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育児漫画17選! あるある・爆笑・感動★子育て中のママ・パパ必読!

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※2019/12/26に『伝説のお母さん』を追加しました。
嬉しく楽しいことも多いけれど、何かと一人で抱えてしまいがちな育児の問題。でも、世の中には、同じ悩みを抱えているママたちもたくさんいるんです。
今回は、育児のあるあるネタや爆笑エピソードから、共感多数のコミックエッセイ、著名漫画家の子育て方法まで、読むと笑えて泣けて前向きになれる漫画を、17作品ご紹介します。

妊娠から出産に至るまでを漫画で読みたい方は、妊娠・出産漫画10選の記事もチェックしてみてくださいね。

目次

「魔王を倒したいのに保育所が空いていない…!」お母さん魔法使いのリアル『伝説のお母さん』

伝説のお母さん

完結『伝説のお母さん』 全1巻 かねもと / 電書バト

2020年2月から前田敦子さん主演でドラマ化が決定している作品です。
なんやかんやあって数年前に封印した魔王が復活した世界が舞台。ヒロインは伝説の魔法使いとして魔王を眠らせ、町には銅像が立つほど偉大な存在。しかし今の彼女は産後太りに悩み、魔王との闘いに復帰したいのに待機児童を抱え、育児に非協力的な夫の言動に苦しんでいたのです…。

そして悩ましいのは魔王側の方が育児の環境が整っていること。「城には保育所が完備、授乳室とオムツ交換台もあり、産休育休3年までで延長可、男性社員も取得可能、有給消化率100%」こちらは国を救う急務のために子供を預けたいのに十分に認めてもらえず、保育所の申請だけで大変なのに…と暗くなってしまうのも無理はないですよね。
他にも、ギャグ4コマでほのぼのとした絵柄を活かした、母親が育児でため込んでしまいがちなリアルな不満が次々登場します。
「今すぐご主人を殺しましょう」と真顔でジョークを飛ばす子育て担当課の職員、足並みがそろわないパーティー、似た立場の仲間の裏切り…魔王との闘いの準備もなかなか進みません。

ファンタジーでありながら身につまされる小ネタが満載、悩みながらも常に明るさを忘れず、娘を守ろうと頑張る魔法使いを全力で応援したくなります!

『伝説のお母さん』を試し読みする

育児に前向きになれるポップなコミックエッセイ『ソダテコ 子育てエッセイまんが』

『ソダテコ 子育てエッセイまんが』書影

『ソダテコ 子育てエッセイまんが』 1~3巻 宇仁田ゆみ / 竹書房

『うさぎドロップ』(祥伝社)の宇仁田ゆみ先生が手がけるコミックエッセイ。2人の子どもを育てる宇仁田先生の家庭の様子を描く、明るくポップな作品です。

登場するのは宇仁田先生(おかあさん)と旦那さま(おとうさん)、そして活発な娘のアモ、やんちゃな息子・ぬー太。姉弟はそれぞれ小2、生後10か月で、7歳の差はありますがとても仲良しです。姉が大好きなぬー太、ぬー太を優しくかわいがるアモの様子は読んでいてとても微笑ましく、お姉ちゃんらしくぬー太を叱ろうとするも、かわいすぎてデレデレしちゃうアモのエピソードにはキュンとします。

特徴的なのは1話ごとの進み方。1話の中に小ネタがたくさん詰まっているため、テンポ良く進み、読み応えがあります。子どもたちの愛らしい挙動をもとにした小ネタは、1コマで完結するものから2〜3ページ続くものまでさまざま。時間の流れも早いので2人もぐんぐん成長し、3巻の終わりには高1&小3にまで育ちます。あんなに小さかったのに……! と、保護者目線で感慨を覚えること請け合いです。

簡単に調理できる「ウニタ家てきとうレシピ」の紹介やあとがきマンガなど、巻末のおまけも充実。育児ならではの辛いエピソードもありますが、基本的には楽しくてかわいい話が多いので、子どもと一緒の生活に対して前向きな気持ちになれますよ。

