我々の死者と未来の他者 戦後日本人が失ったもの(インターナショナル新書)

我々の死者と未来の他者 戦後日本人が失ったもの(インターナショナル新書)

935円 (税込)

4pt

4.0

なぜ日本人は、気候変動問題に対する関心が低いのか。そのヒントは司馬遼太郎や村上春樹らの小説、さらに『鬼滅の刃』『虹色のトロツキー』『満州アヘンスクワッド』などの漫画作品にあった。「未来を変えること」と「過去を新たに見出すこと」は別のものではない。両者は同じ対象を二つの側面から眺めたのであり、その視線は緊密に結びついている。哲学から現代思想、文学、サブカルチャーにまで精通する著者が、日本人が切り捨ててきた<我々の死者〉、そして〈未来の他者〉をキーワードに、過去・未来と現在との「分断」の正体を暴く。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

我々の死者と未来の他者 戦後日本人が失ったもの(インターナショナル新書) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「人新世の資本論」以来の超大作の予感がする新書。

    地球温暖化に対して関心の低い日本人を「未来の他者」への思いがないと読み、

    その原因を、「過去の我々」=「我々の死者」に向き合えなくなった日本人に見る。

    話は「鬼滅の刃」の舞台がなぜ大正時代なのか、から始まる。

    続いて太宰治が敗戦をテーマにした

    0
    2024年08月25日

    Posted by ブクログ

    取り扱うテーマ、本、映画、漫画など多岐に渡りとても面白い。世界では気候変動への関心が特に若者に高いが日本では若者にも無関心なテーマ。
    未来の他者という視点の欠落。存在しない他者。未来の他者と、過去の死んでしまった他者。
    存在しない他社への想像力の欠如。

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    氏の著作は、出たら気にはなる訳で、本書も然り。でも、タイトルを見てもピンとこないし、難解そうだし、今回はちょっとパスかな、と思っていたもの。その後、いくつかの書評での推薦を見て、やはり読んどこう、と。問題提起は、なぜ日本において、将来の温暖化などに対する配慮がなされにくいのか、ということ。そこで、我

    0
    2024年07月16日

    Posted by ブクログ

    大学時代の先輩から勧められて読んだが難しかった。6章で一気に置いて行かれました。
    日本人が環境問題に対する関心が低いのは、学歴関係なく実質賃金が下がり続け生活が苦しくなる中で、「貧困」のような経済問題が切実すぎて、地球環境まで思いを巡らす余裕がなくなったから・・・・・・とかないですか?すみません。

    0
    2024年12月30日

我々の死者と未来の他者 戦後日本人が失ったもの(インターナショナル新書) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社インターナショナル の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

大澤真幸 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す