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摂津国伊丹で酒蔵を営む鴻池新六は、ひょんなことから濁りのない酒「清酒」を発明する。評判を呼ぶ新六の前に現れた謎の男・半一。彼は新六が「ある名将」の忘れ形見であることを知っていた。半一を遣わした“大御所”徳川家康の思惑とは。さらに新六は、茶屋四郎次郎、淀屋善右衛門ら大物商人と出会い、海運業、大名貸へと乗り出していくが――。江戸時代を代表する「鴻池財閥」を築いた“脱武士”商人・鴻池新六の血湧き肉躍る一代記!
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Posted by ブクログ
鴻池財閥の始祖・鴻池新六の一代記。 家伝によれば、新六は山中鹿之助の長男で、幼くして実父と養父を喪い流浪の身となり、武士から転じて商人となった。その後、家康の庇護を得て、淀屋常安などとも交誼を結びながら、江戸時代随一の豪商にまで登り詰めていく……てな話です。 つまづきこそあるものの、基本的にはト...続きを読むントン拍子に成功を収めていくので、歴史モノとしてはあっさりしすぎる感はあるものの、個人的に心惹かれる登場人物(鹿之助とか常安とか)が多かったので、気軽に楽しめました。 久々に、鴻池新六を主人公にして「太閤立志伝Ⅴ」をプレイしたくなりましたとさ。
豊臣から、徳川の時代へ動く時代。 武士の息子ではあったが、たった一人の孤児として生きると決めた新六。 大叔母を助けるために大鹿屋という酒蔵に 丁稚として入るのが9歳。 毎回殴る蹴るとどつかれ、ぼろぼろ。 だが杜氏の以蔵は実は新六を高く評価していたのだった。 無事に、杜氏となり、修行を経て大鹿屋から...続きを読む大叔母がいる鴻池村に。 そこで酒蔵を始める。 酒から始まりのちの「両替屋」となる。 一大財閥となる鴻池財閥の始まりの物語。
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