『ソダテコ 子育てエッセイまんが』を試し読みする

天使か悪魔か!? 暴君でも愛しい娘・たんたんとの抱腹絶倒な日常『子育てたんたん 愛と妄想のヲタ育児日記』

『子育てたんたん 愛と妄想のヲタ育児日記』書影

完結『子育てたんたん 愛と妄想のヲタ育児日記』 全4巻 南国ばなな / 講談社

『彼氏に子供ができまして』(リブレ出版)など、美しい絵柄と鋭いギャグが持ち味のBL漫画家・南国ばなな先生による育児エッセイ。愛娘・たんたんの育児の様子を、綺麗かつ読みやすい絵柄でコミカルに描きます。1時間おきに夜泣きしたり、母乳以外を受け付けなかったりと、手がかかるたんたんに尽くしまくる子育ては、まるで操られているかのよう……。小悪魔のようでやっぱり天使なたんたんに、母親はひれ伏すことしかできないのです。

「育児はアイディア勝負」という南国先生による、育児のコツもたくさん登場。母親が汲み取るばかりでなく、子どもから要求させる、中耳炎の際は自力で鼻をかませる、イヤイヤ期はクマのぬいぐるみを使う……など、試行錯誤しながら編み出された攻略法は興味深く、思い当たる方はぜひ一読してほしいです。

タイトル通り、今作にはたんたんへの愛がたっぷり。また、「妄想」「ヲタ育児」というだけあり、先生が得意とする線の細いイケメンたちや鋭いツッコミ、独特の間で笑わせるギャグなどが随所に盛り込まれているところが特徴です。南国先生の次女・おもちとたんたんとの“仲良し姉妹計画”を描いた『ハロー姉妹』(講談社)もチェックして、育児の合間に笑ってリフレッシュしてください。

『子育てたんたん 愛と妄想のヲタ育児日記』を試し読みする

お父さんありがとう! “ミスフル”の作者による父親目線の育児エッセイ『娘へ ~将来死にたくなったらコイツを読め~ 元ジャンプ作家が育児に精を出してみた』

『娘へ ~将来死にたくなったらコイツを読め~ 元ジャンプ作家が育児に精を出してみた』書影

完結『娘へ ~将来死にたくなったらコイツを読め~ 元ジャンプ作家が育児に精を出してみた』 全1巻 鈴木信也 / 集英社

大ヒットした野球ギャグ漫画『Mr.FULLSWING』(集英社)の作者・鈴木信也先生による子育て奮闘記。母子がメインとなる作品が多い育児漫画の中、娘を持つ父親ならではの視点が斬新です。

鈴木先生夫妻が育てるのは、5歳の長女と1歳半の次女。夫妻の遺伝子を受け継いだ運動音痴の長女にやきもきしたり、イヤイヤ期で全てのものを破壊し尽くす次女に放心したりと、育児の大変さが描かれます。なかなか上手くいかない漫画の仕事と育児の両立、娘の性教育や、母親とは異なる叱り方の確立など、鈴木先生の悩みは尽きません。しかし、実は子どもたちは、長い不妊治療によって授かった大事な宝物。それゆえにどんな場面からも娘たちへの愛情を感じることができ、不器用ながらも頑張る父親のありがたみがじーんと伝わってきます。

1冊の中で娘の登園拒否、携帯機器の解禁、金銭感覚の育成など、育児に関する幅広いテーマが取り上げられているのも嬉しい点。タイトルにもあるように、もしも娘が将来挫折して人生に迷った時に、自分がどれだけ望まれて生まれてきたか、愛されて育てられたが伝わる内容になっています。それは鈴木先生夫妻の家庭に限らず、どの父娘にも当てはまることでしょう。読みながら自分の父親への感謝を、そして愛する子どもへの励ましを感じるはずです。

