もうこの男の手の届かないところにいる――このフレーズをつぶやくまでに、私はどれほど傷つき、戦ってきたことか。就職が決まらなかった女の子がベストセラー作家にステップ・アップしていく道のりは、身を切るような恋の出会いと別れの日々でもあった。23歳から36歳まで、その人生を決定づける大切な14年間の、愛と葛藤のすべてを一年ごとに描き切った、画期的自伝長編小説。
- ジャンル
- :
- 小説 / 国内小説
- 出版社
- :
- KADOKAWA / 角川書店
- 掲載誌・レーベル
- :
- 角川文庫
- 電子版発売日
- :
- 2014年02月28日
- コンテンツ形式
- :
- EPUB
- 対応端末
- :
-
- Lideo
- Win PC
- iOS
- Android
- ブラウザ
ユーザーレビュー
Posted by ブクログ 2012年11月16日
女性が強欲であることは下品であるように見られる。
たしかに上品さは感じない。
けれどもこれが強く生きていく上で、必要不可欠なものかもしれない。
Posted by ブクログ 2011年06月27日
『星に願いを』につづく私小説風ストーリー。23歳から36歳までのサクセス・ストーリーと、野心的な恋人への執着が、ぞくぞくする。歳を取るのが楽しみになる本。
Posted by ブクログ 2008年04月27日
男の話がまじ赤裸々。仕事にも男にも野望があるから強い。適度に見習いたいハングリー精神。一年ごとのクロニクル形式の文章がとにかくドラマチック。
Posted by ブクログ 2014年11月15日
23歳から36歳まで、スターの階段を駆け抜けた、ベストセラー作家の自伝的長編小説。
1年で1章。
濃い人生、書く事はたくさんあるでしょうが、長々と書いても読む方は飽きてしまう。
そこを、もう終わり?と思うくらい短く(でも、それがすごくちょうどいい)テンポ良く書き上げる力量も、
夢中になって読んでる...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月09日
再読。
林真理子さんの自叙伝的小説。23歳から36歳まで。
年齢ごとに章立てしてあり、相変わらす上手い。
彼女の功名心、虚栄心、ブランド好きでスノッブや権力のある人たちが好きなところ、80年代的思考。
わかりやすくて好ましい。
Posted by ブクログ 2014年03月01日
林真理子が書く男女のドロドロはいつもリアル。
自信家で潔癖なイメージはありましたが、男関係に関しては書いてる小説とは違い保守的な人だと思ってました。ですが、読んでみるとけっこう性にオープン。
セフレもいるし、この男と寝たいと思うと実行しちゃう人。
自信家だけど、成功したからこそ書ける自伝(笑)
Posted by ブクログ 2010年01月26日
林真理子の自叙伝と言われている作品。
女の子が持つ羨望や虚栄心、そして嫉妬心がたんまりと描かれていた。
これだけハングリー精神に溢れた生き方は、私にはできない。
Posted by ブクログ 2008年01月06日
本当にこの作家嫌いだと思えてくるのだが、ここまで赤裸々に書いてあると読まずにはいられない。結局惹かれてしまう本。反比例した感想を常に抱く。
かなり自分が若いときに読んだせいか、赤裸々さが嫌悪につながってたけど、今読み返すとその貪欲さ、ちょっと羨ましい。
Posted by ブクログ 2007年10月16日
作家林真理子の20代前半からコピーライターで
成功し、直木賞作家になるまでの軌跡を赤裸々に語った作品。
男にも仕事にも超貪欲。
みにくい部分をまったく隠さずに表現してるのがスゴイ。成功する人はやっぱりすごいハングリーさを持ってるな、と思った。
Posted by ブクログ 2004年09月24日
貧乏な23歳から36歳で結婚するまでの、人からねたまれる男・仕事を得るためにがんばる女を描いた自伝的小説。
ワイドショーを見ているような内容ですが、細かな表現にうまいと思うところがあって、さすがコピーライターと思いました。
思い通りの男と仕事を手に入れた、現在の林真理子の目標が気になるなぁ。
焼肉を...続きを読む