空き家と移住

空き家と移住

小説・文芸
1,980円 (税込)

9pt

「何も私は芸能人やセレブが住む高級なタワーマンションを買おうっていうんじゃないのよ。庶民的な小さなマンションでいいの。その程度の物件も買えないって、この世の中はどうなってんの?」
大学受験を乗り越え、正社員として勤めている史緒里と大河。贅沢もせず真面目に暮らしているのに、都内にマンションの一つも買えないことに、史緒里は怒りとため息を抑えきれない。そんな時、都内の一等地には空き家が増えているというニュースが流れてきた。駅チカの家なのに、誰も住まずに朽ち果てていくなんて……。二人が早速、空き家の見学に行くと、近所の老婦人が話しかけてくる。隣の一軒家に一人で暮らし、日々の食事も宅配のお弁当ですませているという彼女に同情した二人は、その家の雑務をこなしたり、食事に誘うようになる。やがて彼女から、あなたちのような人に、この家を譲りたいと言われるようになり……。
一方、母が暮らしていた田舎・風穂町の実家の処分に思いを巡らせていた星野路代は、実家の売却を決め、地元で同級生が営む不動産会社を訪れる。そこで思わぬ販売価格を聞いた彼女は、夫とともに海外旅行の計画を立て始める。優雅な生活を夢見る路代だが、いつまで経っても購入者は現れず、何度となく販売価格を下げてく。同時に、ブログで田舎の良さをアピールしようと、様々な工夫を凝らしていく。そんな折、この家の購入に興味を持った史緒里と大河から連絡を受けるのだが……。
『老後の資金がありません!』の著者が描く、真面目でコミカルな現代住宅事情。

詳しい情報を見る

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • タイトル
    :
    空き家と移住
  • タイトルID
    :
    2270658
  • 電子版発売日
    :
    2026年05月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

空き家と移住 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    垣谷さんの作品はある意味人間ホラー小説だと思う。
    地域密着の田舎に住んだことがないので実態はわからないけど、移住の現実がこれなら私は地方移住したくないと思った。
    一方、都会の物価高による影響も現実的で、都会で暮らしていたいけど、厳しくなる日が来るのだろうか。それは嫌だなぁ。

    移住が流行りみたいになっているけど、お金のことだけではなく、自分が移住先の文化に馴染めるかも考えなくてはいけない。
    都会が嫌なら田舎に行けばいい! って簡単に考えられる話でもないのだと思った。
    生きるって難しい。

    結局、その土地の文化が自分に合わないとどこに住んでも辛くなるし、結局その土地には似た物同士が集まるんだろうな。

    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    田舎で暮らすにせよ都会で暮らすにせよ、どっちの方が自分に向いてるかなって思いながら読みました。
    読み終わった、その後が気になる内容でした。

    0
    2026年09月13日

    Posted by ブクログ

    とても面白かった!
    空き家問題、都市部住宅高騰、田舎の人間関係、移住の難しさets、、、嫌な奴も出つつ、実際居る居るって思いながらスルスル読めた。田舎の閉鎖的で閉塞感ある人間関係がリアルで怖かった。

    0
    2026年10月14日

    Posted by ブクログ

    いつもいつも、私が興味のあるテーマを絶妙なタイミングで提供してくれる垣谷美雨氏に感謝しています。

    賃貸ではなく持ち家を手に入れたい史緒里(しおり)と大河(たいが)のカップル。
    負の遺産である田舎の実家を早く手放したいと焦る、路代(みちよ)。
    二組の家族を軸に、お話は展開する。

    起きるであろう問題点が余す所なく、読みやすいドラマに織り込まれている。
    まず、前座として「特定空き家」に指定されてしまった例が上がる。
    どうしてそこまで放置してしまったかという理由が初めて具体的にわかった。

    そして、移住話では、なんでも根掘り葉掘り聞き出す、「個人情報保護」「プライバシーの侵害」という言葉を知らない田舎の住人あるある。

    史緒里&大河にたかる老女・千堂千絵(せんどう ちえ)91歳が強烈。断りづらいトークの運びがうますぎる(作者の描写が)
    どこかで、家をもらえるという話を本気にしていたのかなあ、史緒里&大河は?

    路代サイドは、元同級生の春子が強烈。一度も地元を出たことがないせいなのか、色濃く地元のおばさん色に染まっている。根掘り葉掘り聞き出し病。女は子供を産まなくては価値がない病。

    そしてお決まりの、地元民たちの余所者排除だが、自分達の税金で余所者が行政の恩恵を受けるのは許せない、という部分は分からなくもない。
    今までの、自分達だけのルールで運営される快適な生活が変わっていくことへの不安と不満は、それはあるだろうと思う。

    しかし、よく自分の周りを見れば、田舎でなくても春子のような人は結構いる。路代の考えるように、人口の多いところでは似たもの同士だけで付き合い、考えの違う人とは距離を置けばいいが、人口の少ない田舎では狭すぎて距離を置くことができないからイライラする、ということなのだろう。
    人との距離感は難しい。
    「自分の匙加減」を見つけることが一番だけど。
    ・・・一生かかってもどうだろ・・・

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    おもしろかった!
    田舎住まいの憧れや、移住してのんびりと暮らしたい、、という良い想像だけはあったけど、
    でてくる田舎の人たちが怖くて、怖いもの見たさのようにどんどんページをめくってしまった。
    人との距離感は環境によってつくられていくものなんだな。

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    田舎育ちであり最近思うところがあっため、共感するところが多々あった。
    また、男性が女性に多くを求めすぎているという部分のところも頷けた。
    最後の五行が心に残った。

    0
    2026年10月06日

    Posted by ブクログ

    同じ日本、同じ時代?
    って思うくらい。
    未だに田舎はそうなんだよね。
    かといって都市で一軒家なんか夢のまた夢。
    どちらもそれぞれ住みにくい理由がある。
    どちらを選んでどう住むか、難しい。

    0
    2026年10月05日

    Posted by ブクログ

    おもしろかった、ちょいちょい田舎の人がろくでもなさすぎるけど。東京で家は買えないのに、田舎の家、負の不動産はどうしようもない感じなのか…都会の暮らしも田舎の暮らしも大変、これからかわるのかな?自分はほどよいとこに住みたいな

    0
    2026年09月30日

    Posted by ブクログ

    空き家や高齢者しかいない若い人が移住しても暮らしにくい、もう田舎は滅びるしかないのか?
    物語としては楽しく読めましたが、現実的には今後の田舎の空き家はどうなるんだろう?子どもや孫の世代が後片付けするんだよな〜って思ったらちょっとぞっとする話

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    田舎にある実家が空き家になってしまった。売りに出したが売れない。その一方、都内のマンションの家賃が高騰し田舎への移住を考えている。これこそ、現代の住宅情報。田舎に住むのはいいが、そこに住んでいる人の目がうるさい。究極の選択だ。だが都会にも田舎にも考え方が違う人もいて当然。それで社会が成り立っているのだから。妙に納得。話に引き込まれ やっぱり面白かった。

    0
    2026年09月22日

空き家と移住 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    朝日新聞出版
  • タイトル
    :
    空き家と移住
  • タイトルID
    :
    2270658
  • 電子版発売日
    :
    2026年05月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 小説

小説 ランキング

垣谷美雨 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す