荒地の恋

荒地の恋

小説・文芸
652円 (税込)

3pt

親友の妻と恋に落ち、彼らの地獄は始まった

53歳の男が親友の妻と恋に落ちる。田村隆一、北村太郎ら戦後の詩人の群像を描ききった傑作長篇小説。中央公論文芸賞受賞作!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    荒地の恋
  • タイトルID
    :
    352133
  • ページ数
    :
    400ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年12月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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荒地の恋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    田村隆一と北村太郎、田村の四番目の奥さん和子と詩友北村太郎の恋話、僕と死ぬまで付き合ってくれませんか、田村の詩も、田村の人生も、もしかしたら殺し文句で出来上がっている。詩は道楽からは生まれない。田村隆一は詩のためだけに生きている男である。−昭和53年に田村は二年ぶりに新しい詩ー水平球ーを出した。
    ーきれいじゃないか、初夏の、五月の自然は。人間なんていい加減なものだ。天気ひとつでこんなにも気分が晴れ晴れとするんだからな。

    0
    2012年02月25日

    Posted by ブクログ

    面白かったー。大変恥ずかしながら登場人物をほとんど知らないし、ねじめ正一作品も初めてでしたが引き込まれました。実話を元に書いている小説のようですが、登場人物たちと著者の距離感が絶妙でなんとも言えない。あんな勝手な男どものそばに居るどの女性にも共感できないけど、詩人なんて、男なんて勝手なものなんだろうし身近でなければ勝手な人間の人生は面白いのだ。解説で西川美和が「夫を生かしているのは自分の支える<生活>であるという自負が妻達を生かしている。毒々しいまでのその自負が蔑ろにされることで、妻たちは壊れた」「生活を舐めたことで男は生活に復讐されたが代わりに生きた言葉の湧き出す人生を手にした」というようなことが書かれていて、その鋭さにまたまたうなってしまいました。

    0
    2011年07月16日

    Posted by ブクログ

    ねじめ正一さん、初めて読みました。
    好きな内容、好きな文章でした。

    詩人だから奔放なのか、奔放だからこそ詩人なのか。
    詩の良さは正直良くわかりませんが、あの時代に、これほど自由人がいらっしゃったのね〜と、驚きとともに感動。
    年をとってもオトコとオンナ、何があるかわからない。どうせなら、正直に生きた者勝ち。
    周りを気にしない、強いココロが必要ではありますが。

    0
    2016年10月20日

    Posted by ブクログ

    朝日新聞読書欄で女優の富士真奈美さんが紹介していた。好きなんだよね、富士真奈美さん。華やかで、でもどこか土着的で、そして知的で。その富士さんが勧めてるんだから、これは読まなくちゃ。

    いや参った。圧倒された。息を詰めて一息に読んでしまった。この内容からして話題になったはずなのに、まったく引っかからなかったのはなんでだろ?戦後詩史に名を刻んだ人たちが実名で描かれるモデル小説で、北村太郎(あまり知らない…)を主人公に、詩誌「荒地」同人で友人の田村隆一(好きだー)や鮎川信夫、そして、彼らをめぐる女性たちや家族の姿が描かれている。

    ここにあるのは事実そのままではないだろうが、かなりそれに近いと思われる。そのことにまず凄味がある。北村が、朝日新聞校閲部長という職も、長年連れ添った妻や子どもも、郊外の家も、何もかも捨てて恋に走る、その相手は高校時代からの親友田村の妻なのだ。しかも彼にとってこれが最後の恋というわけではなく、田村の妻明子も、一筋縄でいくような人物ではない。そしてまた、田村隆一の存在感たるやすさまじい。あの珠玉の言葉はこういう破滅的な生活から生み出されていたのか。

    なんとまあ、と凡人の小市民は思うのである。この人たちはこんな風にしか生きられないのか。誰も幸せにはしない、そういう生き方をしなければならないほどに、心の自由が大事なのか。北村の甥が、詩人は嫌いと言いながら何故北村のことは好きなのかと尋ねられて、「おじちゃんは体を張ってるからね」と答えていた。各章の冒頭に北村の詩句が掲げられているが、通読後に見直すと、一つ一つの言葉がずしりと重い。

    自身詩人である作者ねじめ正一さんの筆致は、端正で、抑制が効いている。こういうものを少しでも下品に語られたら、読むに堪えないだろう。北村の内面への入り込み方も絶妙で、多くを語らない所にかえって説得力があるように思った。

    五十過ぎの北村が明子に対して子どものように駄々をこねる。「分別をなくすとは何と楽しいことだろう、と北村は思った」 この一文が忘れられない。

    0
    2014年04月14日

    Posted by ブクログ

    主人公の、自分勝手で独善的で哀れな様子が丁寧に描写されている。ラストで「えっ!?」となって、ある登場人物についての描写を読み直した。

    0
    2026年07月21日

    Posted by ブクログ

    これが実話だと知って、「なんてドロドロな関係を生きているんだ」と衝撃でした。
    物書きの世界は、その発想力から人間的にはだいぶ濃いという深い方が多いとは思いますが、ここまで来ると、そりゃ小説になりますよね。
    家族がありながら仲間の物書きの妻を寝取るとは、恐れ入りました。

    0
    2026年03月29日

    Posted by ブクログ

    老いてなお引越と恋愛を繰り返す詩人の半生物語、行動心理の洞察は素晴らしいが、モテモテの詩人は作者の妄想か?

    0
    2025年02月28日

    Posted by ブクログ

    詩人の不倫の話。
    途中からフィクションなのか、そうでないのかよく解らなくなった。
    置き去りにされた人達を思えば、身勝手さに腹がたつ。
    だけどこんな風に、自由に生きてしまう人達が放つ熱量に、ちょっと圧倒されてしまうことがある。

    0
    2025年02月15日

    Posted by ブクログ

     ねじめさん、こんなこと書いちゃっていいんですか?そんな感想が最初に浮かびましたが、それを読みたかったのはおまえだろという声も聞こえてきます。
     それにしても、書かれている人たちは、もう、みなさん、この世の人ではないのかもしれないですね。
     懐かしい昭和の話でした。

    0
    2022年11月07日

    Posted by ブクログ

    初老の詩人が親友の妻に恋をすると言う
    一見激しそうな内容なのだけれど、意外と淡々と物語は進んでいきます。
    私は北村太郎という詩人が居たことすら知らず、
    フィクションだと思って読んでいたのですが
    実在していた方なのですね。
    どこまでが事実なんだろう。

    身勝手に思えるけれど、どこか愛おしい男性。
    こんな風に自由に生きるってどんな感じがするのだろう。
    自由だけれど孤独を物凄く私は感じました。

    最後の数行で、ぎょっとさせられました。

    0
    2016年02月17日

荒地の恋 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    荒地の恋
  • タイトルID
    :
    352133
  • ページ数
    :
    400ページ
  • 電子版発売日
    :
    2015年12月21日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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