『娘へ ~将来死にたくなったらコイツを読め~ 元ジャンプ作家が育児に精を出してみた』を試し読みする

フィクションだから描けるリアルさ 姉妹の壮絶な子育ての記録『ぢごぷり』

『ぢごぷり』書影

完結『ぢごぷり』 全2巻 木尾士目 / 講談社

『げんしけん』(講談社)の木尾士目先生による、自身の経験をベースにした育児漫画。18歳の沖浦あゆみが、双子の妹・かなめとともに生まれたての娘・夢子の子育てに邁進します。ストーリー自体はフィクションですが、それゆえに描けるリアルなシーンがたっぷり。生後7日以降の赤ちゃんとの生活が1日単位で細かく描かれており、育児ノイローゼになりかけるあゆみの気持ちが身にしみます。姉妹二人きりでの子育ては、一言でいうと “地獄”。夜泣きによる睡眠不足、苛立ち、知識不足ゆえの焦りなど、子どもを育てることの大変さが伝わってきます。

ロリ顔のあゆみ&かなめに対し、赤ちゃんの夢子はなぜかリアルな顔だち。お世辞にも可愛いとは言い難いキャラデザインがシュールです。また、読み進めるほどストーリーはファンタジックに。姉妹が高校時代に所属していた美術部のメンバーを絡めての意表をつく展開や、あゆみの夫にまつわるエピソードが、育児漫画の域を超えた魅力を作り出しています。

『ぢごぷり』を試し読みする

愛らしい兄妹の日常をほんわか絵日記で楽しもう『hibi家のムスコとムスメ』

『hibi家のムスコとムスメ』書影

『hibi家のムスコとムスメ』 1~2巻 hibi_yuu / 河出書房新社

フォロワー約15万人の人気インスタグラマー・hibi_yuu先生の投稿を書籍化。4歳になるお調子者のムスコと、1歳のムスメの日々をつづります。どんな些細なことでも記録しておきたいというhibi_yuu先生の考えにより、漫画というより絵日記の要素が強いのが本書の特徴。キャラおにぎりへのダメ出しや、ハイハイでの全力疾走といった、何気ない、でも愛おしい一コマがたっぷり詰まっています。大変な育児を、柔らかなタッチのイラストとユーモラスなハッシュタグの文言で、コミカルかつ楽しげに見せてくれます。

兄妹の仲がいいのもまたかわいらしく、ほっこりした気持ちになります。また、冬や夏に持っていると便利なアイテムやファッション、パパをめぐる4コマなど、インスタグラムでは見られないコラムも充実。疲れた時に読む癒しアイテムとして、手元に置きたい一冊です。

『hibi家のムスコとムスメ』を試し読みする

周りを笑顔にする知的障害ママのハートフル育児漫画『だいすき!!~ゆずの子育て日記~』

『だいすき!!~ゆずの子育て日記~』書影

完結『だいすき!!~ゆずの子育て日記~』 全17巻 愛本みずほ / 講談社

軽度の知的障害を持ち、恋人を事故で失ったシングルマザー・柚子が主役の心温まる作品。障害ゆえに臨機応変な対応ができず、他人との関わり方もわからない柚子が、困難にぶつかり、たくさん失敗しながらも、娘のひまわりをゆっくりと育てていきます。メインテーマである「知的障害者の子育て」のほか、障害を持つ人の結婚や恋愛、その家族の悩みなど、取り上げているテーマはシリアス。しかし、いつもニコニコと屈託のない柚子の笑顔に救われ、安心した気持ちで読むことができるのはフィクション漫画ならではの魅力です。

ひまわりだけでなく、周囲の人間の成長ストーリーにも注目を。例えば主人公の柚子が、支援者の安西をはじめ、周囲のサポートを受けながら懸命に「お母さん」として努力する姿にホロリとします。また、柚子の家族やひまわりの友人などキャラクターが多数登場し、“障害者の子育て”を多角的な視点から考えさせてくれます。複雑な心理を優しいタッチとストレートなセリフで表現してくれているので、どのキャラクターにも共感できるはず。どんな場面にも家族や友人への愛があふれており、読み終わった後は、両親に、周囲の人々に、そして子どもに「だいすき」と伝えたくなる作品です。大学生になったひまわりを中心に描いた『ひまわり!! それからのだいすき!!』(講談社)も忘れずにチェックを。

