶望エンドではないけれども、いい方向に向かうのかこれ…?と疑問に思わざるを得ないような終わり方...続きを読むだ。
最初の段階で、両親(特に父親)に純粋純潔に育てられて修道院を出たお嬢様、という描写でもう悪い予感しか無いと思ったが事実そのとおりに。
だが皮肉にも、主人公の状況がひたすら暗いほうに転がっていくに従って話の内容としては面白くなっていくと個人的には思う。この当時では女の人生なんて生まれた家と配偶者次第なんだろうけど、現代であればいくら容姿に恵まれてもちゃんと自分の頭で考えて行動しないと痛い目に遭う、というような結果になっているからか。

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Posted by ブクログ 2016年06月09日

ずいぶん前に読んだもので、レビューをするのをすっかり忘れていた。
本書が書かれた時代背景には、このようなことがありふれていたのだろうか?
読んでいて暗い気持ちになった。
人生の部分部分でどのように選択するかによって、人生は変わっていくが、そのときどう選べば良かったかなんて全く分からないものである。

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Posted by ブクログ 2014年09月17日

最初の結婚したところらへんまでで、何度も挫折したけど、3度目ぐらいでやっと読み切った。
本当に昼ドラ並みのドロドロだけど、当時のフランスでは普通だったのかしら。
概要は知っていたけど、余りにも悲惨な人生。
救いようのない旦那と息子。
結婚相手を選ぶには慎重になる必要があるなと感じた。

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Posted by ブクログ 2013年12月13日

前半退屈だったが、後半になって盛り上がったかな。女性の透明な美しさ、慎ましやかさが善良さや無知に由来するとしても一生そうあり続けるためには少なくとも良い伴侶が必要。今も昔も変わらない部分はある、けどこれで良いの??あんなに家族思いの男爵の元で幸せになれなかったベラトリエル夫人は?私生児を産み落として...続きを読む無理矢理結婚させられた召使のほうが幸せに見えるのは何故?本当の女の幸せとは何なんだろう…

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2013年10月25日

生まれて初めて読んだセックスシーン。今読んでもドキドキしちゃう。全然色っぽくはないんだけど、リアリズムにあふれてる。
もう一つ好きなシーンはダンナが殺されちゃうところ。

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Posted by ブクログ 2013年02月18日

一人の女のなんとも悲しく哀愁漂う一生を描くリアリズムの名作。完璧な青写真を人生というキャンバスに描き、幸せの絶頂にあったうぶなお嬢様がある時を境に次々と幻滅を味わい転落していく様が見事に描かれている。絶望と悲嘆にくれながらも主人公には一縷の希望がまだ残されているところが逆にリアリティに富んでいるよう...続きを読むな印象を受けた。

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Posted by ブクログ 2010年08月18日

共感できる要素が何ひとつ、強いて言えば女であること(いちばん重要かもしれないけど)しかない。
想像しにくい場面が数多く出てきて、もう少し年を取ってから読まなきゃいけないかもしれない。

とにかく、結婚は相手次第で恐ろしいものにもなり得るということはわかって、当時の女子高生には大きな教訓となりました。...続きを読む

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

とっ、とととととととと・・・と物語が進む。
一定の視点の近さが突然ぐにゃっとなるような感覚がある、
それが面白かった。

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Posted by ブクログ 2009年11月09日

明るい未来を夢見ていたのに、夫と息子、2人の男から苦しめられる主人公。

なーんにも、誰も救われない結末はモーパッサンらしい。

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