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Posted by ブクログ
いやー名著だと言われてもザ!人情本なんでしょ?と長年手を出さずにいたが…うーん、名著!
小学生の娘視点で書かれた本作だが、本当に子供の意見というか、子供が知らないであろうことはついぞ読者にも明かされず、父親も父親で本当にダメ親父で、でもダメ親父なりに嫌いになれないというか…
良い意味でも悪い意味でも大それたことは起きず、本当にこの親子の"ひと夏の冒険"に参加させてもらった感じ。
解説で重松清も言ってたけど、"親子の絆"的エピソードが無理やり入れられてるところがなかったのも最後までスッキリ読めた。
感動の押し売り感はなくて、でもじんわり温かくて…また心がちょっと寂しい時に読みたいな〜
Posted by ブクログ
中学生の時に初めて読んだ。
正直内容はあまり覚えてなくて、懐かしさで
もう一度読みたくなったんだけど、面白かった。
このくらいの歳の時って、自分がそうだったから
父親ってどこか家族なのにちょっと遠い存在で、
あまり会話もしないし何ならあまり話したくないし
家での表面的な姿しか知らなくて、一緒にいても
どこか緊張したなあって思い出していた。
色んな非日常の中で変化していく様や
心地いい自然がすぐに頭に浮かぶ描写は
読んでいてやっぱり心地いいものだなあと思った。
最後の誰かや何かのせいにしないって台詞は
わたしはちゃんと大人になるまで覚えておかないと
いけないものだったなって少し反省した。
Posted by ブクログ
5年生のハルは、突然おとうさんにユウカイ(キッドナップ)される。ひと夏のユウカイ旅行を、おとうさんと一緒に過ごす物語だ。いろいろな場所へ移動する中で、二人は少しずつお互いを知り、親子の絆を深めていく。そして、その旅を通して、おとうさんもハルも成長していく。
この物語を読んで、親だからといって、いつも立派でなくてもいいんだと思った。お金がなかったり、かっこ悪いことをしたり、失敗したりする姿も含めて、一人の人間としての親を子どもに見せる。それによって、子どもも親のことを、少しずつ理解できるのかもしれない。
親は子どもより長く生きている分、知っていることや、できることが少し多い。その「ちょっとしたこと」を、子育てを通して子どもにお裾分けできたら、それでいいのではないかと思う。
そして子どもは、親の人生を生きるのではなく、自分の人生を、自分で学び、考え、行動しながら生きていけばいい。
親子であっても、それぞれが独立した一人の人間。
「親子は、個人と個人なんだ」
そんなことを、改めて考えさせられた作品だった。
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