『だいすき!!~ゆずの子育て日記~』を試し読みする

一人一人が尊い命を持っている……自閉症児をテーマにした育児漫画の白眉『光とともに…~自閉症児を抱えて~』

『光とともに…~自閉症児を抱えて~』書影

完結『光とともに…~自閉症児を抱えて~』  全16巻 戸部けいこ / 秋田書店

篠原涼子さん主演でドラマ化もされた名作です。愛する夫と幸せな生活を送っていた幸子の息子・光は、生まれつき人と関わることが苦手な自閉症。抱っこを嫌がる、呼びかけに応えない、いつまでも泣き叫ぶ……。自閉症の子どもを育てる難しさに加え、無関心な夫や無理解な姑、誰にも助けを求められない辛さや苦悩に苛まれながら、必死に光と向き合う幸子。次第に周囲の理解も得られるようになり、息子は名前の通り“光”のような存在に育っていきます。作者の戸部先生により綿密な取材に基づいて編み上げられたストーリーは、読み応え抜群。自閉症児への対応や周囲の反応が、非常にリアルかつ具体的に描写されています。残念ながら先生の病死により未完の遺作となってしまいましたが、最終巻には病床に遺されたネームや、今作に先駆けて発表された短編2作を収録。いずれも一人一人がかけがえのない存在だと気付かされる、尊い作品です。

『光とともに…~自閉症児を抱えて~』を試し読みする

予想外すぎるごっちゃんとの日々に爆笑必至!『ママはテンパリスト』

ママはテンパリスト 1

完結『ママはテンパリスト』 全4巻 東村アキコ / 集英社

東村アキコ先生と、おっぱい大好きな息子・ごっちゃんとの実録漫画。初めての育児で毎日テンパりまくりの東村先生が、日々発生するアクシデントや珍事を、おもしろおかしく描写しており、育児の息抜きにはもってこいの作品です。ごっちゃんの予想外の行動が、東村先生ならではの感性で表現されており、笑いをこらえていても思わず噴き出してしまうこと必至。子育て中の方が「ウチでもあったあった」「これ分かる!」「ウチの子もやりかねないなぁ」といった感想を抱くエピソードも多いはず。

第1巻のあとがきによると、東村先生は「育児に関するハウツー的な情報を一切描かない」と決め、「自分の子の観察日記」として本作を描いたそうです。だから、こんなにも理屈抜きで笑えて楽しめるのですね。細かいことは気にせず、ストレスを発散したいママさんに、おすすめの1作です。

『ママはテンパリスト』を試し読みする

育児の大変さに共感。ママにもパパにもおすすめ『たまご絵日記 新米かあちゃん奮闘記』

たまご絵日記 新米かあちゃん奮闘記

『たまご絵日記 新米かあちゃん奮闘記』 1~2巻 ナナイロペリカン / マイナビ

人気育児ブログ「たまご絵日記」がコミックエッセイ化。第4回すくパラブログコンテスト子育て部門最優秀賞も受賞した人気作です。

ナナイロペリカン先生は、育児について

「つい先日までただの若造だった人が いわば経験ゼロで社長に就任したようなもの」

と表現しています。子どもの命を預かる責任重大な仕事だけど、そもそもやったことがない……。だから毎日、プレッシャーに押しつぶされそうになるのです。

夜泣きでなかなか寝られない日々が続くなか、夫は隣ですやすや。

「育児もいいとこどりだよ まったく…」

の一言には、共感するママも多いのではないでしょうか?

