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他者とのコミュニケーションがとりにくい自閉症児の困難な育児を描いて、圧倒的な反響を呼んだ感動作品!!
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Posted by ブクログ
6年生になった光くん。新しく特別支援教室に入ってきたメンバーと新しい先生との出会いは,自閉症の子にとってはとても大変です。先生の余裕もなくなります。単に,「先生の理解が足りないからいけないのだ」とは言えない現実が,学校現場にはたくさんあります。一体だれが担任すればうまく行くのか。一概には言えません...続きを読む。だって,こういう教室は日本にたくさんあるんですから。 今号の素敵な子育て言葉を抜き出します。 「悪い所を数えだしたらやってゆけない それに次は若い人をってお願いしてくれたんだよ」 「そうなんだ ありがたいね たしかにボランティアさんにしても 若い人のほうが 理解が早かったものな」 (お互いのいい所を認め合って前向きに…それが長い間かかってたどりついた私たちの答え) さて,6年生の光くん。この後どんな成長を見せるのでしょうか。 それにしても,ご両親の的確な指導ぶり(支援ぶり)には頭が下がります。教師が下手にプロぶっていてはいけません。学ぶべきところからしっかり学べる教師でいたいものです。
光くんが5年生から6年生になるこの巻。 序盤ではすっかり光君や美羽ちゃんたちに理解の深まった郡司先生が 1年生のときの光くんにわざとではないとはいえ 大怪我をさせてしまったことを謝るシーンがあった。 幸子が光くんの焼いたクッキーなどを退職祝い(?)として渡したとき 郡司先生が「光くん、クッキーの型抜...続きを読むき上手なのよね」と サラリと言って喜んでいて、あんなに対応に苦慮していた郡司先生が 光くんを自然に褒められるまでその立場に立ってくれる先生に なったのだなぁと、感動した。 春休みは、おひさまハウスで過ごしたり、お父さんのCMで一悶着あったり(笑) さらには、新しいあさがお教室の担任と顔合わせ。 若い男性の赤松先生というひとだった。 本田さん(美羽ちゃんのお母さん)の第一印象、知識と好奇心が先立っていて 実際の子どもの姿を見られていない その立場に立つことができていない、というものが 見事に的中してしまったようで(4人の子どもを教えるだけだから楽勝なんて……) 新学期は光くんたちにとってかなり負荷のかかる環境で始まってしまった。 あさがお教室には新しく、(読み書きの)LDのつばさくんと アスペルガーとADHDを併せ持つと思われる井口くんが編入してきた。 井口くんが物を散らかしたり空想にふけって赤松先生の注意がきこえなくて 赤松先生は井口くんを怒鳴りつけてしまう。 それがもう連日、繰り広げられるものだから、みんなにとってストレス。 保護者会で、赤松先生のいう「子どもたちの問題行動」について その意味、どう対処してほしいか……を幸子や本田さんが伝えてみても それはわがままや甘えと一蹴される。 つばさくんのお母さんはLDの知識がまだなく、井口くんのお母さんは そもそもあさがお教室に入ったことに納得がいっていない。 しかし、つばさくんは、幸子がスーパーで彼のお母さんと偶然に会って つばさくんの言う「字がおだんごみたいに見える」という言葉から LDという概念を教わり、確定診断を受けるところまでに至った。 それでも赤松先生はとりつく島なし。 結局つばさくんは、別の読み書きの学習に力を入れているところへ転校した。 赤松先生を見ていると、知識があることと、理解できていることは 本当に全く別のことなのだなぁと痛感させられる。 わかった気になって、知識だけで接して、相手につらい思いをさせていないか。 対人援助職のひとは、特にそこを考えてほしいな。 そしてもうひとつ、今回よかったのが 本田さんのお母さんとしての顔の成長ぶり。 美羽ちゃんのことを(勉強が苦手だった自分より)もっとわけのわからない世界で 生きている、それはどういうことなのだろうと思いをはせたり 授業参観のとき「あさがおを色紙で作りましょう」という赤松先生の課題で 混乱した井口くんに、「真似っこでいいんだよ」と教えてあげたり。 美羽ちゃんのことも、他の子どものことも、大切に接する姿に感動した。 そしてこの巻は、光くんはいまの学区にいちばん近い中学に通う2人組に絡まれ たまたま通りかかった石田くんに助けられるも、石田君はジュースの缶で殴られて 鼻血を出してしまうという、不穏な終わり方だった。
自閉症の男の子、光が主人公の漫画。以前トキオの山口くんがお父さん役でドラマにもなっていたよね。5巻くらいまでは発売と共に読んでいたのだけど、数年空いて、この度久しぶりに続きを読み始めた。なんだかせつない気持ちいっぱいで読んだ。この漫画の功績は大きいよね、自閉症の子どもとの接し方が一例とはいえ分かりや...続きを読むすいし、彼らがよりよい接し方をすればちゃんと成長することが分かるし、両親がどれだけ大変な思いをしているか、でも一方で幸せも感じているかがよくわかる。
1巻から全部読んでいます。 自閉症・知的障害等々考えさせられる事ばかりです。決して暗い表現ではなく前向きな表現に救われる気がします。
頭でっかちの赤松先生。 全て自分が正しいと思っているから、変えていくのが大変そう。 新年度に自閉症以外の児童があさがお教室に加わったので、色々な障害についてもっと学んでいけそう。
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