私とあなたのあいだ――いま、この国で生きるということ
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私とあなたのあいだ――いま、この国で生きるということ

1,496円 (税込)

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4.0

私たちは互いに無数の差異を抱えている。けれどマジョリティが自分の考えを絶対視したり、その特権性を自覚しないとき、マイノリティは声を奪われがちだ。
でも本当は誰もが、自分はここにいる、と言い始めることができるはず。みな本来、対等な存在なのだから。私たちが声をもつとき、歴史のなにかが変わるだろう。私も、あなたも、誰もがその主役なのだから。
私たちがイキモノとして、のびやかに生きるための羅針盤。二人の芥川賞候補作家が交わす、圧巻の往復書簡。


自分に宛てられた木村さんの手紙を読み、また、木村さんに宛てて自分が書くときもつねに私は願っていた。この書簡に興味を持ち、目を通す人たちもまた、どこのだれかが勝手にこうと決めた「標準」や「規範」の呪縛から解き放たれ、自分が自分であることの信頼を取り戻せるように、と。そうしてはじめて私やあなたは、この世界にとって、よりよい選択をするために手をとりあえる。ーー温又柔「あとがき」より

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私とあなたのあいだ――いま、この国で生きるということ のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    「第33回すばる文学賞」をきっかけに知り合った
    木村友祐さんと温又柔さんが2019年2月〜2020年8月の間に交わした往復書簡集。
    2019年は元号が平成から令和に改められた年。安倍政権下で何があったか。その時私はどう思っていたか。作家だからこその丁寧な言葉選び、比喩、さまざまなキーワードから当時の

    0
    2022年08月26日

    Posted by ブクログ

    往復書簡。P95〈野宿者も、ぼくらと同じ『人』です。
    でも、おいそれと近づくことができないこともある。
    しかし、この葛藤は、葛藤のまま、保持しておくべきものだろうと思うのです〉と、木村友祐さん。
    最近、想像しては疲れてしまう、ということが多くて。
    木村さんのこの言葉は救いだった。
    いろいろな葛藤があ

    0
    2021年10月21日

    Posted by ブクログ

    大変面白い書き出しでしたが、途中から、狭い視野の慰めあいのようで、そうですね。って感じです。
    ただ、多様性を語る時に、自分の中の価値意識を、見直す必要があるように思いました。

    0
    2021年09月12日

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