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Posted by ブクログ
野球が好きな自分にとって、読書芸人で名前を聞いたときからずっと気になっていた作品。当時の子供たちにとって、長嶋茂雄という存在がいかにスーパースターだったのかが全身にしみ渡ってくる一冊だった。
全編通して少年の語り口調で綴られているので、子供ならではの感性の瑞々しさに胸を揺さぶられたり、自分の少年時代を懐古させられてしみじみとしてしまったり。お世辞にも恵まれているとは言えない過酷な生活環境に置かれた少年は、それでも自分の中にいる長嶋を信じて、迷ったり落ち込んだりしながらも突き進んでいく。その姿勢が本当に素敵だし、それだけの希望として光り輝ける長嶋茂雄が……なんかもう、スーパースターって言葉すら安っぽく感じちゃって、他に何も思いつかないや。
長嶋世代どストライクなはずなので、今度父親に勧めようっと。
Posted by ブクログ
小学生の絵日記のような文章が、微笑ましくていつしか引き込まれ、読み終わってもずっとこの先も読んでいたくなる。
巨人の長嶋が大好きで大好きで仕方ない野球少年のノブオくん。昭和30年代の日本にはノブオくんみたいな男の子がたくさんいたんですよね。今のジャニーズアイドルもかなわないくらいの国民的ヒーローだった長嶋茂雄さん。そんなヒーローを胸に抱え、ノブオくんは何度も何度も傷ついて、何度も何度も長嶋さんに助けられ、そして「借り物ではない本物の男の子」になっていきます。
ノブオくんの母親は、今なら児童相談所の案件になるレベルの人だけど、ノブオくんの心にいる長嶋が、折れた心をグワァーんと元の位置へ戻していく過程が素敵です。
『僕は長嶋です。闘うときは闘うのです』
その言葉が胸を打ちます。
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