本作はぜひ、夫婦で一緒に読んで、パパにも育児の大変さを実感してもらいたいところです。巻末の「とおちゃんから読者の皆様へ」は、パパなりの本音が垣間見えて、なるほどと気づかされるところもありますよ。

『たまご絵日記 新米かあちゃん奮闘記』を試し読みする

売れっ子漫画家のママと、イクメン主夫のパパ『おにぎり通信~ダメママ日記~』

おにぎり通信~ダメママ日記~ 1

完結『おにぎり通信~ダメママ日記~』 全3巻 二ノ宮知子 / 集英社

『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子先生が描く、ふたりの男の子の子育て日記。二ノ宮先生自身のダメママっぷりに焦点をあてています。育児への関わり方がイクメンのパパと対照的で、もはや子どもから見た立場が逆転しています。子どもを連れて授乳室に入った時には、「パパがいいーー!!」と泣き叫ばれる始末……。その光景はさながら、『のだめカンタービレ』の、ダメな「のだめ」と、できる「千秋」を見ているかのようです。

これを読んで、「育児ってこんな感じでもいいんだ」と、肩の力が抜けて安心する方もいらっしゃるのではないでしょうか。ちょっと変わってはいるけれど、一つの育児の形を知ることができる作品です。

『おにぎり通信~ダメママ日記~』を試し読みする

育児のタブーに切り込む!苦しむママの救いになる『ママだって、人間』

ママだって、人間

完結『ママだって、人間』 全1巻 田房永子 / 河出書房新社

話題作『母がしんどい』で、実母との苦しい関係を描いた田房永子先生。本作では、一児の母として、妊娠・出産・産後のリアルな姿や思いをつづります。まさに身を削って描いたようなこの作品、語られる言葉も刺激的で、グサグサ刺さったり、共感したり。

「私の人生はおとといで終わったんだ これからのマリオネットの生活が本当の人生なんだ」
「(『大変でしょ』とは)『母親は一種類のみ』って前提の言い回し」
「彼らと話してると息苦しくなった 彼らの話す『俺の奥さん』があまりにも都合がいい女だからだ」

このように、出産後に「母親」という枠にはめられた違和感が、田房先生ならではの言葉で表現されています。

時に笑いを挟みながら、鋭い視点で語られる本作ですが、最後の2ページであなたは涙してしまうかもしれません。夫婦のあり方を深く考えさせられる作品でもあります。

『ママだって、人間』を試し読みする

「抱きしめたい」その理由に涙がホロリ『ぎゅっと抱きしめたい 自閉症児こもたろのドタバタ成長記』

ぎゅっと抱きしめたい 自閉症児こもたろのドタバタ成長記

完結『ぎゅっと抱きしめたい 自閉症児こもたろのドタバタ成長記』 全1巻 moro / 主婦と生活社

アメブロの人気育児ブログ「moroの家族と、ハンドメイドと。」を元に書籍化された本作は、自閉症児の育児について、マンガとテキストでつづっています。作者の長男・こもたろ君の、あかちゃん時代から6歳までの成長過程を描いている本作は、一般の方が自閉症について知るためにも、読んでいただきたい作品です。

ほんわかした絵柄と雰囲気で話が進みますが、内容は自閉症の子どもとの接し方に日々奮闘するmoroさんの隠れた苦労や、周囲の自閉症に対する理解の温度差なども描かれており、考えさせられることも多いです。作品タイトルが「ぎゅっと抱きしめたい」なのはなぜか、その本当の理由は本編を読むと分かりますが、思わず涙腺が緩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

子育てそのものだけでなく、社会との関わり方という意味でも、学びの多い作品です。

『ぎゅっと抱きしめたい 自閉症児こもたろのドタバタ成長記』を試し読みする

育児のネガティブ妄想に共感して笑える『あかちゃんのドレイ。』

あかちゃんのドレイ。(1)

完結『あかちゃんのドレイ。』 全6巻 大久保ヒロミ / 講談社

「ドレイ」とカタカナで表記されているものの、よく見るとドキッとするタイトルの本作。中身も同様、きれいごとではない育児の実態についても触れていますが、「育児がこんなに大変だなんて思わなかった!」という思いが、おもしろおかしく描かれていることで、とても楽しく笑える漫画になっています。

