楡家の人びと 第二部

楡家の人びと 第二部

781円 (税込)

3pt

関東大震災による建物の消失、圧倒的なカリスマ性を誇った基一郎の突然の死。災いが続き衰退に向かう楡病院に、気位高く君臨する基一郎の長女・龍子、二代目院長を引き継いで病院経営と家庭の不和に悩む夫の徹吉、不幸な結婚で落ちぶれる龍子の妹たち、浮世離れした弟たち。時代は大正から昭和へ変わり、軍国主義の風潮が広がる中で、一族それぞれの運命は大きく分岐し変転する。

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楡家の人びと のシリーズ作品

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 楡家の人びと 第一部
    825円 (税込)
    溢れる楽天性と人当たりの良さで患者の信頼を集めるドクトル楡基一郎が、誇大妄想的な着想と明治生まれの破天荒な行動力をもって、一代で築いた楡脳病院。その屋根の下で、ある者は優雅に、ある者は純朴に、ある者は夢見がちに、ある者は漠とした不安にとまどいながら、それぞれの生を紡いでゆく。東京青山の大病院と、そこに集う個性豊かな一族の、にぎやかな年代記の幕が上がる。
  • 楡家の人びと 第二部
    781円 (税込)
    関東大震災による建物の消失、圧倒的なカリスマ性を誇った基一郎の突然の死。災いが続き衰退に向かう楡病院に、気位高く君臨する基一郎の長女・龍子、二代目院長を引き継いで病院経営と家庭の不和に悩む夫の徹吉、不幸な結婚で落ちぶれる龍子の妹たち、浮世離れした弟たち。時代は大正から昭和へ変わり、軍国主義の風潮が広がる中で、一族それぞれの運命は大きく分岐し変転する。
  • 楡家の人びと 第三部
    781円 (税込)
    遂に太平洋戦争が勃発。開戦時の昂揚も束の間、苛酷さを増す戦況が一族の絆を断ち切り、大空襲は病院を壊滅させる。敗戦に続く荒廃の季節、残された者には、どんな明日が待っているのか――。人間のささやかな毎日の営み、夢と希望、苦悩と悲嘆、そのすべてが時の流れという波濤に呑みこまれ、「運命」へと変貌してゆくさまを、明治から昭和への時代変遷を背景に描きあげた一大叙事詩。

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楡家の人びと 第二部 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    桃子と徹吉が可哀想だったな。
    私は女だけど、龍子より徹吉贔屓だ。

    途中で院代が50周年記念のために気合い入れているところで
    やっぱり基一郎は凄かったんだなと改めて感じた。

    この巻は終わりの方に近づくほどに
    戦争が近づいてくるのが分かって、いよいよかとドキドキした。

    さて次はいよいよ戦中だ。どう

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    戦争に進んでいく不穏な空気と楡家の崩壊(?)が絶妙にシンクロしている。
    史実を背景に物語を語りたい(語りたがる)作家は是非見習ってほしい。
    最後の第三部、期待しとります。

    0
    2013年03月03日

    Posted by ブクログ

    シナ事変から太平洋戦争開戦と時代は楡家の人びとを押し流して行く。昭和初期の精神史を読むようだ。特に楡俊一の友人で空母瑞鶴に乗った軍医の語る開戦までの経緯は迫力がある。

    0
    2023年02月22日

    Posted by ブクログ


    昭和元年〜第二次世界大戦までを記録。
    終盤近くの、ある楡家の友人目線による真珠湾攻撃開戦時の空気感が生々しく、良かった。
    仄かなユーモアと戦争突入前の日本の緊迫感がバランス良く、中弛みしなかった。

    0
    2023年02月07日

    Posted by ブクログ

    大黒柱が去った後のバタバタを中心に。残された人たちも個性的だけど、物語中でも描かれているように、やっぱり先代と比べると皆が小粒に思えてしまうというか、そのせいで、展開そのものもやや小ぶりになってしまった感がありました。病院の勢いがやっと戻ってきたところで、今度は世界大戦に突入してしまう訳ですが、その

    0
    2016年09月14日

    Posted by ブクログ

    第2部は楡家の二代めに当たる人々やその子供たちが主役です。
    初代の楡基一郎が強烈なキャラクターを発揮していたことからその後に続く人たちはどんな人でも苦労する宿命を負います。
    それぞれが持って生まれたその気質のまんま、第二次世界大戦開始までの不穏な時代に沿うように、みんな穏やかざる人生を歩む様子が書か

    0
    2011年11月26日

    Posted by ブクログ

    あれほど心を病むような慣わしに翻弄された人びとは、災害や病、そして戦争によって周囲のつながりが狂い出す。それは精神をむしばんでいくような毒ではなく、日常の生活や風景に溶け込んでいて知らぬ間に身体へと染み込んでいく。この緩やかな悲劇が怖くなる。

    0
    2023年04月29日

    Posted by ブクログ

    登場人物が多いけれど、それぞれ特徴がしっかり際立っているので混乱せずに読める。昭和、開戦へ。一つ一つは日常の細かいエピソードだけど、少しずつ時代は移ろっていく。

    0
    2022年09月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    基一郎没後の楡家と楡病院、そしてそれを取り巻く社会情勢が描かれる。
    第一部ではどこかでたらめな人物に見えた基一郎だが、いなくなってみると、あれほどのカリスマ性と頼りがいを持つ存在はもう現れそうにない。作中では、なんとなく神格化されつつあるようにも感じた。

    登場人物は多いものの、物語の軸は婿養子の徹

    0
    2025年11月13日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これはとてつもなくいっちまっている作品ね。
    ちなみに実話がどうも元になっているようで
    ある本を書いている人は…なのです。


    結局この家は欺瞞の塊だったのでしょう。
    見せかけの栄華を見ている感じですね。
    その裏側には目も当てられない負債があるというのに…

    院代の望むとおりにならないところが
    没落を

    0
    2023年09月06日

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