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Posted by ブクログ
民俗学の題材に物語が繰り広げられる怪民研シリーズの最新作、友人から亡くなった姉の婚礼に出て欲しいと依頼され…
■あらすじ
怪異民俗学研究室に通う大学生・瞳星愛のもとに、友人から怪しげな相談が舞い込む。実家で執り行われる婚礼の儀式に、自分の代わりに出席してほしいというものだ。待ち受けていたのは、冥婚と呼ばれる異様な風習と、旧家に渦巻く複雑な人間関係だった…
■きっと読みたくなるレビュー
三津田信三先生の怪民研シリーズの最新作、本作もホラーとミステリーの融合バランスが素晴らしい。
いつものとおり民俗学の題材に物語が繰り広げられる、今回は「冥婚」ですね。亡くなった人が結婚するという風習で、中国や台湾ではたまにきく信仰。実は日本にもあるらしく、一度テレビで見たことがあります。この宗教的、民俗的な儀礼の背景には深いものがあるようで、それを読むだけでも勉強になります。
ストーリーとしては瞳星愛が友人の姉の婚礼儀式のために実家を訪れ、恐ろしい事件に見舞われる。村の人々や刑事と捜査を進めるのだが、愛憎だらけの人間関係や過去の残虐な事件も関連してくるというもの。
例によって恐怖の演出はプロの技ですよ、こわいこわい。しーずかな暗闇に誰かいる!みたいな描写がとにかくリアルで怖いんよ。現場にいるみたいな臨場感ですね。
もちろんホラーだけでなくミステリーとしての品質も十分です。何だかよくわからない怪奇現象が次々出てくるんですが、最終的にはロジカルに解き明かされるという。今回も天弓による多重推理が圧巻ですね~、満足満足。
個人的イチオシは動機ですね。究極的にはこうなってしまうのかと思うと、ある意味これが一番怖かったです。
また登場キャラもいつもの調子、一般学生丸出しの瞳星愛と素人探偵の天弓馬人の変態感のミスマッチ度に安心しました。今回も怪民研シリーズ、楽しませていただきました。作家生活25周年とのこと、まだまだご活躍を期待しています。
■ぜっさん推しポイント
序盤に旧家の歴史がひたすら描かれんですが、これがたまらなく好きですね~ やっぱミステリーで旧家大家族と言えば女系家族、圧倒的に屈服させる力を感じてしまうのです。ライバル家もいて、村人も地元警官にも影響力があって、当然どろどろした人間関係もある。そりゃ事件のひとつやふたつ起きるわっと言いたくなりますよね~ 楽しませていただきました!
Posted by ブクログ
逆婿様。
霊婚。亡き美々子の霊婚。死んだ者を結婚させる。
美々子の不可解な死。雪の密室。
雪の密室なんてなかった? 百古里家内に犯人がいるという状況を村人に悟られないため。
愛、離れ屋敷を尋ねる。
7人みんな、倒れて亡くなっている。
正座した生き人形の両ひざの上に生首。慎之輔さん?
電話線切られる。
隈井才蔵は霊婚儀礼こあとの新婚初夜のの介添人を頼まれる。女の肖像画と生き人形の間で見守る。
居眠りしながら見守っていたら、囁き声が聞こえた。
広間の先の暗がりに何かが立っていた。首がない。
慎之輔、あるはすまのものがなかった?
7人の亡くなった人たち、同じ毒物。
ないはずのもんがあった。先生は慎之輔とは逆に感じた。
慎之輔と美々子は付き合っていた。
なぜ慎之輔の首は斬られたか。
首切り講義。
身代わり堂、美々子の足跡しか雪の上になかった。
犯人は雪がまだ降っているおきに身代わり堂に美々子より先に入った。
大きな籠の中に入っていた。沢木。普段からそこから覗いていたが、その日はしていなかった。
身長も足りないので、被害者の頭部に致命傷を与えられない。
民惠が犯人?
身代わり堂の事件は、百古里家の者が犯人の場合は密室ではなくなる。
身長も高い。
慎之輔の首を生き人形の首とすげ替えたのは、共犯者。隈井さん御夫婦。
しかし、アリバイあり、違う。
身代わり堂、雪の密室ではなかった? 雪の足跡ないと証言していたのは井丸医師だけ。
井丸、美々子さんの花嫁姿の肖像画を、成路さんに霊婚儀礼用として描いてもらうために、彼女を殺した。二次元しか愛せない。
しかし、ほかの人たちを殺す動機がない。
身代わり堂の事件、事故死?
首切りの謎。首切り講義にないパターン。被害者が間違いなく死んでいると第三者弐誤認させたい。
慎之輔ら生きている。
死人メイクして生き人形に化けていた。化けている間、両目を閉じているので、離れに入ってきたのが民惠だと気づけなかった。愛が追いかけられ田生き人形は、生きている慎之輔だった。
頭部には黒い頭巾。夜なので明かりが暗い。
それで解決かと思ったが、美々子は、甲野巡査が犯人?
美々子、警棒で殴った。
慎之輔の役割は同じだが、その後、巡査に殺された?
動機の1つは、霊婚儀礼の肖像画。
その結婚の邪魔をすることが一番の動機。全員を殺して阻止したかった。
黒幕、結子? 息子に対して現実的な結婚を望む一方で、亡き美々子と霊婚儀礼をあげたいという彼の願いを叶えてやりなき。美々子、事故死ではない?かも。
→解決編で、何度もひっくり返すのやめてくれ。間違い推理は、解決編の前にやってくれ。
トリック的には大したことないが、首無しに追いかけられるのがトリックとホラー要素同時にかかっているのは上手い。
最後、すっきり終わらないのは微妙。
Posted by ブクログ
怪異民俗学研究室のシリーズ三弾。
田舎の旧家でいわくありげ儀式に出席することになって、それでそこでは過去に雪の密室みたいなので人が死んでたり、旧家のごちゃごちゃとした人間関係があったりして・・といういつもの三津田節。テンションが上がらざるを得ない。
そしてこれからいろいろな人間模様がありそうな旧家の人たちの描写があったと思ったら・・・いきなり全員死んでるという。序盤で。この辺りは「いつもの」でありながら飽きさせないベテラン作家の腕を感じました。
ただ残念ながらそこがピークだったかも。真相がちょっと・・・謎解き部分が駆け足なのはいつものことですが、えらくあっさりとこじんまりと終わってしまった印象。
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