「生まれたばかりの女王が統治する2LDKのヒヨコ王国」という設定が非常に面白いです。当然、国民(かつドレイ)はママとパパ。時折、隣国からジジババが貢ぎ物を持って訪れるのは、よく見られる光景ですよね。

「わたしはぜったい育児ノイローゼになる自信がある!!」と、基本的にネガティブ発想からスタートする大久保先生のエピソードには、子育ての苦労を感じているママにとって、共感するところも多いのではないでしょうか?

豊かで目まぐるしく変わる赤ちゃんの感情と、それに翻弄される母の様子は、冒頭でご紹介した笑える育児漫画『ママはテンパリスト』と通ずるものもありますが、育児に対してポジティブになりきれないお母さんたちには、この作品もぜひ読んでいただきたいです。

『あかちゃんのドレイ。』を試し読みする

男性必読!あの吉田戦車先生の育児が描かれた『まんが親』

まんが親(1)

完結『まんが親』 全5巻 吉田戦車 / 小学館

吉田戦車先生&伊藤理佐先生という、漫画家同士の結婚・育児を描いたコミックエッセイ。

吉田先生の代表作『伝染(うつ)るんです。』の、あのシュールな感じからは想像しにくいかもしれませんが、しっかりと吉田テイストを残しつつ、育児というテーマを男性目線・父親目線から描いた貴重な作品。イクメンは読むと共感することも多いのではないでしょうか。エピソードの端々からは、吉田先生の妻子に対する深い愛情も感じられます。

また、妻であり母でもある伊藤理佐先生のコラムも収録。女性・母親としての言い分や思いも同時に分かって興味深いですよ。

『まんが親』を試し読みする

西原理恵子先生の代表作!泣ける育児漫画『毎日かあさん』

毎日かあさん 1巻 カニ母編

『毎日かあさん』 1~14巻 西原理恵子 / 毎日新聞出版

人気漫画家・西原理恵子先生の実際の育児エピソードをもとに描かれた本作。その内容が評価され、文化庁メディア芸術祭賞(2004年)や手塚治虫文化賞(2005年)など、数々の賞を受賞し、実写映画化もされています。

日常の何気ないやりとりが笑いと共に描かれていますが、それぞれのエピソードから、西原理恵子先生がどれほどのパワーを子供たちから得て、どれほどのパワーを子供たちに与えているかをまざまざと見せつけられます。そして、4巻の最後に訪れる大きな出来事の際、西原先生が子供たちに対して表現した想いには、思わず目頭が熱くなります。

誰よりも子供を、家族を、しっかりと見つめている西原先生の愛情をひしひしと感じる作品です。

『毎日かあさん』を試し読みする

働くママから共感の声多数!『働きママン』

働きママン 1年生

『働きママン』 1~4巻 おぐらなおみ / KADOKAWA / メディアファクトリー

育児と仕事の両立に頑張るママたちの姿を描いたコミックエッセイです。保育園での予想外のトラブル、夫の協力度合い、同僚との関係など、働くママには悩みがたくさん。そんなママたちの共感を集める本作です。

登場するママも、とにかく日常に奮闘する「ガンバリママン」、すでに子供は高校生で子育ては一段落の「センパイママン」、面白くてしっかり者の「シッカリママン」、女手一つでたくましく育児をこなす「シングルママン」、外資系IT企業に勤め、仕事も育児も完璧主義の「カンペキママン」とバラエティー豊か。どのママンに共感を覚えるかは、読者であるあなた次第!

『働きママン』を試し読みする

最後に

もし、子育てに少し疲れてしまったり、孤独を感じてしまったりしたら、育児漫画で気持ちを切り替えてみてはいかがでしょうか。子どもに対する愛情や、子育ての喜びを再確認できたら、明日からの育児に、少し前向きになれるかもしれませんよ。

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