ちやほやされない少女は、家族と男を憎むようになった。何故、どこで、どう間違ってしまったのか――世を震撼させた二人の犯罪と悲劇。

北国で2組の男女が所帯を持った。水商売の正子は年若い雄・義男に未来を託し、信用金庫勤めの直子は自分と同じ高卒の孝輔に将来を賭ける。高度経済成長の時代、勤勉な彼らの商売は軌道に乗った。が、娘たち、雅美とちひろは、昭和の終焉と低迷の平成を、空虚な心を抱えて育っていく。人間と時代を容赦なく描ききった傑作長編。

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
電子版発売日
2013年09月20日
紙の本の発売
2013年08月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

Posted by ブクログ 2013年08月09日

リアル…。いたたまれないほど。「桃尻娘」とか「ふしぎとぼくらは…」もそう感じた。この先、何回も読み直すことになるだろうと予感。

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Posted by ブクログ 2013年08月24日

「一人の少女が大人になった。しかしその少女は、自分自身の頼りなさをどのようにも自覚していなかった。」

私生児の田村雅美と、比較的豊かな家庭に育った大川ちひろ。ふたりの少女がやがて母親になります。

特別な女性でもなく、接点らしい接点もないのに、ふたりとも思わぬ結果に至ります。
共通点といえば、自分...続きを読む

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