河内源氏 頼朝を生んだ武士本流

河内源氏 頼朝を生んだ武士本流

880円 (税込)

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十二世紀末、源頼朝は初の本格的武士政権である鎌倉幕府を樹立する。彼を出した河内源氏の名は武士の本流として後世まで崇敬を集めるが、祖・頼信から頼朝に至る一族の歴史は、京の政変、辺境の叛乱、兄弟間の嫡流争いなどで浮沈を繰り返す苛酷なものだった。頼義、義家、義親、為義、義朝と代を重ねた源氏嫡流は、いかにして栄光を手にし、あるいは敗れて雌伏の時を過ごしたのか。七代二百年の、彼らの実像に迫る。

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河内源氏 頼朝を生んだ武士本流 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    1 河内源氏の成立
    2 東国と奥羽の兵乱
    3 八幡太郎の光と影
    4 河内現時の没落
    5 父子相克-保元の乱の悲劇
    6 河内源氏の壊滅-平治の乱の敗北
    むすび 頼朝の挙兵

    痛快な通史である。

    10世紀なかばの承平・天慶の乱からはじまり、治承・寿永の争乱の幕開けとなる頼朝挙兵に終わる河内源氏の栄枯盛

    0
    2011年12月27日

    Posted by ブクログ

    源氏のみならず、武士の発生から鎌倉幕府成立直前までの武家の変遷を、まったく新しい視点から洗い直した一冊。大河「平清盛」放映前にこれを読めたことは幸運と言うほかなし。「源氏の血は荒っぽい」などと情緒的な見方は一切排除した推論方法はほかの時代にも応用出来そう。

    0
    2011年12月16日

    Posted by ブクログ

    頼朝まで、河内源氏のあらましは波瀾万丈で読む分には興味深いが、当事者には溜まらない。貴族対武士という構図が成り立たず、貴族の後ろ盾と共に武士が成長していく様子がよく分かった。

    0
    2025年08月14日

    Posted by ブクログ

    河内源氏の祖頼信から、鎌倉幕府を開く頼朝の父である義朝までの河内源氏に関する通史。従来の研究では、平氏政権を打倒した源頼朝と東国武士との結びつきから遡行して源頼義・源義家との東国武士の絆が強調する「武家棟梁論」が支持されてきたが、その「武家棟梁論」に対する批判について多く書かれている。

    「武家棟梁

    0
    2022年03月01日

    Posted by ブクログ

    骨肉の争いをしながら、繁栄と没落を繰り返した河内源氏について描かれている。
    頼朝助命の理由など色々なところで今まで自分が知っていたこととは違う解釈も多く面白かった。

    0
    2020年05月27日

    Posted by ブクログ

    河内源氏の歴史を頼朝の挙兵まで概観する一冊。院や摂関家との歴代の関わりなど、平安後期における武士の在り方などが窺い知れて興味深かった。保元の乱や平治の乱の理解を深めるにも丁度良い内容でした。

    0
    2019年10月19日

    Posted by ブクログ

    源平の戦い以前の源氏のことを知りたかったので購入。平安後期からの源氏の事情がかなりよくわかってためになった。何箇所か他者の言説を必要以上に貶める記述があったのはちょっと気になった。

    0
    2017年07月19日

    Posted by ブクログ

    歴史の教科書では源氏は東国、平氏は西国と教わるが、それはある意味、東鑑史観の賜物であり、筆者は頼朝に至る源氏の一族を「河内源氏」と呼んでその常識を覆していく。
    10世紀以降、地方で私田が開墾され、開発領主または荘園管理人という立場の在地武力が形成されると、地方と中央の権門貴族を繋ぐ軍事貴族というモデ

    0
    2017年06月25日

    Posted by ブクログ

    そもそも武士とは何かということが気になって手に取った本。源氏に代表される武士は中央の権力と密接に結び付く中で発展してきたことが理解できた。本書は頼朝の挙兵で筆を置いているが、せっかくなら源氏滅亡まであると良かった。

    0
    2014年10月22日

    Posted by ブクログ

    河内源氏は有名人を輩出しているメインの血筋なんですね。義家の実像は、今東光の「蒼き蝦夷の血」でも、同様に描かれていましたよ。義朝の焦りと束の間の栄光!ドラマチックです。保元・平治の乱から頼朝旗上げまでの武士の置かれた状況が良く整理できました。

    0
    2013年07月15日

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